オクラホマシティ_(オクラホマ州)とは? わかりやすく解説

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オクラホマシティ

(オクラホマシティ_(オクラホマ州) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/17 14:08 UTC 版)

オクラホマシティ
City of Oklahoma
市旗 市章
愛称 : O.K.C.
Capital of the New Century
Renaissance City
Loud City
位置

オクラホマ郡におけるオクラホマシティの位置
位置
オクラホマシティ (アメリカ合衆国)
オクラホマシティ (オクラホマ州)
座標 : 北緯35度28分56.28秒 西経97度32分6.72秒 / 北緯35.4823000度 西経97.5352000度 / 35.4823000; -97.5352000
歴史
設立 1889年4月22日
市制 1890年7月15日
行政
アメリカ合衆国
   オクラホマ州
  オクラホマ郡
 市 オクラホマシティ
市長 デーヴィッド・ホルト英語版
地理
面積  
  市域 1,608.8 km2 (621.2 mi2)
    陸上   1,572.1 km2 (607.0 mi2)
    水面   36.7 km2 (14.2 mi2)
      水面面積比率     2.28%
標高 396 m (1,299 ft)
人口
人口 (2019年現在)
  市域 655,057人
    人口密度   417人/km2(1080人/mi2
  都市圏 1,396,445人
その他
等時帯 中部標準時 (UTC-6)
夏時間 中部夏時間 (UTC-5)
公式ウェブサイト : https://www.okc.gov/

オクラホマシティ (英語:Oklahoma City) は、アメリカ合衆国オクラホマ州中央部に位置する同州最大の都市にして州都である。人口は約65万人で、州の政治・経済の中心地として発展した。一帯は肥沃な農地・牧草地が広がり、開拓時代に自営農地を求める約1万人の開拓民によって入植した。家畜置き場・肉加工などの畜産関連工場・綿花の集散地として発達した。1928年には油田が発見され、後に航空機・電器機械などの製造業も発展する。

オクラホマ州と区別するために、アメリカ国内などではOKCと省略することが多い。日本ではそのままオクラホマシティと呼ぶことが多い[1]

地理

アメリカ合衆国統計局の調査によると、1,608.8km2を占め、1,572.1km2が陸であり、36.7km2が池や川である。2.28%を水域が占めている。

気候

ケッペンの気候区分では温暖湿潤気候(Cfa)に属する。

オクラホマシティ(ウィル・ロジャース・ワールド空港、1981−2010年、極値1890年− [注釈 1])の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 28
(83)
33
(92)
36
(97)
38
(100)
40
(104)
42
(107)
43
(110)
45
(113)
42
(108)
36
(97)
31
(87)
30
(86)
45
(113)
平均最高気温 °C°F 9.8
(49.7)
12.6
(54.6)
17.4
(63.4)
22.4
(72.3)
26.8
(80.2)
31.2
(88.1)
34.4
(93.9)
34.1
(93.4)
29.3
(84.7)
23
(73.4)
16.4
(61.5)
10.3
(50.6)
22.3
(72.2)
日平均気温 °C°F 4
(39.2)
6.5
(43.7)
11.2
(52.2)
16.1
(61.0)
21.1
(69.9)
25.6
(78.0)
28.3
(83.0)
28
(82.4)
23.3
(73.9)
16.9
(62.5)
10.4
(50.7)
4.8
(40.6)
16.3
(61.4)
平均最低気温 °C°F −1.8
(28.8)
0.4
(32.8)
5
(41.0)
9.8
(49.7)
15.3
(59.6)
19.9
(67.8)
22.3
(72.2)
21.8
(71.3)
17.3
(63.2)
10.9
(51.6)
4.4
(40.0)
−0.8
(30.6)
10.4
(50.8)
最低気温記録 °C°F −24
(−11)
−27
(−17)
−17
(1)
−7
(20)
0
(32)
8
(46)
12
(53)
9
(49)
2
(35)
−9
(16)
−13
(9)
−22
(−8)
−27
(−17)
降水量 mm (inch) 35.3
(1.39)
40.1
(1.58)
77.7
(3.06)
78
(3.07)
118.1
(4.65)
125.2
(4.93)
74.4
(2.93)
83.3
(3.28)
103.1
(4.06)
94.2
(3.71)
50.3
(1.98)
47.8
(1.88)
927.6
(36.52)
降雪量 cm (inch) 7.1
(2.8)
3.6
(1.4)
2.3
(0.9)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
1
(0.4)
5.3
(2.1)
19.3
(7.6)
平均降水日数 (≥0.01 in) 5.1 5.8 7.6 7.7 9.8 9.1 5.7 6.7 7.2 7.9 6.0 5.8 84.4
平均降雪日数 (≥0.1 in) 1.6 1.2 0.6 0 0 0 0 0 0 0 0.3 1.7 5.4
湿度 66.6 65.7 61.3 61.1 67.5 67.2 60.9 61.6 67.1 64.4 67.1 67.8 64.9
平均月間日照時間 200.8 189.7 244.2 271.3 295.2 326.1 356.6 329.3 263.7 245.1 186.5 180.9 3,089.4
日照率 64 62 66 69 68 75 80 79 71 70 60 60 69
出典:NOAA (relative humidity and sun 1961−1990)[2][3][4]

