キハ53形500番台とは? わかりやすく解説

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キハ53形500番台(501 - 510)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 04:35 UTC 版)

国鉄キハ56系気動車」の記事における「キハ53形500番台(501 - 510)」の解説

キハ53 504札幌 キハ53 509釧網本線 標茶 1986年苗穂工場釧路車両所五稜郭車両所キハ56形両運転台化改造したものである。形式的にキハ45系一般形グループのキハ53形500番台に区分されたが、本来のキハ45系とは全く無関係である。 国鉄末期当時、1両単行での運転が可能な北海道用強力形気動車存在しなかったことから、北海道では急勾配路線でも、普通列車についてはキハ22形40形など低出力の1エンジン1軸駆動車で無理をして運転されるケース多かった辛うじて登坂できたが、著し鈍足免れなかった)。更に北海道特有の事情として冬期降雪時には排雪抵抗が増すため、1両で充分な輸送量しかない赤字ローカル線でも、冗長性確保のため1エンジン2両編成上で不経済な運用がしばしば行われていた。その改善策として2エンジン・2軸駆動キハ56形両運転台化改造したのが当形式キハ53形の当区分番台500番台である。 改造内容を以下に示す。 種車キハ56形車体から運転台反対連結面側を切断し廃車になったキハ5627形から切断流用した運転台接合し両運転台化。502接合運転台は、下部の裾絞り車体断面形状が、2次車の曲絞り異な1次車キハ27 2から切り取った運転台部分為に接合部下部の裾曲げ腰高で直折り異なり微妙なずれが生じている。また前部標識灯が100mmづつ両側から内側寄っていたり、其の下の通風孔位置手摺り長さ等の初期製造車輌の形状唯一遺していた。 接合運転台側へ新たにデッキから出入りするタイプトイレ設置トイレ側面座席ロングシート変更し 吊革設置屋根上水タンク車室内に移設504 - 506除き車体側面キハ40形100番台同様の露出雨樋縦管を設置当初旭川運転所釧路運転所(現・釧路運輸車両所)に配置され根室本線急行「ノサップ」では単行使われたほか、名寄本線直通急行大雪」・宗谷本線急行宗谷」「天北」「サロベツ」・根室本線急行狩勝」の増結車運用にも投入されたが、早期普通列車専用となったJR化後深名線札沼線末端区間などの閑散ローカル線において、多く単行(1両)で運用された。 老朽化深名線廃止札沼線末端区間キハ40形400番台投入によるワンマン運転開始に伴いワンマン化改造施工のまま1996年までに全車廃車となった。また塗装最後までクリーム色4号赤11号急行色で運用された。 キハ53形車番改造種車運転台供出改造施工キハ53 501 キハ56 14 キハ27 37 苗穂 キハ53 502 キハ56 15 キハ27 2 釧路 キハ53 503 キハ56 19 キハ27 22 五稜郭 キハ53 504 キハ56 40 キハ56 20 五稜郭 キハ53 505 キハ56 47 キハ27 52 苗穂 キハ53 506 キハ56 113 キハ56 46 苗穂 キハ53 507 キハ56 120 キハ27 39 五稜郭 キハ53 508 キハ56 121 キハ27 21 五稜郭 キハ53 509 キハ56 139 キハ27 33 釧路 キハ53 510 キハ56 34 キハ56 17 釧路

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