真紅家とは? わかりやすく解説

真紅家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/24 07:14 UTC 版)

かりん (漫画)」の記事における「真紅家」の解説

ヘンリー・マーカー 声 - 松本大 / 石井康嗣 果林父親長身先の尖った口髭、という一見威厳ある風貌持ち主だが、実は素直でナイーブかつセンシティブな平和主義者普段は妻・カレラ尻に敷かれているが、果林のことになると性格急変する。血の嗜好は「プライド」。 かなりの子煩悩心配性どちらも主に果林方面発揮されている)。果林健太の仲が進展してしまう事が悩みの種だが、健太の事も気遣っている。カレラ心底愛しており、彼女が侮辱されると怒る。 果林救出作戦の時は、大木を何本も引き抜いては、のようにグラーク達に投げつけるという怪力発揮。娘を守る父として奮闘するが、エルダ助けられた後に(戦い恐怖と母が来た事による緊張からの解放で)大泣きしてしまう。 カレラ・マーカー 声 - 篠原恵美 / (同左果林母親凶暴嫉妬深い性格だが、仁義に厚い姉御肌。血の嗜好は「嘘つき」で、辛みばしった味が好みスリッパによる打撃は真紅家最強武器ヘンリーとは見合い結婚旧姓はアルマーシュだが、義父ジェイムスによってその事固く秘匿された上に顔立ち父親似であった事も手伝いエルダ長年セシリアの娘だと気づかなかった。実は熟年好みで、昔はジェイムスのことが好きだったヘンリー会ってからは彼に「もっと老けろ」と焚きつけ血液摂取制限させたりもした。そのため義母エルダとは犬猿の仲で、彼女の棺桶重石置いて乾びさせようとした事がある。子供を3人も産んだため他の吸血鬼達からは羨望の的になっており、集会の時は子供産まれなくて悩んでいる若奥様達に取り囲まれていた。 真紅 煉(まあか れん) 声 - 諏訪部順一 / 高橋広樹 果林の兄。1982年11月1日生まれ21歳身長182cm。体重69kg。 杏樹の事は甘やかしているような素振り何度見せるが、落ちこぼれ果林の事はバカにしており、特に両のこめかみを拳でぐりぐり痛めつけたりイジメ描写が多い。しかし、文句言いつつ世話を焼く事もある。血の嗜好は「ストレス」だが、女性からしか吸血しない(健太の母・文緒を狙った事もあった)。 基本的に女好きで(ジェイムス譲りらしい)、趣味ナンパ。強いストレス抱えている女性殊更魅力的に感じるらしく、また基本的に彼の場合吸血行為そのまま相手との性交渉直結する。ただし、吸血後は相手への興味無くなってしまうので、すぐに乗り換えたりと貞操観念はかなり薄い。このため彼女は常時複数おり、中にはストーカーとなった女性存在。特にストーカーに対しては姿を見せずにいることでストレス溜めさせ、それが臨界間際となったところで吸血行為にいたるという「ストレス養殖」ともいえる行動をとっており、本人はこれを「ストレスキャッチアンドリリース」などと嘯いて家族呆れさせた。ただ、そのためには養殖先との定期的な交際長期間続けることが必須となるため、基本的に自らの吸血行動およびそれに直接かかわる事柄以外の記憶は消すことができずにいる。ひねた言動とは裏腹に実は犬好き思われる部分もあり、マーカー邸を匂い突き止めた麻紀愛犬リク記憶をいじる際に無言撫で回し続けたその様子から、家族戦慄させていた。 男は触れる事すら嫌がり、特に健太の事を快く思っていない(健太から「ストレス」を感じ取ってしまう事も毛嫌いする理由1つ)。ぶっきらぼう無愛想な性格で、怒るとかなり怖い。小さい頃に死ぬほど可愛がられた事がトラウマ祖母エルダの事を苦手としており、現在の歪んだ性格は、そのトラウマ原因である模様果林対す邪険な扱いも、彼女が記憶の中のエルダ瓜二つであるということ少なからず関係している。