『仮面ライダー』に登場するショッカーライダー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 23:22 UTC 版)
「ショッカーライダー」の記事における「『仮面ライダー』に登場するショッカーライダー」の解説
第91話 - 第94話に登場(2号以降は第93話より)。 ゲルショッカーが仮面ライダーの設計図をもとに作り上げた仮面ライダー新1号と同型の改造人間で、1号から6号の全6体が存在する。本物とは異なり手袋とブーツは黄色。またマフラーの色も全員異なり、眼の周囲が黒く縁取られている。本郷猛の声帯機能を持っており、本郷と同じ声を出すことも可能。 本物の仮面ライダーと同じ身体能力を有するうえ、指先から弾丸を発射したり、つま先に隠し短剣を仕込み、武器として使用するなど、怪人としての特殊武器も備えている。それぞれ独自の特殊能力も有しているという設定だが、劇中では使われなかった。 ゲルショッカーの活動を妨害するアンチショッカー同盟を壊滅させることと、彼らが手に入れた首領の正体が記録されたコンピューターテープを強奪することが使命である。No.1とNo.2が活動した後、第93話で6人全員が姿を現す。第94話で、首領がいるとされる筑波山へやってきた新1号・新2号を全員で待ち伏せしたが、新1号・新2号の新技ライダー車輪を受け、互いに空中で激突して爆発し、全滅する。 改造人間としての基本性能は本物の仮面ライダーと同等でも、自己の強さに慢心せず常に鍛錬を重ねてきた彼らとは、技の精度で差が開いていた。また、ショッカーライダーは6人とも互いを信じていないため、新1号と新2号のように力を合わせることができない。そういった理由から、人数の優位も活かせずに敗れたとされる。 スーツアクター - 大杉雄太郎、中屋敷哲也、河原崎洋夫、新堀和男 初登場時は「にせ仮面ライダー」と表記されていた。各個体名は、第93話では「No.◯」と名乗っているが、第94話のオープニングクレジットでは「◯号」と表記している。前者はアフレコ時のアドリブによるもので、正式な表記は脚本での表記である後者とされる。 スーツはそれぞれ新1号の予備スーツを流用したもので、3号と6号のスーツはビニールレザー製である。 ショッカーライダーの登場は、年末年始での視聴率低下対策として導入されたものである。この時期、毎日放送は次作『仮面ライダーV3』の準備に注力していたため、内容は東映側の主導で決定された。仮面ライダーの偽物という案は、メインライターの伊上勝によるものである。プロデューサーの阿部征司は、ショッカーライダーありきの展開ではなく、伊上が得意とする秘宝争奪戦の中で動かしやすいキャラクターとして創作されたものであったと述べている。 ショッカーライダー1号 声 - 池水通洋 マフラーの色は黄。口から火炎を吐くことができる(劇中未使用)。第92話では、新1号のライダーキックと同等のライダーキックを披露している。 仮面ライダー新1号がムカデタイガーとの相打ちを経て生死不明になった際に招聘され、ハエトリバチとの性能テストを経て実践に投入される。新1号に成りすまして少年仮面ライダー隊本部に現れ、滝和也に同行してアンチショッカー同盟からテープを受け取り破壊しようとしたところ、生きていた新1号にテープを奪い返されるが、ハエトリバチと共闘して一度は新1号を破ることに成功する。その後、テープを破壊しようとするが、エイドクガーから命令変更を伝えられ、滝と立花藤兵衛に自身が本物であると信じこませるため、エイドクガーと戦う芝居をする。しかし、エイドクガーが持ち帰ったテープは偽物であったため、アンチショッカー同盟へ入り込んでコンピューターを破壊するが、南米から本物のテープを持って来た一文字隼人に正体を見破られる。一文字が変身した仮面ライダー新2号と戦い、ともに崖下へ落ちて爆破する。その後、No.2からNo.6とともに新1号・新2号と戦う。 ショッカーライダー2号 声 - 市川治 マフラーの色は白。本編ではライダーニーブロックも使いこなしている。体から毒煙(毒ガス)を放つことが可能(劇中未使用)。 エイドクガーと共に少年仮面ライダー隊本部へ潜入し、駆け付けた本郷を撃退して少年仮面ライダー隊のスタッフを拉致する。その後、No.1とNo.3からNo.6とともに新1号・新2号と戦う。 ショッカーライダー3号 声 - 大野剣友会 マフラーの色は緑。爆雷(地雷、地上機雷)を操作する(劇中未使用)。 ショッカーライダー4号 声 - 倉口佳三(ノンクレジット) マフラーの色は青。地割れ(地震)を起こすことができる(劇中未使用)。 ショッカーライダー5号 声 - 倉口佳三(ノンクレジット) マフラーの色は紫。放電攻撃を行える(劇中未使用)。 ショッカーライダー6号 声 - 富士乃幸夫(ノンクレジット)、辻村真人(ノンクレジット) マフラーの色はピンク。溶解液を噴射する(劇中未使用)。
※この「『仮面ライダー』に登場するショッカーライダー」の解説は、「ショッカーライダー」の解説の一部です。
「『仮面ライダー』に登場するショッカーライダー」を含む「ショッカーライダー」の記事については、「ショッカーライダー」の概要を参照ください。
- 『仮面ライダー』に登場するショッカーライダーのページへのリンク