『パンドラ』の登場人物
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海影 香純(みかげ かすみ) 登場作品:『パンドラ』『ホーリィ&ゴースト』 鏡や瞳など、景色を映す物の中に未来の景色を見る事が出来る<イントゥアイズ>の能力を持つ。 麻薬が原因で友人を亡くしており、それ以来麻薬やそれを扱う者を激しく憎んでいる。辻の能力がでっち上げである事には気づいていたがあえて深く気にせず、それは彼なりに6人でいる事がとても好きであるという心の現れでもあった。竹田啓司とは中学校時代の、霧間凪とは小学校時代の同級生。 七音 恭子(ななね きょうこ) 登場作品:『パンドラ』 未来の香りを感じる事が出来る<アロマ>の能力を持つ。 香純に密かな恋心を抱いている。14歳だが、長身で大人っぽく見えるため、香純たちには年齢を隠している。 天色 優(てんじき ゆう)/ユージン 登場作品:『パンドラ』『歪曲王』『さびまみれのバビロン』『天使篇 真贋について』『オルガンのバランス』 統和機構の戦闘型合成人間。「ワイバーン」タイプとして分類される、指先から人間の構造組織を破壊する液体を出す<リキッド>の能力を持つ。 MPLSの探索任務中に香純たちに出会い、彼らを監視するために「天色優」という名で仲間となる。未来を予知する能力を持つ香純たちに取り入るため、未来の状況が文字として体に現れる<スティグマ[要曖昧さ回避]>という能力があると嘘を付いている。香純たちと行動をともにしているうちに、次第に彼らの本当の仲間となっていく。 フォルテッシモ(後述・エンブリオ二作品と化け猫〜の登場人物参照)の元相棒であり、彼に「自分の好敵手になりうる可能性がある」とまで言われて期待されている存在であった。大勢の敵の攻撃を退けたものの重症を負い、生還率の低い冬眠モードに入ることを示唆されながら以後は生死不明となるが、その後の作品でも名前だけ度々登場する。 神元 功志(こうもと こうじ) 登場作品:『パンドラ』 未来の音を口で再現する<ウィスパリング>の能力を持つ。能力の使用中は本人の意識が無くなるので、未来予知の結果は別の人が聞かなければならない。 新興宗教の教祖と司祭である両親の欺瞞に嫌気がさし、自立しようとしていた。辻希美(後述)とは旧知の仲。辻を敵の攻撃からかばって死亡したが、死の間際で発動した鯨波の如き<ウィスパリング>によってブギーポップが駆けつけ、辻の命を救う事となった。 辻 希美(つじ のぞみ) 登場作品:『パンドラ』『ハートレス・レッド』 未来の光景を描く<オートマティック>の能力を持つように見せかけている普通の少女。小学生の頃から神元功志に恋をしていて、<オートマティック>は功志と共通の秘密を持とうとして咄嗟に作った嘘の能力である。九連内朱巳とは中学校時代の同級生に当たる。 数宮 三都雄(かずみや みつお) 登場作品:『パンドラ』 未来の状況などを抽象的に感じる事が出来る<ベイビィトーク>の能力を持つ。能力名の由来は、「ふわふわしそう」や「びりびりしそう」など抽象的にしか表現出来ない為に、「赤ん坊がバブバブ言っているのと同じ」という指摘から付けられたもの。香純たちを敵の攻撃からかばって死亡した。 キト 登場作品:『パンドラ』『ヴァルプルギスの後悔』 幼い少女であるが、実際には統和機構と対立する組織が作り上げた生体兵器。 体内にあるウイルスを保有しており、薬品によって人為的に発病させた場合、効果範囲は首都圏等の規模で特定できる。しかしキトの生命活動が停止するとウイルスを抑える免疫抗体が死滅し、恐ろしく感染能力の高いウイルスがばら撒かれ、その場合は人類を全滅させる規模まで広がる。ただし、二次性徴を無事に迎えればキトの身体は生物学的に変化を起こしウイルスは死滅する。彼女は事件後、霧間凪の計らいによって、海外で生活している榊原弦に養子として預けられた。
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