《家常豆腐》の正しい読み方
「家常豆腐」の正しい読み方
「家常豆腐」は、「ジョーチャントウフ」や「ジアチャンドォウフ」などと読む。日本語の音読みをあてて、「かじょうどうふ」と読む場合もある。「家常豆腐」の意味解説
「家常豆腐」とは、豆腐を使った中国の家庭料理。中国の四川省でうまれた、四川料理の1つだ。「家常」は、中国語で「家庭の、家庭的、家庭の日常」という意味。もともとは、四川でよく用いられる味付け((家庭に常備している豆板醤・醤油・塩)を指していた。それぞれの家庭で常備している、または手に入りやすい調味料や食材を用いた料理を「家常」と表すことも多い。基本的には素揚げした豆腐と、野菜や肉を炒めて煮込んだものが「家常豆腐」だ。なぜ「家常豆腐」と読むのか・理由
「家常豆腐(ジョーチャントウフ、ジョアチャンドオゥフ)」は、中国語だ。日本で親しまれている中華料理は、中国語での発音をそのまま日本名としているものが多い。具体例として、「青椒肉絲(チンジャオロース)」や「小籠包(ショーロンポウ)」、「回鍋肉(ホイコーロー)」などが挙げられる。一方、日本語の「家常(かじょう)」は「音読み(か)+音読み(じょう)」の読み方。音読みは、中国語での漢字の発音をもとにした読み方である。「家常豆腐」の類語・用例・例文
「麻婆豆腐(マーボードウフ)」も「家常豆腐」と同様、豆腐を使った四川料理だ。しかし、「家常豆腐」には、素揚げした豆腐を用いるという違いがある。よって、「麻婆豆腐」は「家常豆腐」とは別の料理であるため、同義とは言えない。「家常菜(ジャーチャンツァイ)」とは、「家庭料理」。「家常(家庭の)」と「菜(ごはん、おかず)」を組み合わせた言葉だ。「家常菜」は「地域名+家常菜(その地域の家庭料理)」や「人名+家常菜(その人の家庭の味)」といった形で用いられている。「家常豆腐」も、「家常菜」の1つである。「家常豆腐」を用いた例文として、「ホームステイ先で食べた家常豆腐がとても美味しかったので、レシピを教えてもらった。」や「母が作る家常豆腐には、味にアクセントを加えるためにキムチが入っている。」、「やさしい味つけに仕上げられた家常豆腐は、子供からお年寄りまで幅広い世代から愛されるだろう。」などが挙げられる。
「家常豆腐」の英語用例・例文
「家常豆腐」は英語で「fried bean curd home style」や「braised bean curd home style」などと言う。それぞれ「fried」は「揚げた」、「braised」は(油で炒めた後で)蒸し煮にした」という意味。また、「bean curd」は「豆腐」、「home style」は「家庭料理の、(料理が)家庭的な」を表している。「家常豆腐」を用いた英語の例文として挙げられるのは、「I ate fried bean curd home style yesterday.(私は昨日、家常豆腐を食べた。)」や「My favorite food is braised bean curd home style.(私の1番好きな食べ物は、家常豆腐だ。)」などだ。《家常豆腐》の正しい読み方
「家常豆腐」の正しい読み方
「家常豆腐」の読み方は、「かじょうどうふ」もしくは「ジャーチャンドーフ」である。家常豆腐は中華料理(四川料理)の名称であり、読み方も本場中国の読みを踏襲して「ジャーチャンドーフ」と読まれる場合が比較的多い。「家常豆腐」の意味解説
「家常豆腐」は中国の料理を指し、「家常」は「ありふれたこと」という意味を持つ。そのため、「家常豆腐」は、中国の家庭でよく見られる、ありふれた豆腐料理という意味合いとなる。料理の特徴としては、生の豆腐ではなく、厚揚げ豆腐を使用する点が挙げられる。厚揚げ豆腐と野菜を炒めた上で、豆板醤で味付けをすれば「家常豆腐」となる。そして、中国の家庭料理であるため、家庭によって様々なアレンジが加えられることは珍しくない。したがって、厚揚げ豆腐と野菜を炒めたものであれば、多少味付けの方法が変わっていたとしても、「家常豆腐」と呼ばれる。なぜ「ジャーチャンドウフ」「やじょうどうふ」「かじょうどうふ」と読むのか・理由
「家常豆腐」を「やじょうどうふ」または「かじょうどうふ」と読むのは、全てを音読みで統一するためである。中国語の発音は日本人に馴染みがないということで、漢字がそのまま音読みにしてある。ただ、「家常豆腐」という料理自体が、日本ではそれほど浸透していない。そのため、「やじょうどうふ」という読み方をしても意味が伝わりにくい。場合によっては、料理ではなく豆腐の一種だと誤解されかねない。したがって、少なくとも中華料理だということははっきりと伝えるために、中国語読みの「ジャーチャンドウフ」が用いられることはよくある。「家常豆腐」の類語・用例・例文
「家常豆腐」という言葉は、基本的に、料理を指す以外の使い道はない。したがって、例文にすると、「ここの料理店は、家常豆腐が定番メニューである」「厚揚げを安く購入できたため、今晩は家常豆腐を作ろうと思う」「これは今までに食したことがない味付けの家常豆腐だ」といった形になる。いずれの場合も、読みは「ジャーチャンドウフ」「やじょうどうふ」「かじょうどうふ」のどれを使用しても問題ない。そして、「家常豆腐」の類語としては、「麻婆豆腐」が挙げられる。同じ中国四川の料理であり、豆腐を使用する点も共通である。また、「担々麺」や「回鍋肉(ホイコーロー)」なども、同じ四川の料理ということで、「家常豆腐」と一緒に扱われる場合が多い。
「家常豆腐」の英語用例・例文
「家常豆腐」を英語で表現すると、「home style fried bean curd」となる。厚揚げ豆腐を使用した家庭料理という表現であり、「fried bean curd」が厚揚げ豆腐を意味している。例文にした場合は、「I have never eaten such delicious home style fried bean curd(このように美味な家常豆腐は食べたことがない)」「home style fried bean curd is easy to cook(家常豆腐は調理が簡単である)」という風な形となる。- 《家常豆腐》の正しい読み方のページへのリンク