キハ40形400番台
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 06:51 UTC 版)
「国鉄キハ40系気動車 (2代)」の記事における「キハ40形400番台」の解説
1996年に札沼線石狩当別 - 新十津川間のワンマン化と、同区間で運用していたキハ53形500番台の老朽化による置き換えのため、キハ40形700番台2両を改造したものである。 キハ53形500番台は閑散ローカル線での1両運行実現と降雪時の排雪抵抗増に対応するためにキハ56から改造された両運転台・2機関車であった。それを置き換える本番台は必然的に大出力化が求められ、ほぼ同時期に改造されたキハ143形と同様にキハ150形気動車の駆動システムを基にして、それまでの改造車よりもさらに強力な動力装置を搭載しているのが特徴である。機関はN-DMF13HZD (450 PS / 2,000 rpm) 、変速機は直結2段式のN-DW14Cとキハ143形と同じ組み合わせを採用し、キハ40標準型の2倍強の出力を得た。台車はキハ143形と違い改造前のものを流用しているが、出力増大に伴い動力台車は2軸駆動に改造され形式名がN-DT44Bとなっている。また、デッドマン装置に代えて緊急列車停止装置を搭載した。冷房装置は搭載していない。外観上は客用扉を萌黄色として区別している。本番台は、2020年の札沼線非電化区間の廃線以降は定期運用はなく、予備車扱いとなっている。 車両形式車両番号種車落成日改造落成配置現行配置・処遇転属・除籍日最終配置備考キハ40形 400番台 キハ40-401 キハ40-769 1996年3月6日 苗穂 苗穂 苗穂 キハ40-402 キハ40-770 1996年3月11日 キハ40 401(2007年6月5日 札沼線)
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