オーパーツ説の根拠
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/24 04:41 UTC 版)
「ピーリー・レイースの地図」の記事における「オーパーツ説の根拠」の解説
ピーリー・レイースの地図を常識ではありえないとし、オーパーツだとする立場の人々の主張は以下のようなものである。 南極大陸の陸地の完全な描写がなされている。 南極大陸は、発見が1818年、全陸地の地形の地図化成功が1920年であるが、この地図には1513年当時、未発見であり、しかも氷に閉ざされていて当時の技術では観測不能であるはずの南極大陸の輪郭が描かれている。 南北アメリカ大陸の海岸線が描かれている。 コロンブスのアメリカ大陸到達は1492年であるが、それから20年少々しか経っていない1513年に海岸線の調査が進んでいるわけがない。 地形の歪み方が正距離方位図法のようである。 地形の歪み方や位置が、地図の図法の一種「正距方位図法」を用いて描いたものによく似ているが、正距方位図法でこれほどの地図を作るには、各地点の緯度、経度を正確に計らなくてはならない。しかし、経度の測定法が確立するのはクロノメーターが発明された18世紀である。
※この「オーパーツ説の根拠」の解説は、「ピーリー・レイースの地図」の解説の一部です。
「オーパーツ説の根拠」を含む「ピーリー・レイースの地図」の記事については、「ピーリー・レイースの地図」の概要を参照ください。
- オーパーツ説の根拠のページへのリンク