《飛蚊症》の正しい読み方
「飛蚊症」の正しい読み方
「飛蚊症」は、「ひぶんしょう」と読む。「飛蚊症」の意味解説
「飛蚊症」は、目の前に黒い点やひも状のものが飛んでいるように見える症状である。眼球は硝子体というゲル状の物質で満たされており、加齢による変化で濁りが生じたり、シワができたりすることで硝子体に影ができる。それによって、小さな黒い点やひも状のゴミのようなものが、目の前を飛んでいるように見える病気である。視線を動かすことで黒い点も動くので、蚊が飛んでいるように見えるため「飛蚊症」と呼ばれる。「飛蚊症」には「生理的飛蚊症」と「病的飛蚊症」があり、「生理的飛蚊症」は誰にでも起こる可能性があり、加齢などが原因でおこる自然現象によるところが多く、治療の必要はない。明るいところではよく見えるが、暗いところだと見えにくくなるので気になりにくい。ただし、「飛蚊症」のおこる頻度が多くなったり、影が大きくなったり、数が多くなったりするのは、目の中の物質に変化がおきているサインなので、「病的飛蚊症」の可能性を疑う必要がある。網膜裂孔や網膜剥離、高血圧や糖尿病、外傷などによる硝子体出血、そして細菌やウイルス、アレルギー免疫の異常などによるぶどう膜炎などの病気になると「飛蚊症」の症状が現れる。それが「病的飛蚊症」であり、速やかに眼科を受診する必要がある。
なぜ「飛蚊症」と読むのか・理由
「飛蚊症」は目の前を蚊が飛んでいるように見える症状であるため、「飛」「蚊」「症」と書き、それぞれ音読みで読まれるため「ヒ」「ブン」「ショウ」と読む。- 《飛蚊症》の正しい読み方のページへのリンク