アトラクション興行とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > アトラクション興行の意味・解説 

アトラクション興行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/27 14:43 UTC 版)

第一次怪獣ブーム」の記事における「アトラクション興行」の解説

怪獣展示実演させる「アトラクション」の先駆けは、前年1965年昭和40年)に東京デパート松屋屋上行われたゴジラ実演ショーである。中島春雄本人ゴジラ演じたこのイベント盛況ぶりは、当時撮影され8㎜フィルム映像確認できる本格的な展示形態イベントとしては、円谷特技プロダクション1966年昭和41年)の3月26日から4月3日にかけて松屋館内『ウルトラQ』怪獣展示した春休み子供大会怪獣ウルトラQ大行進』が初めてである。当初円谷特技プロダクション社長円谷英二は、大切な小道具である怪獣ぬいぐるみ見世物化するアトラクション公開に対して反対の立場とっていた。『ウルトラQ』に始まる公開展示型のアトラクションショー実現した背景には、ひとえにTBSの栫井プロデューサー説得があった。 「実演ショー」としては、満田かずほによれば円谷特技プロそばの保育園から怪獣ぬいぐるみ貸し出し依頼があり、菓子折返礼受けたことが最初期事例で、この怪獣たち内部演技自衛隊員などが受け持ったが、まるで人格変わったように生き生き動きまわる彼らを見てここから怪獣たち遊園地などに貸し出すというアイディア生まれ、「アトラクション・ショー」に発展していったという。遊園地での「怪獣ショー」は、同年4月17日多摩テック開催された『ウルトラQ大会』が初である。 『ウルトラQ』『ウルトラマン』では、放映局TBS貸出怪獣管理円谷特技プロ一任したが、ブーム過熱期にTBS自らもアトラクション用の怪獣制作高山良策発注するほどの盛況ぶりであった。翌1967年昭和42年7月には松屋デパートで「ウルトラシリーズ第三弾キャプテンウルトラ』の「怪獣七夕祭り」がTBS主催によって開催され怪獣展示合わせ出演者トークショーが行われた。当時新聞は「アカネ隊員役の城野ゆき子供たち大人気で、ステージから引っ張り降ろされる騒ぎ」とその盛況ぶりを伝えている。 同ブーム期では、後年の「第二期ブーム」、「変身ブーム期に見られるような過激な立ち回りアクションというものは顕著でなく、サイン会怪獣ショーなど子供たちとの触れ合い主体とした展示形式のものが多い。

※この「アトラクション興行」の解説は、「第一次怪獣ブーム」の解説の一部です。
「アトラクション興行」を含む「第一次怪獣ブーム」の記事については、「第一次怪獣ブーム」の概要を参照ください。


アトラクション興行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 15:37 UTC 版)

第二次怪獣ブーム」の記事における「アトラクション興行」の解説

前回怪獣ブームでは、怪獣ぬいぐるみ着ぐるみ)の展示や、子供たち触れ合い程度規模だった「アトラクションショー」が、この第二次ブームでは激し立ち回り伴ったヒーロー怪人怪獣とのアクションショーに変貌した公開型の興行として先駆けとなったのは、変身ブーム金字塔『仮面ライダー』の「実演ショー」であり、1971年昭和46年)の7月毎日放送招き行われた大阪のミリカプールでの興行が初で、この際にはあまりの人出警察出動する騒ぎとなったという。以後豊島園皮切りに東京でも「仮面ライダーショー」は行われ大盛況となっていった。これらのショーは、番組中と同じく大野剣友会メンバー殺陣演じた本格的なものであり、翌年には後楽園ゆうえんち常設ステージ設け、この「テレビと同じアクション」を売りにしたアクションショーは全国波及していった。 円谷プロピープロといった制作会社もこの盛況ぶりに注目し、「アクション」という要素加味されアトラクションショー各地遊園地デパート屋上などで催され制作会社にとっても重要な収入源となっていった。両プロダクションファンある子どもたちとの交流目的に、遊園地催事場でのお盆興行イベントとして、怪獣怪人着ぐるみ火葬などを交えた慰霊祭」も実行し、これも盛況となったまた、撮影用の怪獣造形自体も、撮影後すぐにアトラクション巡業駆り出される状況となり、こうしたアトラクション合わせた丈夫なものが要求され、ことに「ウルトラシリーズ」では色遣いデザイン造形面にも強い影響見られるようになった。ことに細部作りよりも丈夫さ優先したアトラクション用の怪獣が、テレビ本編に「逆輸入」されて登場する例も多々見られ怪獣クオリティ面でちぐはぐな面が目立つこととなっている。

※この「アトラクション興行」の解説は、「第二次怪獣ブーム」の解説の一部です。
「アトラクション興行」を含む「第二次怪獣ブーム」の記事については、「第二次怪獣ブーム」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「アトラクション興行」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アトラクション興行」の関連用語

アトラクション興行のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アトラクション興行のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの第一次怪獣ブーム (改訂履歴)、第二次怪獣ブーム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS