住宅宅地債券
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/03 16:38 UTC 版)
積立形式の債券として、集合住宅の修繕費用を積み立てる目的で主にマンション管理組合や大家を対象とした「マンションすまい・る債」と、将来公庫融資を受ける利用者へ資金の貯蓄支援の一環で発行されていた「つみたてくん」の2種類の「住宅宅地債券」が存在する。当債券は財政投融資や機関投資家向けに住宅金融公庫が発行する政府保証債「住宅金融公庫債」とは異なり、政府保証はつかない。 債券の購入資金は公庫および承継した支援機構の資産として運用されるが、一定の条件の下で金融債と同じ要領で換金(現金化)が可能である。「つみたてくん」は金融債よりも利回りが僅かに高く、公庫融資を受ける際の月収基準が緩和されるメリットがあった。 しかしながら、独立行政法人に移行した後は直接融資は、災害復興への支援や集合住宅の立て替え等数種類に限られることとなり、「つみたてくん」の発行は2004年に中止され、償還を待つのみとなっている。 なお、積立期間によっては通常の住宅購入での機構融資が受けられる場合がある。
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