《寒河江》の正しい読み方とは? わかりやすく解説

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《寒河江》の正しい読み方

「寒河江」の正しい読み方

読み方:さがえ

寒河江」を「さむかえ」や「さむがえ」、「さかえ」と読むのは誤りである。

「寒河江」の意味解説

寒河江」は山形県中東部に位置する人口約4万人都市である。サクランボ生産有名な山形県であるが、その中で産地として特に有名なのが寒河江市だ。市の北部西から東に向かって流れ寒河江川が、市の東部流れ最上川合流する地点有する市街地は、2つの川によって形成される扇状地広がっている。

盆地内部位置するため、夏は暑くて冬は寒いという特徴がある。平成19年から平成30年までの12年間では年間平均気温12度前後であるが、最高気温平成27年記録した38.1度で、最低気温平成30年記録したマイナス11.7度になっている年間平均風速が1メートル前後というかなり弱い数値になっているのも、盆地ならではの特徴といえる

なぜ「寒河江」と読むのか・理由

「寒」の音読みは「カン」で、訓読みは「さむ(い)」である。「さび(しい)」「まず(しい)」「いや(しい)」という読み方表外読み。「河」の音読みは「カ」で、訓読みは「かわ」。「江」の音読みは「コウ」、訓読みは「え」である。「寒」も「河」も「江」もすべて常用漢字で、「寒」と「河」に関しては、小学校6年間で学習する教育漢字よばれるものだ。

本来の漢字読み方で読む字は「江」のみで、「寒」に「さ」という読み方はなく、「河」にも「ガ」という読み方存在しない。「河」を「ガ」と読むのは連濁考えることもできるが、「寒」を「さ」と読める文法規則はない。

寒河江」の地名の由来諸説あるが、山形新聞社刊行やまがた地名伝説によると、「相模」か「寒川」に由来する考えられている。また、鎌倉時代地頭としてこの地に任命され大江広元が、京都鎌倉の川よりもずっと寒かったことから、「寒い河」に自分名字の「江」を足して寒河江」としたという説もある。当初は「さかえ」と発音していたものが、後になまって「さがえ」になったといわれている。

「寒河江」の類語・用例・例文

寒河江」は地名であるため、類語対語などは存在しない。「寒河江市には、扇状地広がる」や「盆地特徴寒河江内陸性気候のために気温寒暖差が激しく、夏は暑くて冬は寒い」のような使い方をする。

「寒河江」の英語用例・例文

寒河江」は固有名詞であるため、英語でもそのままSagae」と表記する文章の中では、「It's a city called Sagae.(それは、寒河江という都市だ。)」や、「Sagae city is famous for producing cherry.(寒河江市は、サクランボ産地として名高い。)」のように使用する

《寒河江》の正しい読み方

「寒河江」の正しい読み方

寒河江」の読み方は、主に「さがえ」である。山形県にある「寒河江市さがえし)」を指すことが多い。

寒河江」は地名の他に人名名字)としても用いられるが、名字としては「さがえ」に限らず「さがわえ」や「さかえ」のように微妙に違った読み方をする場合ままある

地名として寒河江由来諸説あるが、一説には神奈川県にある寒川さむかわ)が関係しているといわれている。かつて相模(さがみ)の国(現在の神奈川県)にある寒川から、寒河江多く移住者がやってきた。寒河江には入り江多かったことから、寒川に「江」の字を組み合わせ、「寒河江」という地名になったとされている。

名字としての寒河江も、山形県寒河江市ルーツがあるといわれている。



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