口分田とは? わかりやすく解説

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くぶん‐でん【口分田】

読み方:くぶんでん

大化の改新後、班田収授法により、人民支給された田。6歳上の良民男子には二段(たん)、女子にはその3分の2、賤民のうち官戸公奴婢(くぬひ)には良民同額家人私奴婢には良民3分の1支給収穫の約3パーセント田租として徴税した。

古代中国で、均田法により人民支給された田。


口分田 (くぶんでん)

班田収授法はんでんしゅうじゅほう]によって、一般農民与えられる国家もっている田のことです。大宝律令たいほうりつりょう]では、戸籍[こせき]に書かれ6歳上の男女に与えられ死後返さないいけませんでした。男子2段[たん](約2380㎡)、女子その3分の2を与えられました。しかし、班田収授法が行われなくなると、実際私有地になってしまいます


口分田

読み方:クブンデン(kubunden)

親王以下各人貸与され終身使用許され一定基準の田。


口分田

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/14 14:29 UTC 版)

口分田(くぶんでん)とは、律令制において、民衆へ一律に支給された農地である(班田制)。


注釈

  1. ^ 北魏中国)の均田制における露田が口分田の前身であると考えられている。その後、律令に口分田の規定が置かれた。
  2. ^ 4年までという説もある

出典

  1. ^ 北村優季「わが国における都城の成立とその意義」(初出:『比較都市史研究』4巻2号(1985年)/所収:北村『平城京成立史論』(吉川弘文館、2013年) ISBN 978-4-642-04610-7
  2. ^ 樋口清之は、日本の口分田の制は唐を模倣・導入したものではなく、それ以前の伝統を踏襲したものと述べている(梅干と日本刀 ISBN 978-4396312015 


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