異系統特急同士での対面乗り換え
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 14:36 UTC 版)
「対面乗り換え」の記事における「異系統特急同士での対面乗り換え」の解説
前述のリレーつばめと九州新幹線の例のように、配線だけでなく発券システムを工夫することにより、特急列車同士の途中駅乗り換えでも円滑な移動・発券を実現できる。これにより、直通列車が少ない都市間の移動でも、直通列車と同等の利便性や乗車チャンスを確保できる。 ドイツ鉄道の都市間特急列車網「インターシティ」では、主要な駅で、異なる運転系統の「インターシティ」を、ホームの両側に停車させ、対面乗り換えを行う場合が多い。また、切符の発券でも、乗換えに要する距離を極力短くするように、乗車する車両を指定できるようなシステムが構築されている。1971年に「インターシティ」の制度が登場して以来、ICEの運行開始後も、基本的にこの思想が引き継がれている。 同様の思想は、日本においても、近鉄特急で実施されており、特急料金の通算(乗換え3回まで)と併せて、大和西大寺駅・大和八木駅・伊勢中川駅などでの対面乗換えが実施されている。特急の座席指定までを含めた対面乗り換えを実現するためには、それに対応した列車ダイヤの構築のみならず、発券システムの対応も重要な要素で、近鉄の場合、「ASKAシステム」と呼ばれる特急券予約システムが、異系統特急列車同士の対面乗り換えを支える要素の一つとして、重要な役割を担っている。
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