《食べる》の敬語とは? わかりやすく解説

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《食べる》の敬語

「食べる」の敬語表現

食べる」の尊敬語は「召し上がる」「お食べになる」「食べられる」などです。「食べる」の謙譲語は「いただく」となりますまた、丁寧語は「食べます」「食べました」などとなります

「食べる」の最上級の敬語

お召し上がりになる」は二重敬語ですが、広く使われ定着している尊敬語です。宮内庁による新嘗祭説明中でも天皇陛下が、…陛下自らもお召し上がりになる祭典」と説明しているように、天皇陛下はじめとする皇族方食べ物召し上がる場面で使用されています。

また過去には「参る」「奉る」「召す」「きこしめす」が皇族貴族食べ動作対し使われていて、『古事記』や『竹取物語』などにも説明残されています。これらの言葉明治期以降文書などで使われきましたが、現代では使われていません。

「食べる」の敬語を使ったビジネスメール・手紙の例文

#「食べる」の尊敬語使った例文
件名夏期休暇御礼

○○部皆様

お疲れ様です○○部の△△です。

このたび夏期休暇いただき誠にありがとうございました
夏期休暇中はお忙しい中、担当業務代わるなどのご配慮いただき感謝申し上げます
感謝の気持ちとして少しばかりですがお土産お菓子お届けいたします。ぜひ召し上がってください

本日より気持ち新たにお仕事励んでいく所存です
まずは、取り急ぎメール御礼申し上げます

署名

#「食べる」の謙譲語使ったビジネスメールの例文取引先へのお礼
件名お土産御礼

○○株式会社代表取締役△△様

平素よりお世話になっております株式会社○△の△○です。
本日お忙しい中、弊社まで起こしくださりありがとうございます

またお土産まで頂戴して、△△様の温かい心遣い感謝しております
頂戴したクッキーはさっそく課の皆でおいしくいただきました

今後とも代わらぬご厚誼賜りますようよろしくお願い申し上げます

署名

#「食べる」の尊敬語使った手紙例文
暑い日が続いていますが、お変わりなく過ごしのことと思います
先日夏休み利用して子どもと帰省してまいりました
その際地元人気のある和菓子店に立ち寄りました
○○様が和菓子お好きだと伺っていたのでささやかですがよろしければ召し上がってください
またお会いできる日を楽しみにしております

#「食べる」の謙譲語使った手紙例文
秋風が身にしみる頃となりましたが、お元気でご活躍のことと存じます。
先日心温まるお土産頂戴しありがとうございました
季節の移り変わり感じながら、家族みんなでおいしくいただきました
これからさらに寒くなる思いますので、どうかご自愛くださいませ。
末筆ではありますが、まずは御礼申し上げます

「食べる」を上司に伝える際の敬語表現

食べる」の尊敬語用いて上司に対して何かを伝える際には「召し上がる」を使うのが一般的です。例えば「ぜひ、召し上がってください」「お酒召し上がる聞いたので」というように使います。「お食べになる」は敬語表現としては合っていますが、「召し上がる」のほうがよく使用されています。食べられる」は可能や受身の意味持っているため、言葉の意味正確に伝わらないおそれがあります

上司から食べ物もらったときには謙譲語である「いただく」を使います例えば「先日いただいた○○がとてもおいしかったです」というように使います。「昨日何を食べましたか?」と問われときには昨日ハンバーグ食べました」というように丁寧語用います

「食べる」の敬語の誤用表現と注意事項

#目の前の人と関係ないものを食べたときは「食べました」を使う
昨日何を食べましたか?」と聞かれたときに「昨日ハンバーグいただきました」というのは間違いです。目の前にいる相手と関係のないものを「食べたというときは、謙譲語ではなく丁寧語使用します。なお、食事前にいただきます」というのは、食材感謝述べているため、間違いではありません。

#三重敬語間違い二重敬語は気にする人もいる
お召し上がりになられました」は、「お……になる」と「召し上がる」「られる」と、3つの敬語混在しているため、誤用です。「お召し上がりになる」や「お召し上がりください」は一般的に定着した二重敬語で、間違いとまでは言いにくいのですが、中には二重敬語であることを注意する方もいます。そのためビジネス公の場面では使わず、「召し上がる」あるいは「召し上がってください」を使うのが無難です。

「食べる」の敬語の言い換え表現

食べる」の尊敬語言い換え表現は「おあがりになる」「お食事になさる」「おつまみになる」などがありますまた、おかゆや汁物に対して「おすすりになる」を、食事を残すことに対して「お残しになる」と言うことあります

食べる」の謙譲語代表的な言い換え表現は「ごちそうになる」です。食事の後に使う「ごちそうさまでした」は食材対す敬意示した謙譲語です。食事呼んでもらうことに対しては「お招きいただく」などと言い換えることができます地域によっては食事招いてもらうことを「呼ばれる」と表現するところもあります

《食べる》の敬語

食べるの敬語表現

食べる」という言葉敬語表現は、誰が食べるのかによって表現異なります食べる人が目上の人であるなど、敬意を払うべき人である場合には、尊敬語である召し上がる食べられる、などに変換します。特に、「召し上がる」という表現ならば、誰に使用しても失礼にならないので、「食べる」という言葉尊敬語として使用する場合は「召し上がる」という言葉用いるのが無難です。「食べる」のが自分である場合謙譲語用いて表現します。「食べる」を謙譲語にするときは、「いただく」という言葉使います丁寧語への変換は、語尾に「ます」を付けた食べます」という言葉なります。特に気を使わなくてよい人の前であれば、「食べます」で問題ありませんが、先輩上司お客様など、自分にとって目上人がいるような場面であれば、謙譲語である「いただく」を用いた方がよいでしょう

食べるの敬語での誤用表現・注意事項

食べる」の敬語でのありがちな誤用表現として尊敬語謙譲語がまざってしまうパターン多く挙げられます。例えば、「部長お昼いただきましたか」は目上であり、敬意をはらうべき人物である部長に対して、「いただく」という謙譲語使ってしまってます。また、「私もランチ召し上がりました」も誤用です。「食べた」のが自分である場合、「いただきました」が正し表現なります。ほかにも、「召し上がる」で注意必要な表現として、「お召し上がりなられた」という表現あります。これは、すでに敬語である「召し上がる」に、さらに敬語を表す「られる」を付けてしまうことによって、二重敬語になってしまうケースです。必ずしも誤用というわけではありませんが、注意が必要です。「食べる」を敬語表現として用い場合気をつけなくてはならないのが、尊敬語謙譲語丁寧語変換した言葉が、元の「食べる」という言葉大きく異なってしまうという点です。元の言葉語頭に「お」を付けたり語尾に「ます」を付けたりするだけで敬語表現変換できてしまう言葉とは異なるので、変換した先の言葉覚えておかないと、「食べる」を正しく敬語として使用すること自体難しくなってしまいます場面や、使う相手に応じて正し敬語表現ができるよう、それぞれの変換後の言葉しっかりと理解して覚えておく必要があります

食べるの敬語での言い換え表現

食べる」の敬語での言い換えとして、・召し上がる召す召される食べられる・お食べなる・いただく・食べますなどが挙げられます。


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