ジャンボット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 09:44 UTC 版)
「ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国」の記事における「ジャンボット」の解説
惑星エスメラルダに代々伝わる、伝説の宇宙船=A級スターコルベット・ジャンバードが変形する巨大ロボットで、自称・鋼鉄の武人。超高性能な人工知能・「ジャン」を搭載し、内部搭乗者との会話が可能。内部のブリッジには大型モニターや操縦者のトレースシステム、対侵入者用のバリア発生装置や、浴びた者の記憶を消す赤いエネルギー波を放つ記憶消去システムなどの設備が備わり、他にも寝室やジェネレーターがある。生真面目な性格だが、その使命に忠実すぎるがゆえにエメラナ姫を守るためとして、接触してきたランとナオの記憶を消そうとしたりするなど、やや融通が利かないきらいがある。戦闘時には、ナオの「ジャンファイト!」という叫びによって変形し、彼の動作をトレースしてアクションを連動してパワーを増幅する。グレンファイヤーからは、ジャンバード形態で初めて会ったのを機にしばしば「焼き鳥」呼ばわりされている。憤慨した時にはよく「無礼者!」と口にする。 ミラーナイトによって逃されたエメラナ姫を乗せて惑星アヌーに潜伏していた所を偶然ランとナオの兄弟と出くわし、そのまま彼らも同乗させることとなる。その後は二人の話のもとにバラージの盾を探して宇宙海賊の隠れ宙域や鏡の星を渡って行った。物語終盤ではベリアル軍のダークロプス部隊の転送を阻止すべくマレブランデスに特攻をかけ、ベリアルからウルトラゼロアイを取り返す。ダークゴーネとの戦いではエネルギーを奪われて戦闘不能に陥りかけるが、エメラナ姫がジェネレーターに飛び込んだことで再起動し、そしてナオをトレーサーに選んでジャンボットに変形、ダークゴーネを激しい戦いの末に撃破する。アークベリアルに対してはグレンファイヤーと共に陽動作戦を展開してゼロを支援する。戦いが終わった後にはミラーナイトやグレンファイヤーと共にウルティメイトフォースゼロに引きこまれる。 ジャンバードともども、円谷の特撮ヒーロー・ジャンボーグAを意識した設定・デザインとなっているが、オリジナルと比べてロボットらしさが強調されたデザインになっている。人間が作ったロボットという設定のため、人間に似せるために目を付けている。またジャンバードから変形してダークゴーネと戦うシーンで、原典のオープニング主題歌をアレンジしたBGMが流されている。 アップ用スーツはFRP製だが、アクション用のものは部分的に軟質の素材を用いている。頭部は粘土原型を3Dスキャンによりデータ化した上でディテールを追加し、それを立体出力するという手法で制作された。関節部はロボットらしく見えるよう蛇腹ではなく関節として機能するように見えるパーツ構成となっている。 ジャンボットのスーツは着用に30分ほどかかるとされる。スーツアクターの福島龍成は、動きが制限され重量もあるため思うように演技ができなかったと述べており、アクション監督のカラサワもジャンボットが最もアクションの変更があったと述べている。ダークゴーネに体当たりするシーンはスーツが壊れてもいいように最後に回され、実際にスーツが破損したという。
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