な行・は行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/30 05:14 UTC 版)
なんぼ …いくら。関西方言と同じ。 〜ばあ/〜びゃあ …〜だけ。「これだけ」は「こればあ」、「どれだけ」は「どればあ」。 ばいあい(ばいやい) …奪い合い、奪い合う 〜はか …〜しか。「これしかない」は「これはかない」。 はがい …歯がゆい。腹立たしい。 はざ …普段。 はさ(か)る …挟まる。 はめる …入れる。「ぴったりと入れ込む」という意味で使われる他の方言とは異なり「ぴったり」という意味は大事にされておらず、「入れる」とほぼ同義である。「仲間に入れて」は「仲間にはめて」。 ばんげ【晩掛】 …夕方。 はんじかん【半時間】 …30分。関西方言と同じ。 ひしとい …一日。一日中。 ひどい …大変。凄い。「それは凄い」は「それはひどい」。 ひらぶがい【比良夫貝】 ...タイラギ、タイラ貝 べっちょない …大丈夫。別状ない。 へらこい …ずる賢い。讃岐弁と同じ。 ほうけにする …馬鹿にする。 ほ(う)る …捨てる。 ほかす …捨てる。(関西方言と同じ) ほなけん …〜だから。〜だけどという場合は「ほなけんど〜」と続ける。 ほんなら/ほ(ん)な …それでは。 ほんなん …そんなこと。 ほんに【本に】 …本当に、本真に。
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な行・は行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 17:49 UTC 版)
な 語尾について疑問の意を表す。「濡れよるの、傘ん乗ってくんな?」=塗れているね、傘に入って行くかい? 讃岐弁では「な」は疑問、禁止(〜しますな、間違えな〔間違えるな〕)、詠嘆(〜やな、西讃)、感動詞(なぁ、西讃)など多くの意味が有り、非讃岐弁話者が讃岐弁を聞く際の大きなハードルとなることもある。 何がでっきょんな 時候のあいさつ。そのままの意味である「何を作っているの?/何をしているの?」という質問文で用いることもある。植松おさみが西日本放送在籍時に『ズームイン!!朝!』でキャスターを務めていた頃、地元の人にインタビューする時の第一声は必ずこの言葉だった。 なんちゃでっきょらん 時候のあいさつとして「何がでっきょんな」と聞かれた場合の定型的な返答句。直訳すると「(別に)何もしていない」。 なんしょん 何をしているのという意味。さらに疑問の意を込めて「なんしょんな」とも。強く読むことで叱るときにも用いられることもある。意味としては「なんてことしてくれたの!?」に近い。 何とかー!(なんとか!) 何だって!? 驚きを表す。地域によっては「何とな!」になる。麺通団著『恐るべきさぬきうどん』の香川県外読者が寄せた「本文中の不可解な方言」の一つ。 なし 無く 「全部なし(ん)なってもうた」 なに【名】あれ。あのもの。(第一音節に高アクセント)「あの、なにがもうなかったやろ?(あの、あれがもう足りなくなっていただろ?)」 未然形+なんだ 〜なかった 否定の過去形。「知らなんだ」(知らなかった) 未然形+なんだら 〜なかったら。〜なければ。 逆接(否定)の仮定。 「やらなんだら」(やらなければ) 何ちゃ →「〜ちゃ」を参照。 なんな 声をかけられた時の返答。共通語の「なにか御用?」に相当。 なんなんな 何なんだい。「なぁ、あななんはなんなんな?(ねぇ、ああいうのって何なんだい?)」 なんぼ いくら(数)物の数を聞くときに使用される。 「テストなんぼやったん?」「なんぼなんでもそれは・・・」「こりばでなんぼいや(これだけで幾らだい)」 〜なんや 〜なの。「〜なんじゃ」とも。 「私、抹茶が好きなんや」 なんや(じゃ)・・・ 何だか・・・ 「なんやほっこげなのぅ」 〜なんやんか 〜なんだよね。相手が話の内容を知っていることを前提に使う。「俺、病気なんやんか」「寄るとこあるんやんか」関西弁で言う「〜やねんやん(か)/〜やねんか」に当たる。 ねき 側・近く 「駅のねきのうどん屋」 ねぶる 舐める、舐め回す。古語の保存。「そなんねぶりまわりますな(=そんなに舐め回してはいけませんよ)」「飴ちゃんでもねぶっじょりな(=飴でも舐めておきなさい)」 はがい はがゆい。むかつく。 「あいつは、はがいなあ」「てれる前に西瓜カラスに食われてよいよはがい」 状況によって、ニュアンスが異なる。 はじかい ちくちく、むずむずする様子。「痒い」とはニュアンスが違う。「このセーター、ウールやきん、はじかいわ」「藁の上に横になってみたけど、はじかかった」 はみ 【名】(1)まむし、毒蛇。(2)家畜のエサ。 はみる 仲間外れになる。香川の若者言葉。 ばんげ 夜。夕飯後くらいの時間。「ばんげに来まい(=今晩いらっしゃい)」 ひしてがい【名】一日交替。「晴れと雨とがひしてがいじゃ」 ひど (主に後に否定語を伴って)大して、ほとんど。「なんしたってひど変わらんわ」「ひどおもっしょもないきんかしゃん、言われんな」 ひにしる(指の腹で)つねる。痛さ度合いは「ひにしる」<「ちみきる」 ひろげさがす 散らかしている ぶいぶい コガネムシ。「ぶいぶい使うて魚釣るんや」 ふが悪い 体裁が悪い。格好が悪い。「ふうが悪い」とも「ぞろげにしてからによいよふが悪いわ」 ふたかわめ 二重まぶた ぶる 【動】漏れる。 「水が堰からぶっじょるが」 ベエスケ 大型のあなご。 へらこい 【形】ずるい。「ずべらこい」とも。「あんた、へらこいわ!」/「小才が利く」の意味で、讃岐人(時に阿波人)気質を示す表現としても用いられる。 ぼしこむ 押し込む。 ぼてこむ 落ちる。どせこむとほぼ同義だが若干意味が軽い。「こないだいでにぼてこんでケガしたんじゃが」 ほっこ 【名】ばか、あほ。強めて「ほっこたれ」とも。「あんたがいにほっこやのお」さらに強い侮蔑的表現になると「くそぼっこ」と変化する場合もある。 ほんに 本当に ほんま 本当 ほんだら さようなら。または「それじゃあ」。例:「ほんだらな。」<[要説明]「ほんだらの。」
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