にいがた新バスシステム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 23:56 UTC 版)
「萬代橋ライン」の記事における「にいがた新バスシステム」の解説
萬代橋ラインは、全市的な路線再編を行う新潟市の「にいがた新バスシステム」の取り組みに合わせて導入されたものである。これは将来にわたって持続可能な公共交通網確保のための抜本的な取り組みとして、運行区間が重複・冗長して後述の問題点が発生していた中心部のバス路線を再編・集約したうえで、生じた余力を郊外方面の路線の維持や拡充に充てるものであり、萬代橋ライン開業と同日の2015年9月5日に導入され、市内全域にわたってバス路線の大規模な再編が行われた。 新バスシステム導入にあたっては案内機能や交通結節点の整備が行われ、ゾーンバスの輸送体系が実現したほか、基幹路線である萬代橋ラインでは輸送力確保のため連節バスが一部導入された。 これら一連の取り組みによって、利用者減少と郊外路線減便の悪循環に歯止めがかからなかった状況を脱して市全体としてバス利用者増に繋がったとして、日本モビリティ・マネジメント会議(JCOMM)マネジメント賞をはじめ、様々な賞を受賞している。 設備、案内表示、車両を含むトータルデザインは、GKデザイングループ(GK設計、GKインダストリアルデザイン、GKグラフィックス)が行っている。 なお、連節バスの購入やバス停の整備などの費用は新潟市が負担し、新潟交通が運行業務を行う「公設民営方式」となっている。
※この「にいがた新バスシステム」の解説は、「萬代橋ライン」の解説の一部です。
「にいがた新バスシステム」を含む「萬代橋ライン」の記事については、「萬代橋ライン」の概要を参照ください。
- にいがた新バスシステムのページへのリンク