統計

シティホール

2000年の統計によると、506,132人が住んでおり、204,434の世帯、129,406の家族が住んでいる。人口密度は、321.9人/km2である。しかし、市の中心部では約2,600人/km2である。228,149件の住居があり、145.1件/km2である。人口の60.41%が白人、18.37%がアフリカ系アメリカ人、3.51%がアメリカ先住民、3.48%がアジア系、0.07%がハワイグアムなどの太平洋の島々からの移民、5.28%がそのほかの民族人種、3.89%が2つ以上の民族人種を親に持ち、16.15%がヒスパニック系である。

204,434世帯のうち、30.8%が18歳未満の子供と一緒に生活している。1世帯の平均人数は2.41人であり、結婚している家庭の場合は、3.04人である。平均年齢は34歳である。女性100人に対し、95.6人が男性である。18歳以上の女性100人に対し、92.7人が18歳以上の男性である。

交通

リバティ (路面電車車両)

ウィル・ロジャース・ワールド空港が中心となる空港で、全米主要都市からの便が出ている。なお同空港行の乗客が最も多いのはダラスで、次にデンバーである。オクラホマシティ駅にはアムトラックの列車が発着し、2018年にオクラホマシティ・ストリートカー英語版が開業した。かつては国道66号線 の要衝であり、現在でもハイウェイ網の重要なジャンクションとなっている。

開発

シティ内の「アーツ・ディストリクト」にアパートの計画がある。文化施設への近接性のために計画中のアパートの中では高級な分譲住宅である。地区内にはシビックセンター・ニューオクラホマ美術館・複数の劇場があり、美しく整備されている。

文化

  • オクラホマ州歴史博物館
  • カウボーイ博物館
  • オクラホマ州立動物園

スポーツ

チカソー・ブリックタウン・ボールパーク

2008-09シーズンからNBAシアトル・スーパーソニックスオクラホマシティ・サンダーとしてフランチャイズ活動を開始している。MLBロサンゼルス・ドジャース傘下のAAA級オクラホマシティ・コメッツの本拠地である。

ソフトボールウィメンズ・カレッジ・ワールドシリーズ(WCWS)が、同市内にあるアメリカソフトボール殿堂博物館に隣接するデヴォン・パークで、1990年から開催されている。2028年ロス五輪のソフトボールも同球場で行われるほか、カヌースラロームも当地で開催予定

その他

爆破された連邦政府ビル
オクラホマシティ連邦政府ビル爆破事件
1995年4月、当地にあった連邦政府の地方合同庁舎がティモシー・マクベイによって爆破された。ピックアップトラックに満載された硝安油剤爆薬で、建物の構造上の弱点の柱を破壊されたため連邦ビルは倒壊し、託児所内の子供19名を含む168名の死者を出した。現在は敷地一帯は事件のメモリアル慰霊施設となっている。
肥満全米2位の都市
「メンズ・フィットネス・マガジン」における全米における肥満人口の2008年2009年の調査で、肥満の人の割合が全人口の29パーセントを占めるオクラホマシティは、全米2番目の肥満都市にランクインした[5]

出身者

姉妹都市

脚注

注釈

  1. ^ Official records for Oklahoma City were kept at the Weather Bureau Office from November 1890 to December 1953, and at Will Rogers World Airport since January 1954. For more information, see Threadex

出典

  1. ^ ~シティで~市を意味するので、オクラホマシティ市ではなく、オクラホマ市となる
  2. ^ Station Name: OK OKLAHOMA CITY WILL ROGERS AP”. National Oceanic and Atmospheric Administration. 2013年3月10日閲覧。
  3. ^ NowData - NOAA Online Weather Data”. National Oceanic and Atmospheric Administration. 2013年3月10日閲覧。
  4. ^ WMO Climate Normals for OKLAHOMA CITY/WSFO AP OK 1961–1990”. National Oceanic and Atmospheric Administration. 2014年3月11日閲覧。
  5. ^ 2009 Fittest/Fattest Cities(英語)

外部リンク


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