クリスチャントゥデイをめぐる2019以後の動向
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 06:50 UTC 版)
「クリスチャントゥデイ」の記事における「クリスチャントゥデイをめぐる2019以後の動向」の解説
2019年9月、韓国クリスチャントゥデイは「本紙と本紙設立者張在亨牧師の疑惑がすべて解消されたことが主要教団と連合機関によって再確認された」としたが、前年に大韓イエス教長老会統合総会はクリスチャントゥデイを依然「異端擁護メディア規定」であると再確認し、それは撤回されていないので大韓イエス教長老会統合においては有効。 同月、韓国クリスチャントゥデイは「CCIKの崔グィス事務総長は韓国長老会総連合会のソン・テソプ代表と共に8月末に訪米した際には、合同福音教団の張シファン総会長とソ・イルグォン事務総長の斡旋で張在亨牧師が奉職するワールドオリベットアッセンブリー(WOA)本部も訪れ、張牧師と歓談する時を持った」と写真入で報じた。また同じサイトで、「(2012年に張在亨に関係禁止決議をした)高神教団は2015年9月の第65回定期総会で『張在亨牧師の所属の合同福音教団から送られた張在亨牧師に対する関係禁止事案取り下げの要請案件を受けることにした』とする擬似キリスト教研究委員会(当時朴スマン委員長)の報告をそのまま受け入れ事案を終結させた。高神教団にはこの事実を同委員会の議事録と総会資料集をもって確認させていただいた」と報じた。 クリスチャントゥデイは2019年12月3日、「2018年12月に韓国のNews N Joy(ニュースアンドジョイ)が報じた異端疑惑の証拠とされる聖書講義のノートを、異端カルト110番編集長の中橋祐貴氏が自分で書いたと述べ事実上の捏造であったことを認め、また中橋氏の『ノート捏造』を問題視する牧師のブログの記事にコメントする形でNews N Joyの取材の席には根田祥一氏も同席していたことを認めている」と報じた。 2020年2月、張在亨関連団体である韓国オリベットアッセンブリーが韓国教会連合(CCIK)に加盟した。CCIKの崔グィス事務総長はニュースアンドジョイのイ・ヨンピル記者がこの件をインタビューしたのに対し、「問題になる要素がないと思う」「日本でも異端問題の暴露が出されたが、個人的には陰謀的に見える」と語った。 7月、韓国クリスチャントゥデイが創立20周年記念に作成した動画には、韓国教会連合(CCIK)会長、大韓イエス教長老会合同総会長、大韓イエス教長老会高神総会長などが祝辞を寄せている。 ウェスレアン・ホーリネス教団は2020年7月3日に開催した臨時総会において、クリスチャントゥデイ特別調査委員会による調査の結果「クリスチャントゥデイに社に認められる一連の疑惑を払拭することが出来なかった」として、同委員会から同社との距離を置くとの見解が示され、包括団体である教団として同委員会の見解を承認した。調査委員会の見解が淀橋教会などの賛成を得られない形で承認されたのに対しクリスチャントゥデイは同月23日、「最近の根田祥一氏の活動を見ていると(中略)本紙に対する魔女狩りに勤しむようになった」「最近も自身の意を汲む者を介して本紙元会長峯野龍弘の所属教団(ウェスレアン・ホーリネス教団)に分裂を引き起こした」と報じた。 2019年2月より、「ダビデ牧師と共同体を考える会」と題するブログにおいて、匿名者により「脱会者による証言」として共同体の中での体験とする投稿がなされていた。2020年1月頃、同ブログは削除された。クリスチャントゥデイは2020年7月23日、「本紙は現在、異端からの脱会者を名乗る人物らの証言と称し事実無根の誹謗中傷を掲載した匿名ブログの運営会社に対して情報開示請求裁判を行っている」と報じ、クリスチャントゥデイ社が「ダビデ牧師と共同体を考える会」ブログの運営会社であるniftyに対して、同ブログの情報開示請求裁判を行っていることを明らかにした。 2021年2月16日、韓国教会連合(CCIK)は揚州市エバーグリーン教会においてCCIK執行部や会員教団総務など60余名が参加して研修会を行なった。大韓イエス教長老会合同福音教団のソ・イルグォン事務総長がCCIKのメディア出版委員長として広報の働きを担ったことがCCIKのサイトにおいて報告されている。 クリスチャントゥディ創立者の張在亨(ダビデ張)は2009年、「統合」により「張氏を再臨主として受けとめた証言が多く、彼の言葉を信頼することができない」として、「鋭意注視」、「警戒」の決議を受けている。2009年と2013年には、「合神」により「張在亨に真正性がない」として「参与及び交流禁止決議」、2012年には「高神」から「関係禁止」の異端規定を受けている。なお、「統合」とは大韓イエス教長老会統合総会(教会数8,731)、「合神」とは大韓イエス教長老会合神総会(教会数896)、「高神」とは大韓イエス教長老会高神総会(教会数1,840)を指す。高神は2015年の定期総会で異端規定を解除した。統合・合神の異端規定は解除されておらず有効。 韓国クリスチャントゥデイは、異端規定を出している統合・合神も加盟する連合機関UCCK(韓国教会総連合)に対して2020年頃から積極的な取材を行うようになり、2021年もそれを継続している。2022年1月6日、韓国クリスチャントゥデイはUCCK代表で統合教団代表であるリュ・ヨンモ牧師を取材し、メッセージを掲載した。
※この「クリスチャントゥデイをめぐる2019以後の動向」の解説は、「クリスチャントゥデイ」の解説の一部です。
「クリスチャントゥデイをめぐる2019以後の動向」を含む「クリスチャントゥデイ」の記事については、「クリスチャントゥデイ」の概要を参照ください。
- クリスチャントゥデイをめぐる2019以後の動向のページへのリンク