漫画版番外編『煉の卒業日向名残り』では中学の時、クラスメイト少女である藤谷日向お互い惹かれあっていたようだったが、吸血目覚めた事で別れ余儀なくされた。その頃記憶は現在でも微かに尾を引いているらしい邪険にしているが果林の事は彼なりに大切に思っており、果林救出作戦時に果林暴力振るったブリジットに本気でキレて、彼女を太陽で灰にしようとしたそのままブリジットと関係を持ってヘンリー達を唖然とさせたが、最終回にて長年火遊びツケ回ってきたか、ブリジットとのできちゃった結婚危機に陥っている。10代で「おばさんになってしまう事について果林杏樹ショック受けていた。また、ブリジットカレラ従姉妹である事には気付いてないようである。 後に描かれ番外編では息子認知すらも拒否して逃げ回り結局のところ正式な結婚には至らなかった事が判明している。一方で、その息子(玲)がブリジット教育影響人間不必要に怯えるようになっているのを知った時にはどういう教育をしてきたんだ!」と彼女に激怒したブリジットからは「あんたが認知もせずに逃げ回ってたからでしょ?」と返されている)。また、この事もあり雨水家が幽ヶ谷へ帰省した際には煉が妹一家見守っている。それを知った健太には感謝込めてお義兄さん」と呼ばれたが、彼とは前述通り色々あったため「やめろ」と返している。 前述通り最終回果林家族に関する記憶消しているが、ここでこれまでの果林対す扱い全て、この記憶消去のための「仕込みであった事が明かされた。これは日中ともに過ごすことのできない家族居ても彼女が幸せはなれないだろうというマーカー一同果林を除く)の総意に基づくものであり、さらに果林人間事実上変わらなくなったことで、彼女を健太託して人間社会送りだすという決断がされた上で行為だった。実際には誰よりもできの悪い妹を強く愛する兄であり、その妹の幸せ思えばこそ、いつかは妹と離れる日が来ることを自ら理解し、ただそのために下手な未練情け残らぬよう、妹に冷たく接していただけのことだった。 アニメ版では過去全寮制男子校入れられルームメイト男子である藤谷誠を女と間違えて好意をもってしまった事に絶望開き直りその場にいた数人の男の血を吸い覚醒した真紅 杏樹(まあか あんじゅ) 声 - 猪口有佳 / 下屋則子 果林の妹。1992年6月6日生まれ小学5年生身長146cm。体重38kg。 無口大人しい美少女。黒を基調としたいわゆるゴスロリ系の服を着ており、出歩くときは日傘常用する多少毒舌家だが非常に姉思い性格であり、果林の敵を無条件で嫌う。果林素性知って変わらず接す健太に、ある種興味持っている。幼いながらコウモリを操る能力家族から「天才と言われるほどのもので、果林為に情報収集記憶操作行っている。趣味人形集めだが、ブギーくんを初め、どれも何らかのいわく付き普段こそ歳に似合わず無口だが、人形事となると饒舌になる。太陽に当たると体調がすぐれなくなるため学校欠席しがちで、成績見た目反してかなり悪い。 同級生に対してクールな振るまい続け自分想い寄せてくる鯉淵瀬良に対してもそれは同様であった覚醒が近いことを自覚する家族そのこと隠そうとしたり、無理をして多少晴れている日でも登校したり、覚醒遅らせよう必死になるなど、姉と共有できる時間を失うことを内心ではとても寂しく思っていた様子伺える。12歳という吸血鬼としても早すぎるらしい年齢で「淋しさ」を好む吸血鬼として目覚めたこの際果林善意のつもりで「おめでとう」と彼女にとっては無神経極まる言葉言ってしまったことに対しショックを受け泣いていた。 なお、小説版1巻での杏樹は少し口調が違う。 物静かな性格とは裏腹に無茶な行動多く小説版8巻から9巻では健太果林任せて大丈かどうか確かめ為にノエルと「危険な賭け」をしていた(負けた場合ノエル貞操奪われ可能性がある)。 じつは原作最終話の後も、姉の一家一族をずっと見守り続けており、何らかの脅威迫った際には即座に駆けつけ雨水家気付かれる前にそれを排除し続けている。