ギリシア語版フィシオロゴス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/01 07:29 UTC 版)
「フィシオロゴス」の記事における「ギリシア語版フィシオロゴス」の解説
残存する最古のギリシア語版は10世紀に複写され、現在はニューヨーク、ピアポント・モルガン図書館蔵の「モルガン写本397」(10 – 11世紀、グロッタフェラータ修道院、イタリア)の中に収められている。この写本には挿絵がなく、挿絵のある最古のギリシア語版のスミュルナ古写本は1100年頃に作られ、1922年に焼失した。以下に様々なギリシア語版フィシオロゴスの双書の内容を示す。 第1章 ライオン 第2章 トカゲ 第3章 カラドリオス(病人の生死を見抜く幻鳥) 第4章 ペリカン 第5章 ミミズク 第6章 ワシ 第7章 フェニックス 第8章 ヤツガシラ 第9章 オナガー 第10章 ウィペラ(ドラゴンの一種) 第11章 ヘビ 第12章 アリ 第13章 オノケンタウロスとセイレン 第14章 ハリネズミ 第15章 キツネ 第16章 ヒョウ 第17章 アスピドケローネ(鯨または大亀に似た海の怪物) 第18章 ヤマウズラ 第19章 ハゲタカ 第20章 ミュルメコレオ(顔はライオンで、首から下はアリの怪物) 第21章 イタチ 第22章 モノケロス(ユニコーン) 第23章 ビーバー 第24章 ハイエナ 第25章 ワニとヒュドロス(四肢を持つヘビまたは無肢のヘビの怪物。ワニの腹を食い破る) 第26章 マングース 第27章 ハシボソガラス 第28章 キジバト 第29章 カエル 第30章 シカ 第31章 サラマンダー(火の中に棲むトカゲに似た怪物) 第32章 ダイヤモンド(牡ヤギの血によってのみ溶かせると言われていた) 第33章 ツバメ 第34章 両手利きの樹(インドの木の一つで、ハトを引き寄せ、ドラゴンを嫌がらせる。イチジク科のバニヤン樹だと言われている) 第35章a. ハト b. ハヤブサとハト c. ハト 第36章 アンテロープ 第37章 火打石 第38章 磁石 第39章 セラ(翼を持つ巨大な海の怪物。魚の尾、コウモリまたは鳥の翼、ライオンの頭を持つ) 第40章 トキ 第41章 ドルカス(シリアやアフリカに生息するドルカスガゼル(Gazella dorcas)だと言われる) 第42章 ダイヤモンド 第43章 ゾウ 第44章 瑪瑙と真珠 第45章 オナガーとサル 第46章 インド石 第47章 アオサギ 第48章 イチジク 第49章 カッコウ 第50章 ヒッポカンポス 第51章 グリフォン 第52章 クジャク 第53章 ミツバチ 第54章 コウノトリ 第55章 アスピス(コブラに似た音楽狂の小型のドラゴン。音楽が聞こえると、片方の耳を地面に押し当て、もう一方の耳には自らの尾を突っ込んで音楽が聞こえないようにするという) 第56章 キツツキ 第57章 ゴルゴン(蛇髪の三姉妹の怪物) 第58章 ノウサギ 第59章 オオカミ 第60章 ワニ 第61章 イノシシ 第62章 ダチョウ 第63章 オウム 第64章 キジ
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