キハ40形350番台
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 06:51 UTC 版)
「国鉄キハ40系気動車 (2代)」の記事における「キハ40形350番台」の解説
日高本線でキハ40形700番台を置き換えて使用されていたキハ130形が車体構造が原因で早期に老朽化したため、これの置き換えのために1998年から1999年(平成11年)にかけてキハ40形700番台10両を改造して再投入したもので、愛称は「優駿浪漫」である。 キハ130形時のダイヤを維持するため機関をN-DMF13HZB (330 PS / 2,000 rpm) に換装して出力を増強し、落ち葉などによる空転対策のため砂撒き装置を台車に装備している。学園都市線用の300番台とは異なり車内の改造は行わず、冷房装置も搭載されていないが、外板塗装は白地に青とピンクを配した独自のものに改められている。 基本的に日高本線の列車で使用されていたが、2015年以降における同線の一部区間不通・バス代行に伴い室蘭本線など近隣線区でも運用されていた。 2019年5月31日付で、352・360が廃車。残った8両も、2021年(令和3年)3月13日のダイヤ改正より苫小牧運転所に配置されたH100形に置き換えられ、廃番台となった[要出典]。 車両形式車両番号種車落成日改造落成配置現行配置・処遇転属・除籍日最終配置備考キハ40形 350番台 キハ40-351 キハ40-718 1998年7月8日 苗穂 苫小牧 廃車 2021年3月31日 苫小牧 キハ40-352 キハ40-713 1998年7月18日 五稜郭 2019年5月31日 キハ40-353 キハ40-717 1998年9月1日 苗穂 2021年3月31日 キハ40-354 キハ40-753 1998年9月30日 五稜郭 キハ40-355 キハ40-710 1998年12月11日 キハ40-356 キハ40-728 1998年12月11日 苗穂 キハ40-357 キハ40-743 1999年6月23日 キハ40-358 キハ40-719 1999年9月27日 キハ40-359 キハ40-731 1999年10月22日 キハ40-360 キハ40-794 1999年11月9日 2019年5月31日 キハ40 357(2008年3月2日 日高本線鵡川駅) キハ40 356(2018年9月2日 室蘭本線・石勝線追分駅)
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