しかし、その出来事扱った番外編などでは、姉を慕う思い悪化し、どこかシスコンめいた言動増えている。特に果林が歌音を懐妊した事を知った際には、人知れず健太に対して「あの野郎」と激怒している。 アニメ版では第20話覚醒。血の嗜好は「嫉妬」。エルダのことは初登場時果林の胸を強く揉んだことに怒り嫌っている。姉・果林に対して百合的な描写もされていた。 ブギーくん 声 - 野島裕史 / 宮本克哉 杏樹がいつも抱いている人形中には包丁13人殺し連続殺人鬼の霊が入っている。他人(特に果林)によく攻撃的なツッコミをする。しかし杏樹には逆らえない。杏樹の手離れると、人形から抜け出して動くこともある。生前通称「ボーダーシャツの赤い切り裂き魔」と呼ばれてたらしいアニメ版では杏樹覚醒とともに死亡(魂の消滅)。 ジョアンナ 杏樹人形コレクション一つ。「〜ですわ」等の口調で話す。 お茶目性格で、文化祭お化け屋敷で人を怖がらせては楽しんでいた。果林の事は「お姉様」と呼んでいるが、ブギーのように口汚くはないものの、果林の事を貶している。 名称などモデルとなったのは影崎の知人で、当時ゲームメーカーアアル」の社員だった和南城ジョアンナであり、影崎の同人誌単行本等あとがき登場する本人像そのままである。 エルダ・マーカー 声 - 白鳥由里 果林祖母ヘンリー実母)。胸が小さい点以外は果林瓜二つ(他に違う点は髪の色もみ上げの髪の長さ)。原作では血の嗜好不明だ中年男性から吸血し、健太見て食指動かないと言っていた。 200年前人間追われ最初に日本渡ってきたのは彼女ら世代で、特に直系マーカー家の一族日本渡ってきたのは彼女一人けだった。そのため文書残ってないよう大陸から伝わるヴァンパイア知識持っている目された(実際大陸離れた頃は、彼女はまだ幼かったのでそれほど知識持っていたわけではない実際に知識があったのは、エルダの夫であるジェイムス方だった)。かつての吸血鬼狩り時代、他の者が自分以外のマーカー家の吸血鬼見捨て自分だけを連れて強引に脱出してしまったために、自分身内以外の全てを嫌い、同じヴァンパイアでもまったく信用していない。その様は「手の付けられない凶暴な」だとグラーク評されるほどで、「同世代ひいては日本在すすべての吸血鬼中でも最強」とも称される。特に彼女と同世代およびそこから少し下(ヘンリーやエルスマンたちの世代)からは、ほぼ伝説レベル恐れられる杏樹才能は彼女譲りコウモリを操る力も杏樹より強い。特にエルダ場合他者支配下にあるコウモリたちのコントロールをも完全に奪ってしまうほど強い意志力を持つ。吸血鬼にも寿命存在する設定で、吸血頻度老化影響するようであるが、16年補給身体萎びた後の吸血で、孫である果林見間違えるような若々しい肉体に戻る。大陸から渡ってきた世代の他のヴァンパイア寿命亡くなる状況下で、並外れた生命力有している事を示した。 ゆえに保守的傍若無人かつ、極度人間嫌い。特に現代常識通用せず、人間を殺すことも厭わない。ただし、気紛れ飽きっぽいために、これと決意した行動以外は完遂することは少ない。日本渡航後、ジェイムス半ば強引なアプローチを受け続け結婚するが、孤独だった自分家族を再び与えてくれた彼のことを深く愛すようになった家族溺愛しているが、嫁のカレラとは犬猿の仲。ただし、ある種愛情の裏返しとも取れ態度をとる。自分と瓜二つで、最も血の繋がり濃く見えることから果林可愛がっているが、嫁譲り巨乳部分嫌っている。ジェイムス似の顔立ちである煉のこともお気に入り幼き頃に吸血鬼狩り多く一族を、現代になって目覚めてからは眠りすぎの過失から夫を失っている為、これ以上身内を失う事を誰よりも恐れ家族を守るためには何者敵に回すこともまったく厭わない保守的な異端嫌いのため、果林増血知られる途端に果林嫌いだして一家から排斥しだすのではないかヘンリー危惧されたが、逆にわが息子にそんな疑惑抱かれていたことにショックを受け、即座にヘンリー叱り飛ばして疑惑否定したそれだけ、こと「家族」に対してはどんな形であっても愛情深い「おばあちゃん」である。 