「まかない荘」の住人
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藤島 涼〈24〉 演 - 清野菜名 イタリアンシェフ。8歳のときに父親が蒸発、その2年後に母親が他界、それからは姉の恭子と共に親戚の家や養護施設を転々とした。自分の店を持つことが夢で、かつて一緒に店を開こうと約束した恋人に騙されて作った2000万円の借金(とその利子)を負っており、借金取りに追われている。共同生活を拒否し、まかない荘の庭にテントを張って暮らしている。一番嫌いな言葉は「お父さん」、二番目に嫌いな言葉は「団欒」と言い放っていたが、内心では「団欒」を求め、そのためにシェフになろうと思った。恭子が自分の覚えていない母親の話をすることを嫌う。 藤島 恭子〈31〉 演 - 菊池亜希子 涼の姉。「まかない荘」の管理人。家事は好きだが料理は苦手。日曜大工が得意。自分たちが経験できなかった「家族団欒」を求めて、まかない付きの下宿屋を開いた。人を疑わない温厚で鷹揚な性格で、涼の方が怒っていても喧嘩にならない。高校時代にグレて、不良ではなくマタギになったことがある。禁煙中。 カルロス〈29〉 演 - 山崎裕太 名古屋にものづくりを学びに来た日系ブラジル人の留学生。片言の日本語で話す。名古屋と名古屋めしをこよなく愛する。実はブラジルの財閥の御曹司であるが、そのことは周囲に隠している。金持ちであるために特別扱いされるブラジルでの生活を嫌い、「まかない荘」での庶民的な生活を気に入っている。家業を継ぐためにブラジルに帰国。たびたび涼の言葉を卑猥な言葉と聞き違えているような言動をして言い争いになったが、実はずっと涼のことが好きだった。 横川 賢〈29〉 演 - 鈴之助 アルバイトで生計を立てる売れない漫画家。山梨県出身。「人物に黒目を入れない」など独自のこだわりをもっていた。漫画は酷評されるが、手書き文字のデザインを評価され、そこから少しずつ仕事を増やしていく。 沖田 梨枝〈32〉 演 - 内田慈 アパレル会社に勤めるいわゆる「お局OL」で、プライドが高い。恭子とは昔からの友人。モテそうに見えるが男っ気はない。インド人アイドル「サルマン」の大ファンだが、周囲には隠している。 市野 礼子〈45〉 演 - 山野海 6号室の住人。「スナック亜紀」のママ。食事を作ってやれない息子のためにまかない荘に越してきたが、自分は夜の仕事のため住人たちと一緒にまかないを食べることはほとんどない。ベチャッとしたソース焼きそばが店の名物だが、大抵の客は残す。翔太が涼から聞き出したレシピで美味しい塩焼きそばを作れるようになる。 市野 翔太〈10〉 演 - 藤村真優 礼子の息子。以前は皆と食事をすることはなく、いつも帰りが遅い母親をダイニングで待っていた。味の違いに敏感。頭が良く、年齢の割に大人っぽい言動をとることもある。カルロスの日本語の勉強に付き合っている。別れた父親のことを「虫けら」と呼んでいる。 神山 要〈35〉 演 - 福士誠治 2号室の住人。海外出張が多いためにまかない荘にいることはほとんどなく、「ここは日本滞在中のホテル兼倉庫代わり」と言っている。元々はボランティア活動に熱心な青年だったが、活動の中で「もっと金があればもっとたくさんの人を幸せにできるはず」と思い、より稼げるビジネスに着手するようになった。かつて学校を建てる活動をしたネパールの子供たちからの手紙が宝物で、カレーが好物。 栃原 峰男〈67〉 演 - 渡辺哲 3号室の住人。まかない荘の最年長。恭子にしばしばセクハラをするスケベオヤジ。中日ドラゴンズの元プロ野球選手(二軍)で、スター選手に怪我をさせてしまった負い目から引退した。
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