その他の碁打ち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/03/17 01:50 UTC 版)
「ヒカルの碁/del20150429」の記事における「その他の碁打ち」の解説
上記以外の、碁を打つ描写のある、または碁打ちであると明言されている人物について列記する。 進藤平八(しんどう へいはち) 声 - 中博史 ヒカルの祖父。兄の形見分けでもらった碁盤に佐為が宿っており、佐為がヒカルのもとに降臨するきっかけを作った人物でもある。かなりの棋力の持ち主で、「クツワ町の井上さんに勝てたのは自分だけ」と豪語する。ヒカルのために碁のセット(総額5万円)を買い与えるなど、ヒカルの行く末を楽しみにしている。 阿古田末三郎(あこた すえさぶろう) 声 - 高瀬右光 ヒカルが囲碁の基本を学ぶために通った囲碁教室の生徒の一人。棋力は高い(ヒカルが院生になる直前よりやや低い程度)が性格は悪く、下手をいたぶるような碁(佐為が「相手が弱いと見ての無茶な攻め、攪乱させるだけの無意味な手」と称している)を打つ。実はハゲで、最初はカツラ、後に帽子で隠すようになる。実は女の子に弱く、あかりが囲碁教室に通うようになってから途端に優しくなった。 ダケさん(だけさん) 声 - 長嶝高士 凄腕のイカサマ棋士で、碁会所などから依頼を受けて自分と同じようなイカサマ師を退治する稼業(「熊退治」と称する)をしている。囲碁だけでなく麻雀もこなす。修さんの依頼を受けてズルをする三谷と対局、圧倒的実力差を見せつけて勝利し1万円を奪う。その後三谷の1万円を賭けてヒカル(佐為)と対局、「本因坊秀策」の真の力の前に中押し負けした。 栗本正助(くりもと しょうすけ) 都議。日本棋院足立支部の「ふれあい囲碁まつり」開催に尽力。尊大な人物で、桜野女流棋士が来ないことを知って暴言を吐いたり碁盤の上に濡れたコップを置いたり(碁盤は水分に弱い)している。自身を含め4人と対局したアキラが全て(意図的に)持碁にしたことに愕然とした。 越智(おち) 越智康介の祖父。実業家でかなり裕福であり、家には専属の運転手と家政婦がいる。金にあかして家にプロ棋士を呼んで指導碁をつけてもらっていたが、そばで見ていた康介が碁を覚え棋力を抜いたことから康介のために出張指導碁を呼ぶようになる。 孫の心情を慮れる人物で、伊角に負けて動揺する康介のために無断で塔矢二段を呼んだ。 磯部秀樹(いそべ ひでき) 声 - 渡辺久美子 小学生を対象とした全国レベルの大会「こども名人戦」の優勝者。勲章にたがわぬ実力者で、大人を相手に指導碁の真似事もしていた。「表に出ず影で威張る」塔矢アキラの存在を疎んでおり、「囲碁サロン」の存在を知って勝負に赴き、敗北する。 中村茂蔵(なかむら しげぞう) ヒカルが住む町で古美術商を営む老人、アマチュア五段。贋物を高値で売りつけることに心が痛まない守銭奴で、周囲にトラブルが絶えなかった。 偶然からヒカル(佐為)と対局、圧倒的大差で中押し負け、さらに白黒を交換して継続、これに逆転負けを喫し盗品の花器を奪われる。その後その花器が弥右衛門最後の傑作と知り、己が「目のきかないマヌケ」であることを思い知らされ絶望した。 本因坊秀策 江戸末期に活躍した実在の天才棋士。幼名は虎次郎。棋力に秀でていたばかりではなく高潔な人格者でもあり、佐為も「賢くて優しい」と評し、多くの人々に尊敬されていた。ヒカルの前に佐為が取り憑いていた人物で同じ碁打ちとして佐為の強さを感じ取ったのか、生涯を彼に打たせて過ごした。御城碁の第一人者、そして本因坊家の跡目として将来を嘱望されていたが、1862年に江戸で大流行したコレラに感染して夭折してしまった。享年34。囲碁の歴史の中でも史上最強棋士候補として名前が挙がる一人。 菅原顕忠(すがわらのあきただ) 平安時代、佐為とともに囲碁指南役として天皇に仕えていた棋士。指南役は一人で十分として佐為と対局、誤魔化しをして勝とうとするが佐為に見破られかけ、逆に佐為が誤魔化しをしようとしたとして糾弾、心を乱した佐為に勝利した。 原作にもアニメ版にも名前は登場しないが、小説版にて名前が判明した。 井上(いのうえ) ヒカルの祖父の知己でクツワ町の住人。周囲では名の知られた碁豪で、彼を倒したのはヒカルの祖父のみ。
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