ジェームズ・A・ラベルとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 学問 > 宇宙百科事典 > ジェームズ・A・ラベルの意味・解説 

ジェームズ・A・ラベル

分類:宇宙飛行士


名前:ジェームズ・A・ラベル(James A Lovell Jr.)
性別:男
国名:アメリカ
生年月日:1928年3月25日(オハイオ州クリーヴランド)
所属宇宙機関:アメリカ空軍(USAF)
飛行実績:ジェミニ計画(ジェミニ7号/ジェミニ12号/タイタンII)、アポロ計画(アポロ8号/アポロ13号/サターンV)

ジェームズ・A・ラベルは、1965年12月15日打ち上げられジェミニ7号搭乗し、その11日後に打ち上げられた、ジェミニ6号とのランデブー成功しました。そして、ジェミニ計画としては最後打ち上げとなったジェミニ12号にも搭乗しドッキング日食観測宇宙遊泳おこないました。
その後アポロ計画にも参加しアポロ8号では史上初の有人周回飛行成功しました。しかし、その次に搭乗したアポロ13号では、宇宙船故障により月に着陸することができませんでした
アメリカ海兵学校ハーバード大学商学部大学院卒業。現在、イリノイ州レイクフォレストにあるラベル・コミュニケーションズという会社会長務めてます。

1.同じロケット衛星乗った宇宙飛行士はいるの?
ジェミニ7号(1965年12月)ではフランク・ボーマン同乗ジェミニ12号(1966年11月)では、エドウィン・オルドリン同乗しました
アポロ8号(1968年12月)ではフランク・ボーマンウィリアム・アンダースアポロ13号(1970年4月)では、フレッド・ヘイズ、ジョン・スワイガードが同乗しました

2.宇宙どのようなことをおこない、どんなことに成功しているの?
ラベル搭乗したジェミニ7号は、たびたびの故障により、発射延期になっていたジェミニ6号先行する形で、1965年12月4日打ち上げられました。ラベルたちは後から追いつく予定ジェミニ6号を待つ間に、多数医学実験おこないました。この実験なかには、のちのアポロ計画のためのものもありました。そして、ジェミニ6号とのランデブー訓練成功させ、12月18日帰還しました。
その次のフライトとなったジェミニ12号(1966年11月11日打上げ)では、同乗オルドリン宇宙船外作業をおこなったほか、ドッキング日食観測成功させましたオルドリン作業装備それまで経験に基づき改良し宇宙飛行士与え疲労少なくしたものでした。この飛行では合計3回、5時間30分の船外活動おこなったのち、11月15日帰還ジェミニ計画幕を閉じました。
2年後搭乗したアポロ8号(1968年12月21日打上げ)では、12月24日史上初の有人周回飛行おこない、月に112.6Kmまで近づきました。クリスマス・イヴのこの日、アポロ8号飛行士達は月を10周すると、「創世記」の一部交代読み地上メッセージとして送ってます。そして、147時間宇宙航行し12月27日回収船から4.6Kmのところに着水しました。
ラベル最後フライトとなったアポロ13号(1970年4月11日打ち上げ)では、月面(フラマウロ・クレーター付近)への着陸予定していましたが、発射から55時間54分後、電源用の酸素タンク爆発起こしたので、月着陸計画中止し帰還することになってしまいました。彼らは月着陸船アクエリアス救命船として利用し4月17日に無事帰還することができました

ジェミニ12号での宇宙飛行を終えたラベルとオルドリン
ジェミニ12号での宇宙飛行終えたラベルオルドリン

3.どれくらい時間宇宙飛んでいるの?
ジェミニ7号では330時間35分、ジェミニ12号では94時間35分の飛行おこないアポロ8号147時間1分、アポロ13号では142時間55分でした。

参考文献:的川泰宣飛びだせ宇宙へ岩波ジュニア新書、「日本世界宇宙ロケット衛星カタログ成美堂出版宇宙開発事業団・編「新版宇宙飛行士になるための本」同文書陰ケネス・W・ガトランドほか/佐貫亦男日本語監修世界宇宙開発旺文社



このページでは「スペース百科」からジェームズ・A・ラベルを検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からジェームズ・A・ラベルを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書からジェームズ・A・ラベルを検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ジェームズ・A・ラベル」の関連用語

ジェームズ・A・ラベルのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ジェームズ・A・ラベルのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
JAXAJAXA
Copyright 2024 Japan Aerospace Exploration Agency

©2024 GRAS Group, Inc.RSS