オービエ・クレア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/13 15:01 UTC 版)
「氷結鏡界のエデン」の記事における「オービエ・クレア」の解説
地上から上空1万メートルに位置する浮遊(ふゆう)大陸にして、この世界の名称。巨大な大陸と、無数の浮遊島(ラグーン)によって形成される。すべては1000年前から巫女たちが唱える結界系沁力術式『氷結鏡界(ひようけつきようかい)』によって支えられ、人はこの中でしか生活することができない。 浮遊大陸自体は以前から存在したが、1000年前に氷結鏡界が張られる前は盛んに幽幻種が侵攻し、人々を襲っていた。 また、単一民族ではなく、様々な民族が混在する多民族地域である。 いくらかの区分けされており、『天結宮』を中心に外側へ向かって、『居住区』『自然区』『生態生育野(ビオトープ)』の3つ地区がある。 沁力が発達する中で、航空機やスーパーコンピューターなど、科学技術も発展している。 天結宮(ソフィア) 浮遊大陸オービエ・クレアの中心に聳え立つ塔で、最上階は291階。 氷結鏡界を支える中心であり、そのための巫女や護士を養成する護法院。 階級順に護士候補生⇒正護士⇒錬護士⇒千年獅と、巫女見習い⇒巫女の隊員約1200人と、備品の管理や彼らを補佐する職員およそ1万人で組織されている。 塔制局、沁理局、総務局、機工局、環境局、護法院などの機関がある。 実は天結宮の頂上と穢歌の庭は繋がっており、第九鏡面までのエデンと足して、300階になる。結界の巫女 オービエ・クレアを守る氷結鏡界に祈りを捧げる巫女のこと。皇姫(おうひ)サラを筆頭に序列1位から5位までの計6人のことを指す。基本的に皇姫サラを除く5人のうち2人が結界の巡回を、残る3人と皇姫が結界を支えている。 巫女見習い(みこみならい) 名前の通り、巫女の見習いのこと。一般人の中から選ばれる。天結宮の正式な隊員の証であり、巫女に続く階段でもある階級。 千年獅(せんねんし) 結界の巫女につく専属護衛。錬護士の中から巫女の信頼が最も厚い者が選ばれる。皇姫の護衛は主天と呼ばれる。 錬護士(れんごし) 天結宮の護士の中でも精鋭が集まる階級。千年獅とほぼ同等の実力を有す。3年前、シェルティスがレオンと共に上り詰めた階級でもある。 正護士(せいごし) 天結宮の正式な護士で、巫女見習いと同じ階級。数年前まで正護士に選ばれるための制度は実績と実力のみが物を言うものであったが、制度が変更され、緊急時に部隊で協力できる護士が選ばれるようになった。 護士候補生(ごしこうほせい) 正護士になる前の階級。正式な天結宮の隊員でもない一番位の低い階級であり、一般人の中から立候補で選ばれる。 制度が変更され、現在は「褒賞システム」と呼ばれる制度を採用している。任務などをこなし、褒賞ポイントを一定の量まで溜めることで正護士になることができる。 統政庁(とうせいちょう) 一般的な行政を司る組織。国民の支持が天結宮ばかりに集中することを快く思っておらず、かねてから折り合いが悪い。 物事の全てを記録する、ミクヴァの緋眼を所有。ミクヴァの緋眼(ミクヴァのひがん) この世で起こったすべての出来事を記録する赤く、卵のような形をしたもうひとつの不完全神性機関。イリスは製作者が同じであるため完全適格者であり、中身の記録を観覧・改変することが出来る。黒猫などは不完全適格者で一部の記録を観覧できる。 天の車 統政庁に属する3人の特務部隊。天の車の一人がミクヴァの緋眼が保存される部屋へ続く回廊を守っている。 異篇卿(いへんきょう) 氷結鏡界にかわり、ノイエとノエシスによる重層世界『楽園幻想』を確立させようとしている機関。計画成就の為、天結宮・統制庁側とは敵対している。階位を持つ6名と補佐1名で構成された小規模な組織ではあるが、各々の実力は相当高い。 民族・種族 ネルの民 浮遊大陸に住む民族のひとつ。非常に臆病で警戒心が強い一方で、数学などの分野に秀でている。 コーの流民 優れた動体視力と運動能力という長所を持ち、その一方で、肉体は暗緑色の鱗に覆われた肌。その多くは肌を見せることを嫌い、素肌を隠して生活している。 妖精 オービエ・クレア全域に生息しており、沢山の種類がある。基本的に人には関わらず群を成している。
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