果林救出作戦の時は最終局面現れてブラウンリックのコウモリたち全てのコントロール奪い去り太陽焼かれる直前ヘンリー助けブリジットコウモリたちに引き裂かれそうになった果林健太解放した。さらに日が落ちると共にブラウンリック家に殴り込んで果林誘拐に関わった関係者全員完膚無きまでに叩きのめした。しかし、ブリジット騒動勃発すると面倒が起こる前にさっさと逃げ出している。 アニメでは果林をかわいがる理由として「人間恋に落ちるという境遇まで同じ」という過去追加されている。また、カレラの「スリッパ」に対し常時持ち歩いている「傘」で対抗する、という設定追加されている(原作では「傘」は杏樹シンボル)。なお、胸に関しては「まな板」とウィナー言われ怒ったことから、自分小さい胸がコンプレックスになっている可能性がある。アニメにおける血の嗜好は「恋心」で、その為に人間との恋に悲劇的な結末迎えていた。そのため健太果林の恋を知ると、果林自分と同じ思いさせまい健太から恋心奪おうとした。それに失敗すると、果林吸血鬼にする為の情報調べ為に外国へと渡る。ウィナー祖父ヴィクターとは因縁がある。また、アニメ版17話で高校生思われるカップル告白して付き合うという場面現れそのカップルを「つまみ食い」した。以前から周り時任麻希等)にも仲の良いことが知られていたカップルであった為、このことが原因文化祭エルダ来ていることに果林気付いた。 実は両親健在で、エルダ日本脱出した後に弟が産まれマーカー家を継いでいるのだが、エルダその事実を知らず逆に両親からは死んだ思われている。 ジェイムス・マーカー 煉とよく似た容貌の、果林祖父ヘンリー実父)。紳士的な性格吸血鬼には珍しい親人間派。マーカー家の姓を日本風に「真紅」と読み替え孫たちに名乗らせたのもこの人初登場時には既に死亡しており、この事が後に事態をさらにややこしくさせた。 血の嗜好が「若さ」のため、自分人間から若さ吸い取ってしまう事を気にして、あまり吸血したがらなかったようである。それ故に、エルダ代わりに血を集めていたが、生きる気力乏しくなっていたようでエルダ眠りついているいつのまに干涸び死んでいた。 マーカー家への婿養子であり、旧姓はエドウズ。プシュケー祀りし2家のうち、プシュケー境遇憤り感じて立ち上がるも、ヴァンパイア血族の裏切り者として誅されてしまった一族末裔以来プシュケー運命よりの解放はエドウズ一族悲願となっており、そのため自家に「アルマーシュ」の血族取り入れる(=いずれ生まれプシュケーをブラウンリックの支配から遠ざけ、自らの目の届くところに置き守護する)事を望み結果としてセシリア騙し彼女の娘のカレラマーカー家へ嫁がせる事に成功した死後幽霊となってマーカー家の屋敷内うろついていた所を杏樹捕まって熊の縫いぐるみ封じられ以後杏樹の耳となってヘンリーカレラ果林についての内緒話杏樹伝えていた。最終回縫いぐるみの姿のままエルダ再会したが、エルダジェイムス認識してたかどうかは不明エルガ・マーカー 番外編に登場した女吸血鬼で、エルダの姪(弟の娘)、すなわちヘンリー従兄妹に当たる。エルダ同じく保守的な吸血鬼教会に強い憎悪持っていたが、甥のフリードリヒ教会シスター恋仲になった事を契機考え改めるようになるフリードリヒ・マーカー 番外編に登場した吸血鬼で、かりん達の又従兄妹母親エルガの姉だが、彼を産んだ直後死亡している。吸血鬼狩り生業としていた教会監視していたが、その教会捨て子であったロザリー置いてきた事で吸血鬼人間の間の蟠りを自ら捨てる。日本の漫画傾倒しており、ロザリー彼に感化されている。

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