《實》の正しい読み方
「實」の正しい読み方
漢字の「實」は「実」の異字体であり、読み方は「じつ」「じち」「しつ」「み」「みの(る)」「さね」「まこと」「まめ」「み(ちる)」などが挙げられる。「實」の意味解説
「實」の意味は、読み方によって意味が異なる。「み」と読む場合、草木の実や草木の種・さねということであり、「みの(る)」と読む時には、草木に実がなるという意味となる。「み(ちる)」と読み時には、一杯になるや豊かになるということで、「まこと」と読む場合には、まごころや本当、偽りのないという意味となる。「じつ」と読む時は、真心や親切心、誠意となり、「しつ」と読む場合、内容な中身という意味だ。「さね」と読む時は、物事の中心や本質となるもの、または根本と言う意味で、「まめ」では労苦を厭わず努力すること、または勤勉という意味となる。
なぜ「實」と読むのか・理由
「實」は「実」の旧字体である。「実」は「み」「みの(る)」「じつ」と読むため、「み」「みの(る)」「じつ」と読む。また「実」を「み」と読む理由は、草木の実を「み」と読むためだ。「じつ」と読む理由は、「実際」を「じっさい」と読むためで、「しつ」と読むのは「じつ」の濁音を消して読まれるようになった。
「さね」と読む理由は、古事記に出てくる言葉「物実」を「ものざね」と読んだことが由来となっている。「まめ」と読む理由は、竹取物語で忠実な男の事を「まめなり」と表現したことが由来である。「まこと」と読む理由は、「真実」を「まこと」と読むことからきている。「まこと」は主に名前の読みで用いる場合が多い。
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