『仮面ライダー』に登場する蝙蝠男
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『仮面ライダー』第2話・第13話・映画『仮面ライダー対ショッカー』に登場。 コウモリをモチーフとする改造人間。第2話劇中では人間蝙蝠と名乗る。 蝙蝠男の音波に反応して人間をコントロールする頭脳を持ったビールス(新型ビールス)を、マンション内で実験している。危機を察知すると、自己催眠で仮死状態になる。レース場に現れた時や仮死状態の時は人間の姿になっている。翼にある目覚めのトゲはビールスの血清である。設定では毒針を武器に持っているとされる。 人体実験を兼ねてモデルの山野美穂を操り、本郷猛を襲わせる。美穂の住んでいたマンションを訪れた本郷を吸血人間らとともに襲うが、本郷が変身した仮面ライダーと戦い不利に陥ると、マンションの一室で吸血人間にまぎれて自己催眠で仮死状態となる。自己催眠から目覚めると、本郷を追ってきた緑川ルリ子に対し本郷が緑川博士を殺害した証拠を教えると嘯き、近づいた隙にビールスを感染させる。ルリ子を人質に本郷に服従を迫るが、血清の存在を知った本郷が反撃に出て、翼をもがれた後にライダー投げでマンションの屋上から落とされ、倒される。 第11話ではゲバコンドルのアジトに肖像画が飾られている。 第13話では、再生怪人の1体として登場。さそり男とともに東洋原子力研究所を襲撃し守衛を殺害するが、バーリヤに阻まれて撤退する。その後、他の再生怪人達と共にトカゲロンに率いられて出撃したが、仮面ライダーに殴り倒された挙げ句、トカゲロンの大爆発に巻き込まれ死亡。 映画『仮面ライダー対ショッカー』では、死神博士に率いられた再生怪人の1体として登場。地獄谷で珠美と方程式の交換を行う死神博士を援護すべく出現するが、大道寺に変装した本郷が死神博士を拘束した際、命と引き換えにした死神博士の命令で全員戦うことなく撤退する。『仮面ライダー対ショッカー』の脚本では飛行怪人の1体としてゲバコンドルとともに仮面ライダーと戦う描写が存在したが、映像ではプラノドンとギルガラスに変更された。 第5話から第13話までのオープニング映像にも登場している。 演(人間体) - 佐野房信 声 - 峰恵研(第2話)、市川治(第13話) スーツアクター - 佐野房信 スーツアクターを務めた佐野房信は、自身が演じた怪人でも特に思い入れがあると述べている。 石ノ森章太郎による検討用デザインでは背中に翼が生えており、原作漫画版ではこのデザインで登場している。 1972年に毎日放送が雑誌『テレビマガジン』とのタイアップで開催した「ショッカー怪人人気コンテスト」では、「いちばんこわい怪人部門」で第1位を獲得した。
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