see you
「see you」とは、「じゃあね」や「またね」などの意味があり日常でもビジネスでも別れ際の挨拶としてよく用いられる英語表現である。
「see you」とは・「see you」の意味
「see you」とは、「じゃあね」「またね」という意味の英語表現である。「I will see you」や「I will be seeing you.」の略語。明日や後日など、いつかまた会うことを想定した表現であり、再会の時期がわからない場面でも使用できる。「see you」は、再開を果たした場面でも「Nice to see you.(また会えて嬉しいよ。)」のように表現できる。人と会った場合、初対面では「Nice to meet you.」、すでに面識がある場合は「nice to see you」が一般的である。いつ再開できるかわからないが、会えるのを願っている意味として「I hope to see you.(きっとまた会いましょう)」ようにも表現できる。「see you」を使った言葉では、「see you again」も「また会おう」という意味として使用できる。ただし、二度と会えない永遠の別れの際に用いたり、もう会えないかもしれない相手に使用したりする重い言葉である。さらに「See you again」の略語には「Cya」があり、「じゃあね」「またね」といった意味で使用される。「Cya」には「二度と会えない」といった重いニュアンスはなく、SNS上やメールでのやりとりの結びの挨拶としてよく使用される。また「I see you」は、「君が見えるよ」「君を見ているよ。」という意味があり、「あ、君だね」などのニュアンスで使用される。アルバムの写真などを見て、指をさしながら「あ、これ君だね」のような使い方ができる。「want to」と組み合わせて「I want to see you.(あなたに会いたいよ。)」という表現もできる。
「see you」と言われた場合の返し方は、基本的に「オウム返し」で問題ない。相手に「see you later(また後でね)」と言われた場合、「see you later」と返す。再開する日時がわかっているときは、「see you later」に対して「see you then」と返しても良い。また、「see you」以外にも「see you later」対して、「take care(気をつけてね)」と返す表現もある。
「see you」と「goodbye」の違い
「see you」と「goodbye」の違いは、「また会うことを想定しているかいないか」である。「see you」は「また会おう」という意味で用いられるが、「goodbye」は「(もう会うことはない)さようなら」というニュアンスで使用される。「goodbye」は、離別・告別の悲観的なシーンでも用いられ、別れを告げるニュアンスが含まれる。別れ際に「goodbye」を使用すると、相手に「もう会いたくない」「二度と会わない」と思われることもある。ただし、「goodbye」も「see you」同様「今日はここまで(また明日)」というニュアンスで気軽に使用する場合もある。
「see you」の語源
「see you」の語源は、「see」がゲルマン祖語「sehwana(見る)」、「you」が「yu(あなた達)」である。「sehwana」が古期英語の「seon(見る)」になり、「see」に派生した。一方「you」は、「yu」が「 izwiz(あなた)」になり、古期英語の「iow(あなた)」から派生した。「ye(なんじら)」も「you」と同じ語源を持つ。「see you」の発音・読み方
「see you」の発音・読み方は、「siːjʊ」である。「you」は「弱形」であるため、発音する際は強く言わないのが特徴で、発音記号で表記すると「jə」のようになる。「see you」は日常会話では「see ya」と省略されることがあり、その場合の発音は「siːjə」である。「see you」の類語
「see you」の類語としては、「Bye(じゃあね)」「Bye for now(またね)」「Goodbye(さようなら)」が挙げられる。「Bye」「Bye for now」は、親しい友人などに対して気軽に使えるカジュアルな表現で、「Goodbye」は二度と会えないような相手に使用する。仕事や学校が終わった嬉しさを表現する際に使用する「I’m off(じゃあ、またね)」や、より砕けた表現の「I’m out(じゃあ、またね)」などもある。「see you」の使い方・例文
「see you」の使い方・例文としては、「see you later.(また後で)」「see you soon.(もうすぐ会いましょう)」「see you then.(そのときに会いましょう)」「see you around.(また会えたらいいね)」などが挙げられる。「see you later.」は、合う日時が決まっていてもいなくても使用できるフレーズで、「see you soon.」はよりフォーマルな表現である。「see you then.」は、相手と会う日時が決まっている場合に使用する。また、「see you」の後に会う日時を言うことで、「See you Tomorrow.(明日会いましょう)」「See you next Monday.(来週の月曜日に会いましょう。)」と、いつ会うかを特定できる。シーユー
シーユー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/24 07:36 UTC 版)
シーユー(泰: ซีอิ๊ว、sii-íu)は、タイの大豆を原料とした液体調味料。ソイソースの一種である[1]。潮州語の「豉油」(si7 iu5)に由来する。
種類とブランド


シーユーは下記の4種類に分類される[1]。
- ライト:シーユーカオ(Sii-íu kǎao, 泰: ซีอิ๊วขาว)と呼ばれ、「白いソイソース」を意味する。他のタイプのシーユーのベースとなる。
- ソルトダーク:シーユーダムケム(sii-íu dam khem)と呼ばれ、「塩味の黒いソイソース」を意味する。甘味が少なく、市場シェアは非常に低い。シーユーカオの発酵を進めて作る。
- ダーク:シーユーダム(sii-íu dam, 泰: ซีอิ๊วดำ)と呼ばれ、「黒いソイソース」を意味する。軽いなシーユーカオに甘味料などを加えて味や粘性を調整する。
- スイート:シーユーワン(sii-íu wǎan, 泰: ซีอิ๊วหวาน)と呼ばれ、「甘いソイソース」を意味する。主原料の廃糖蜜にシーユーカオを加えて作り、甘味付けなどに使われる。
