《寒くなってきたので体に気をつけて》の敬語
「寒くなってきたので体に気をつけて」の敬語表現
「寒くなってきたので体に気をつけて」を敬語にする場合、「寒くなってきましたので、お体にお気を付けてください」という表現にすると良いです。「きた」の部分を丁寧な形の「きました」にした上で、「体」と「気をつけて」の両方に、丁寧な意味合いを持たせる接頭語「お」を付ける形です。さらに、最後に「ください」という丁寧な言葉を付け足します。そうすると、丁寧語の表現が数多く含まれることになるので、相手に対する強い敬意を示せます。尊敬語や謙譲語が含まれていないからといって、失礼だと受け取られることはまずないでしょう。「寒くなってきたので体に気をつけて」の敬語の最上級の表現
「寒くなってきたので体に気をつけて」を最上級の敬語表現する場合、「寒くなって参りましたので、どうぞお体にお気を付けてお過ごしくださいませ」という形にすると良いです。一般的な敬語表現である「寒くなってきましたので、お体にお気を付けてください」に、さらに丁寧な要素を追加した表現です。まず「きました」の部分を、「参りました」に変えます。この場合の「参りました」は、謙譲語ではなくあくまでも丁寧語ですが、「きました」よりもかしこまった表現となります。そして、「どうぞ」を追加することで、さらにかしこまった形にできます。「どうぞ」は、「くれぐれも」に置き換えても問題はありません。「どうぞ」「くれぐれも」には、尊敬語や丁寧語などの要素はないです。しかし、フォーマルな場で使用されることが多いので、取り入れることで表現がよりかしこまった形になります。そのため、かしこまった表現が望ましい最上級の敬語では、積極的に取り入れた方が良いでしょう。
さらに、「お気を付けてください」で締めくくるのではなく、「お気を付けてお過ごしくださいませ」という形にすることで、丁寧語の要素を追加できます。ほとんどの場合で、「お過ごしください」を追加しても、基本的な意味は変わらないため、より丁寧な表現のためには取り入れた方が良いです。また、「ください」には命令の要素があるため、そのままでは命令した形で終わってしまいます。そこで、丁寧な要素を持つ「ませ」を付け加えて、命令の意味合いを打ち消すと良いです。
「寒くなってきたので体に気をつけて」の敬語のビジネスメール・手紙での例文
「寒くなってきたので体に気をつけて」の敬語表現を、ビジネスメールや手紙で使用する場合、例文は「寒くなってきましたので、お体にお気を付けてください。さて、先日ご相談いただいた件ですが、前向きに検討させていただきたいと思います」「この手紙が今年最後となるでしょうか。また来年もよろしくお願いいたします。寒くなって参りましたので、どうぞお体にお気を付けてお過ごしくださいませ」といった形になります。社交辞令のひとつとして、独立させるのが基本です。「寒くなってきたので体に気をつけて」を上司に伝える際の敬語表現
立場の離れている上司に対して、「寒くなってきたので体に気をつけて」の敬語表現を使用する場合、「寒くなって参りましたので、どうぞお体にお気を付けてお過ごしくださいませ」を使用すると良いです。特に文章で使用する場合、常套句のような表現であるため、冗長になることはないでしょう。身近な上司に対しては、「寒くなってきましたので、お体にお気を付けてください」を使用することが望ましいです。「きました」の部分を「参りました」にしたり、「どうぞ」や「くれぐれも」を使用したりすると、くどいという印象を与えかねません。そのため、最低限の丁寧表現だけで留めておいた方が無難です。場合によっては、「気をつけて」に付く接頭語「お」を省いて、「寒くなってきましたので、お体に気を付けてください」でも十分な可能性もあります。
「寒くなってきたので体に気をつけて」の敬語での誤用表現・注意事項
「寒くなってきたので体に気をつけて」を敬語で表現する場合、「よろしくお願いいたします」のような表現は付け加えないようにしましょう。体に気を付けるよう、念を押す形になってしまうからです。相手に対して、体に気をつけない人というレッテルを貼る形になりかねません。また、相手の体は、あくまでも相手のものです。そうであるにもかかわらず、体に気をつけるようお願いする形になると、相手は自分のものという意味合いになる恐れがあります。したがって、お願いするような意味合いは含ませず、最後は「ください」あるいは「くださいませ」で締めくくるのが無難です。「寒くなってきたので体に気をつけて」の敬語での言い換え表現
「寒くなってきたので体に気をつけて」の「寒くなってきたので」の部分は、「寒さが強くなってきましたので」や「ますます寒くなってきていますので」といった表現に言い換えることができます。意味や尊敬の度合いは、「寒くなってきましたので」と変わらないため、どれを使用しても問題はありません。「体に気をつけて」の部分の言い換え表現としては、「ご自愛ください」が代表的です。「体に気をつけて」とほぼ同義の表現であるため、そのまま置き換えても特に問題はありません。そして、「お体にご留意ください」という表現にすることも可能です。「留意」は、「心に留める」という意味を持つ言葉で、気を付けるという意味合いを含んでいます。そのため、「お気をつけてください」は「ご留意ください」に置き換えられます。
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