カレム航空機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/21 14:09 UTC 版)
「統合多用途・将来型垂直離着陸機計画」の記事における「カレム航空機」の解説
TR-75 重ティルトローター戦術輸送機 [[|290px|JMR-Heavy( 重量級 )と JMR-Ultra( 超・重量級 )の機能を併せ持つ同社独自の Joint Heavy Lift ( JHL , 統合 重・垂直離着陸機 )]]JMR-Heavy( 重量級 )と JMR-Ultra( 超・重量級 )の機能を併せ持つ同社独自の Joint Heavy Lift ( JHL , 統合 重・垂直離着陸機 ) 用途:軍用機(輸送機、空中給油機、早期警戒機( AEW )、早期警戒管制機( AWACS )ほか) 分類:重・ティルトローター機 設計者:カレム航空機 , BAE システムズ , ロックウェル・コリンズ 製造者:カレム航空機 , BAE システムズ , ロックウェル・コリンズ 運用者:アメリカ空軍 アメリカ海軍 運用者 アメリカ陸軍 初飛行:2017年(予定) 運用状況:開発中 表示 カレム航空機は、TR36TD 技術概念実証機(デモンストレーター)に指定された「速度適合最適化・ローター傾斜器」( Optimum-Speed Tilt Rotor , OSTR )の設計の提案とは別に、民間機市場で「ボーイング737」の第三世代型であるB-737 ( -600/-700/-800/-900)の後継機を重・ティルトローターで代替する「スカイトレイン計画」 で提案と試作設計を検討中の機種を陸軍のみならず、米空軍と米海軍にも逆提案しており、これらは " Joint Heavy Lift " ( JHL , 統合 - 重・垂直離着陸機 )と区分される。 他社にはない最大の特徴はその機体規模で、 C-130J スーパー・ハーキュリーズやエアバス A400M アトラス よりも大きい。また当初より空中給油機 やアメリカ海軍が使用した早期警戒機( AEW )であるEC-121 ウォーニングスターや、米空軍で2017年現在も運用されているE-3 セントリーのような早期警戒管制機(AWACS)の派生型が設計段階から考慮されており、他社の提案とは機体規模や機能面からみても特異(Unique)な内容となっている。 なお、この区分のティルトローター機は前例が無いため、他の区分と異なり現在の固定翼中型輸送機(C-130J スーパー・ハーキュリーズ, エアバス A400M アトラス)を退役させることは考えられておらず、固定翼中型輸送機と統合 - 重・垂直離着陸機(JHL)は並行して機体寿命が尽きるまで運用されることになる。 一方で、米陸軍の「統合多用途 (Joint Multi-Role, 略語:JMR )」 計画に対しては、本機の構成を小型化・軽量化したものを適用することが予定されている。 カレム航空機によれば、このティルトローター航空機は 性能向上のための最適速度の獲得技術。 既存の貨物航空機よりも効率的な巡航飛行。 開発、取得、運用に手頃な価格。 M2ブラッドレー歩兵戦闘車 ( M3 ブラッドレー騎兵戦闘車 ) および ストライカー装甲車( LAV-III )の積載及び空輸が可能。 将来のティルトローター戦術輸送機の他社( ベル・ヘリコプターなどを想定 )競合に対する、高い存続可能性。 高速巡航能力 - マッハ0.65+ / 330 ノット以上 ( 330+ knot )。 13,716 m ( 45,000 ft. ) の巡航飛行維持高度 と与圧貨物区画( 加圧キャビン ) 柔軟性のある運用が可能な大容量の空中給油機 - ヘリコプター、爆撃機、武装を搭載した状態のままの戦闘機に対する安全な陸上または海上の条件を問わない空中給油能力 。 高温・高地における地面効果外での垂直離着陸と空中静止(ホバリング)能力 - 運航重量( operating weight )にて双発のうち、片方のエンジンが完全に機能しない条件でも左記の飛行能力を保証。 36トンの積載量 ( 高温・高地における装甲戦闘車両を積載状態での長大な戦闘輸送半径 )。 世界展開能力 ( 24時間で世界中のいかなる地域にも軍隊を展開可能 )。 従来の「固定翼・中型貨物輸送機」に匹敵する機体規模と能力。 を実現する設計であると説明されている。
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