異篇卿(いへんきょう)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/13 15:01 UTC 版)
「氷結鏡界のエデン」の記事における「異篇卿(いへんきょう)」の解説
空白(イグニド)[Igun-I] 異篇卿補佐、空白(イグニド)と名乗り、存在しないはずの七番目である『空位』となる。 黒のスーツに同色の帽子を目深にかぶり素顔を隠しているため、一見すると男性と思われるが実際の性別は不明。マハとふたりで奇怪な実験をたくらむ。統政庁とも関っており、シェルティスと何らかの関わりを持っている。 スイーツが好きなようで野苺を摘んでいる描写がある。 正体はもう一人のユミィ。真名を「ユミエル」といい自分が本物であり、ユミィを自らの虚像(ユメ)と言う。 ユミィよりも強い沁力を持っているらしく、仕組みは分かっていないが魔笛がきかない。 あらゆる情報について精通しており、シェルティスがエデンに堕ち、魔笛を宿したことを天結宮全体に故意に伝えたり、ミクヴァの緋眼から幽幻種の虚像を出現させるなど度々敵として立ちはだかる。しかし、セラの虚像との戦闘の際は天結宮と共闘することを選び、シェルティスを呼び出すなど敵としてではなく現れることもある。 ヴィオラから奪った結界の統制権を有したまま穢歌の庭へと堕ち、第七鏡面でユミィに返却した。 黄金(マハ) 異篇卿第三位『黄金のマハ』。 巨漢の肉体をローブで覆い隠し、手足に身につけた機械リングで固定している。口数が少なく必要なことをしゃべろうとしない。更に顔を隠しているため感情が希薄に感じられる。実は女性。敵であるはずの、天の車ゼアドールを慕っている。 複雑で難解な沁力術式によって膨大な力を振るう黄金術式の使い手。 大地にあるものに干渉し、変形させることで武器とする「人形遣い」で、様々な特性を持つ擬似生物を創造して攻撃させることも可能。 ノイエ 異篇卿第六位、双子の弟。双方とも子供の声をしているが、その声が響く場所に人影がないという不思議な存在。 蒼色の水槽に入っているのをエリエ、ツァリに確認される。双方とも強い沁力を持つ。 皇姫サラと五人の巫女に替わり、新たな結界によって浮遊大陸を穢歌の庭から隔離する『重界計画』を企てている。 ノエシス 異篇卿第五位、双子の姉。 碧色の水槽に入っているのをエリエ、ツァリに確認される。 ナタラーシャ 異篇卿第二位『真紅』。『真なる紅』の秘跡執行官でもあり、統政庁の議員で秘書を務めながらスパイ活動をやっていた。 『コーの流民』という種族であるが、数十回の手術を行い、現在は腹部等を除いた部分は普通の肌になっている。 沁力術式による顕現術式を用いた炎の使い手。アルマデルを慕っている。 アルマデル 異篇卿第一位『白銀』。レオンと酷似した大剣使い。行方・生死不明となったレオンの双子の兄「アルマデル・ネストリウス・オーヴァ」と違い、このアルマデルは金髪であり、異篇卿に加わったときより以前の記憶がない。レオンはこのアルマデルを実の兄だと確信している。 ベルトマー 異篇卿第四位『鈍色』。『灰よりも暗き灰』の秘跡執行官。不可視の銃弾を放つが、それが銃によるものか自身の能力によるものかは不明。
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