さい‐けん【債券】
読み方:さいけん
国・地方公共団体・独立行政法人・事業会社などが、資金を調達する際に、元本の返済や利子の支払いなどの条件を明確にして発行する有価証券。購入者は、利子を定期的に受け取ることができ、期日まで保有すれば額面金額の償還が保証されている。国債・地方債・社債など。→外債
[補説] 債券は償還を待たずに市場で売買できるため、投資の対象となる。債券の市場価格は、金融情勢を反映した市場金利の変化に応じて変動し、一般に金利が下落する局面で上がり、金利が上昇する局面で下がる。逆の見方をすれば、債券を購入する投資家が多い局面では債券の市場価格が上がって金利が下落し、債券が売られる局面では債券の市場価格が下がって金利が上昇する。
さい‐けん【債権】
さい‐けん【再建】
読み方:さいけん
[名](スル)
1 焼けたり、壊れたりした建造物を建て直すこと。「倒壊した家屋を—する」→再建(さいこん)
2 衰えたり、うまくいかなくなったりした会社や団体などをあらためて組織しなおすこと。「落ち目の政党を—する」
3 負傷、手術などで失った部分をシリコンなどの人工素材を使ったり、自身の体の組織を移植したりして元のように形作ること。「—術」
さい‐けん【再検】
さい‐けん【再見】
さい‐けん【才賢】
さい‐けん【細見】
債券(さいけん)(Bond)
債券とは、借用証書のことで有価証券の一つだ。企業、地方自治体、政府などが債券を発行して資金を調達する。英語ではボンド(Bond)だ。債券は、償還日になると額面金額が償還される。また、償還日までは利息が支払われる。
地方自治体や政府の債券を公共債という。公共債には国債、地方債、政府保証債などがある。これに対し、社債や金融債など企業が発行する債券を民間債という。
債券の安全性を知る目安になるのが格付けだ。格付けが低い債券をジャンク・ボンドと言うことがある。
(2000.10.27更新)
債権(さいけん)
債権を持っている人のことを「債権者」、反対に、一定の行為を請求される側のことを「債務者」と言う。経済社会においては、商品代金や賃金、借金などお金を支払うことを目的とする金銭債権が特に重要な役割を占めている。
債務者が債権者から請求された行為をしないとき、債権者は裁判所に訴えることにより、その行為を強制することができる。また、債務者が債務の履行を怠り、そのことによって何らかの損害が発生した場合は、債権者は債務者にその損害を賠償してもらうことができる。
借金などの金銭債権については、金銭債務の履行が遅れると遅延利息を支払わなければならないという特別な規定がある(民法419条)。このとき、債務者側の落ち度により債務不履行に陥ったのか、または具体的な損害が出たのかという点は不問にされる。
債権・債務関係が契約によって生じたものであるときは、債権者は一定の手続きを取ることによって、その契約を解除することができる。これが、債権放棄と呼ばれるものである。
なお、返済の見込みのない借金など、焦げ付いた債権のことを不良債権と言う。
(2000.04.07更新)
債権(さいけん)
さいけん
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