この中では、シーユーカオが最もよく使われている[1]。
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シーユーカオ
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シーユーダム
タイにおけるソイソースは、自然発酵によって作るシーユーの他に、大豆の酸加水分解によって作るソースプルンロット(Soos Prung Rot)、この両者を組み合わせた半化学的製法のシンシキショーユがある[1]。ソースプルンロットにはヤン・ウォー・ユンのヘルシーボーイやネスレのマギーソースなどがあり、シーユーより安価なこともあって市場シェアは高い[1]。シンシキショーユは日本語が語源となっているが、日本農林規格の新式醸造(混合醸造方式)とは作り方がやや異なり、2014年の段階では生産は実験段階となっている[1]。
ソースプルンロットや、大豆ペーストであるタオチオ(Taochiao)なども含めたソイソースの、2014年におけるタイプ別およびブランド別市場シェアは右図の通りとなる[1]。ソイソースでは、下記の6社の6ブランドが全体の94%以上を占めている[1]。(ヘルシーボーイなど、同一ブランドでシーユーカオ、シーユーダム、ソースプルンロットなどを出しているものもある。)
- ヤン・ウォー・ユン:ヘルシーボーイ
- トラ・メクルア:メクルア
- グアン・チャン・フード:ゴールデンシップ
- ネスレ:マギー
- タイ・ティパロス・フード:ゴールデンマウンテン
- ユニバーサルフードPCL:UFC
特にグアン・チャン・フードとヤン・ウォー・ユンは早くから日本や台湾のソイソース製造装置を輸入し、20世紀末には両社で約50%の市場シェアを占めていた[2]。このほか、タイでチェーン店を展開している8番らーめんの影響などもあって日本メーカーの醤油も販売されているが、市場シェアは1%未満である[1]。
製法
伝統的な製法では、主原料である大豆を1-2時間ほど浸水させ、17時間ほどかけて煮る[2]。煮た大豆を小麦粉(または米粉)と7:1の比率で混合して初期水分量を55 wt%に調整する[2]。ここに発酵のスターターとして既存のシーユーから採取したニホンコウジカビの株を加え、40-48時間ほど発酵させる[2]。
発酵した麹と塩分濃度22-25%の食塩水を甕に入れ、塩分濃度が18-21%となるようにする[2]。このもろみを攪拌し、酵母Saccharomycopsis rouxiiにより3-6カ月さらに発酵させたのち、液体部分を分離・ろ過したものがシーユーカオとなる[2]。また、残った固形分は大豆ペーストのタオチオ(Taochiao)となる[2]。
現代的な製法では原料の大豆を圧力釜で熱処理し、加水分解のための時間が2.5時間に短縮され、最終的な水溶性タンパク質の含有量も増加している[3]。また、スターターとしてコウジカビを使用して醗酵室の温度や湿度も管理することで、発酵がより安定するようになった[3]。
用途
タイ料理を構成する味の要素としては「酸味、甘味、塩味、油脂味、辛味」の5つと香りがあるとされ、うま味や苦味は重視されない[4]。このため、シーユーにもうま味はあまり求められず、香りを加えて他の調味料のバランスを整える役割を担うことが多い[4]。
シーユーを用いる代表的なタイ料理としては、たとえばパッタイの味付けにナンプラーとともに使用される[5]。中華系のグンオップウンセン(エビと春雨の炒め物)やパックブンファイデーン(空心菜炒め)などの料理では、オイスターソースと合わせて使われている[5]。
パッタイ以外の麺料理ではクァイティオを炒めたパッシーイウや、汁麺にしたクァイティオ・ナームなどの味付けに使われる[5]。また、ソルトダークタイプのシーユーダムケムは、特にパットガパオなどに用いられる[5]。
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パッタイ
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パックブンファイデーン
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パッシーイウ
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クァイティオ・ナーム
脚注
参考文献
- 福留奈美「日本におけるアジアのソイソース利用」『FOOD CULTURE』第27号、キッコーマン国際食文化研究センター、2017年、14-23頁、NAID 40021222713。
- 福留奈美「フィリピン、タイ、ベトナムにおけるソイソースの利用」『FOOD CULTURE』第25号、キッコーマン国際食文化研究センター、2015年、14-21頁、 NAID 40020484091。
- Current status and options for biotechnologies in food processing and in food safety in developing countries (pdf). FAO International Technical Conference; Agricultural biotechnologies in developing countries. English: 国際連合食糧農業機関. 1 October 2010. pp. 1–37. FAO_conference. 2022年9月19日閲覧。
- Thawatchai Mongkolwai; Apinya Assavanig; Chutima Amnajsongsiri; Timothy W. Flegel; Amaret Bhumiratan (1997). “Technology transfer for small and medium soy sauce fermentation factories in Thailand: a consortium approach”. Food Research International (ELSEVIER) 30 (8): 555-563. doi:10.1016/S0963-9969(98)00033-7 .
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