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し‐でん【賜田】
【紫電】(しでん)
川西N1K1-J.
大東亜戦争中、日本海軍が運用していた局地戦闘機(迎撃戦闘機)。
大東亜戦争中期、水上戦闘機「強風」を陸上機化して、比較的たやすく高性能局地戦闘機を得ようという川西の提案に海軍が承認を与えて実現した機体。
昭和17年12月に1号機が完成したが、ほとんど水上機そのままの形で陸上機化したため、構造上無理が生じ、主脚の故障、機体工作不良などが頻発した。
また「誉」エンジンの不調もあって実性能、稼働率ともに低かった。
このため零戦に機体を戻す部隊もあった。
しかし重武装と比較的優れた運動性能を持っており、目立った戦果はないものの、米軍新型機と戦う上では貴重な戦力であった。
エンジンが不調でなければF6Fに対して優位に戦える能力があった様である。
その後中途半端な性能の大改修が行われ、紫電改が生まれた。
余談だが、日本機に似つかわしくないずんぐりした胴体が米軍のグラマンF6Fによく似ており、よく敵と誤認されたそうである。
性能諸元(11型)
機体略号 | N1K1-J |
全長 | 8.885m |
全高 | 4.058m |
全幅 | 11.99m |
翼面積 | 23.5㎡ |
自重 | 2,897kg |
全備重量 | 3,900kg |
発動機 | 誉二一型 空冷星型複列18気筒(離昇1,990馬力)×1基 |
最高速度 | 583km/h(高度5,900m) |
実用上昇限度 | 12,500m |
航続距離 (正規/過荷) | 1,432km/2,545km |
武装 | 主翼下ポッド20mm機銃×2挺(携行弾数各100発)、機首7.7mm機銃×2挺(携行弾数各550発) |
爆装 | 60kg爆弾×4発、250kg爆弾×2発 |
バリエーション
- 十五試水上戦闘機/強風一一型(N1K1):
紫電シリーズのベースとなった水上戦闘機。
詳しくは該当項目を参照のこと。
- 仮称一号局地戦闘機/紫電一一型(N1K1J):
発動機を火星一三型から誉二一型に換装した陸上戦闘機型の極初期型。
武装は翼下の20mmガンポッド式機銃2挺、胴体7.7mm機銃2挺。
- 紫電一一甲型(N1K1Ja):
胴体の7.7mm機銃を廃止し、翼内20mm機銃を4挺にした武装強化型。
- 紫電一一乙型(N1K1Jb):
翼下の20mmガンポッド機銃を廃止して翼内に20mm機銃4挺を内蔵した戦闘爆撃機型。
250kg爆弾2発搭載可能。
増速用に火薬ロケット6本を装着した機体も存在した。
- 紫電一一丙型(N1K1Jc):
一一乙型の爆装を60kg爆弾4発または250kg爆弾2発に強化した戦闘爆撃機型。試作のみ。
しでん(空手)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/08 13:57 UTC 版)
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