《定額小為替》の正しい読み方
「定額小為替」の正しい読み方
「定額小為替」は「ていがくこがわせ」と読む。「定額」と「小為替」という2種類の漢字の組み合わせである。そして、「小為替」は読み方を間違えられやすい。「こためかえ」ではなく、「こがわせ」である。また、「為替」は「かわせ」という読み方で、濁点を伴わない。しかし、「小為替」は「こがわせ」と読むため、注意が必要である。「定額小為替」の意味解説
「定額小為替」は、日本の郵便局で取り扱っている為替のひとつである。日本の郵便では現金を輸送することが不可能だが、現金を為替の形にすると輸送可能となり、離れた場所に資金を移動させることができる。そして、数百万円単位のものもある郵便局の為替の中で、定額小為替は比較的少額に設定されていて、最小50円から最大1,000円までの12通りの選択肢がある。また、定額という文字が入っていることからもわかるように、定額小為替の金額は、為替相場による変動はしない。定額小為替は原則として、郵便局で発行されるものであるため、「定額小為替を買ってきてほしい」と伝えるだけで、相手が行き先を訊ねずに郵便局まで赴くこともある。なぜ「定額小為替」と読むのか・理由
「定額」を音読みで「ていがく」と読むのは、複数の漢字を組み合わせた熟語が、音読みとなるのが自然だからである。そして、「小」は接頭語の役割を持ち、「こ」と読むことで「わずかな」という意味となる。「為替」は本来「かわせ」と読むが、直前の「小」と組み合わせると「こかわせ」となり、か行が連続するため発音が難しい。そのため、連濁という方式が採用され、「か」が「が」になる。このような複数のルールに則る形で、「定額小為替」は「ていがくこがわせ」と読む。「定額小為替」の類語・用例・例文
「定額小為替」の使用例は、「受験料を送るために定額小為替が必要である」「この通信販売は、支払いを定額小為替で行う特殊な形となっている」という風になる。「定額小為替」の類語としては、「郵便為替」が挙げられる。定額小為替だけでなく、普通為替も含めた、郵便で取り扱いのある為替全般を指す言葉である。そして、定額小為替を指す際に、郵便為替と表現しても間違いではない。ただ、単純に郵便為替と表現する場合は、普通為替のことを指す場合が多い。したがって、誤解を生むリスクを下げるのであれば、定額小為替と限定することが望ましい。「定額小為替」の英語用例・例文
「定額小為替」を英語で表現する場合、「fixed amount postal money order」となる。「fixed amount」が「定額」、「money order」が「為替」を意味する。そして、日本では郵便局でのみ取り扱いがあることを示すため、便宜的に「postal」を挟む。例文は「I buy a fixed amount postal money order at the post office(私は郵便局で定額小為替を購入する)」といった形だ。また、日本だと、外国人相手であっても、「Teigaku Kogawase」と表現する場合がある。- 《定額小為替》の正しい読み方のページへのリンク