果林と健太の友人たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/24 07:14 UTC 版)
「かりん (漫画)」の記事における「果林と健太の友人たち」の解説
時任 麻希(ときとう まき) 声 - 高橋美佳子 / 小林美佐 果林の小学校時代からの親友。果林の正体などは知らない。恋愛話に激しい興味があり、果林と健太の仲を気にしている。 家は椎八場商店街で本屋「Toki-Books」を経営しており、時折レジや棚整理などで店を手伝っている。リク(小学1年~中学入学頃に老衰で死亡?)・カイ(リクの子供。中学1年から現在)という犬(雌)を飼っている。果林とは固い絆で結ばれており、小説版第7巻では果林に暴力を振るった男を一撃で倒した。 高校卒業後はアンナマリア女子大に入学。購買の売り子である文緒と仲良くなる。後に菊地と交際が始まるが、幼馴染の気安さからか「喧嘩するほど仲がいい」を地で行くカップルとなり、別れたりよりを戻したりを繰り返し、最終的に20代最後の年で結婚する事になる。しかし、結婚しても喧嘩ばかりするのは変わらず、新婚旅行先では成田離婚宣言の絵葉書を果林たちに送っている。 最終的に椎八場高校の体育教師として母校に舞い戻り、以降は歌音などの生徒たちから「姉御」と呼ばれ親しまれるようになる。 アニメ版では果林に勉強を教える為に真紅家を訪問し、カレラと杏樹に出会っている。また、しつこく果林に迫るウィナーの事を最初呆れていたが、彼の真剣な姿を見て恋心を抱く。ウィナーから果林が吸血鬼である事を告げられたが、果林は果林だと特に驚かなかった。その後のウィナーとの仲は友達以上恋人未満の関係らしい。 内藤 福美(ないとう ふくみ) 声 - 儀武ゆう子 果林と麻希の友人で、1-Dの学級委員。果林達とは別の中学出身らしい。眼鏡をかけたクールな少女。果林ら親しい友人からは「福ちゃん」と呼ばれる。 ともすれば(主に果林に対して)暴走気味になる麻希たち1-D女子を諌める立場にあり、麻希とは別のスタンス(いわゆる一歩引いた立場)から果林を温かく見守り、時にきちんとした忠言も行う。 言うべきことはきっぱりと言うタイプで、他者にもそれを強いる事がある。中学時代、その性格によって後輩男子からの人づての告白を「言いたいことがあるなら自分の口で言え」とバッサリ切り捨てた経験を持つ。 初出は小説版『かりん増血記①』で、原作には6話頃から徐々に出始めた。 菊地 悠司(きくち ゆうじ) 1-Dの同級生で健太の友人。健太のほうはそうでもないが、後述の事情からか菊地自身は健太に厚かましいほど、フレンドリーに接している。最終回後の番外編まで、長らく下の名前の漢字表記が登場しなかった。また雑誌連載中においても苗字の表記が「菊地」(本編単行本における表記)や「菊池」(番外編版などの表記)など一定していない。そのため、ここでは本編における表記に倣い「菊地」として表記する。 家は椎八場商店街で銭湯「菊の湯」を経営。なお雨水母子は引越ししたばかりの頃から「菊の湯」の常連客でもあり、そのため菊地は転校前から健太と顔見知りであった。同じ町内であることから時任麻希と幼馴染だが、麻希と果林の仲が確立してからは距離を置くようになり、最近は疎遠になっている。子供の頃は「ゆーちゃん」と呼ばれていた。 文化祭では1-Dの演し物であるお化け屋敷を情熱的にプロデュース。麻希とともに健太を目目連役に抜擢。さらに文化祭前日エルダに襲われて昏倒したにもかかわらず、その翌日には大復活し、プロデュースをやり遂げた。 果林が健太を噛んだ後日、詰襟などで健太が首筋を(果林の噛み跡を隠すために)見せていないのを不振がり、キスマークでも隠しているのかと追及しようとして健太に凄まれている。 健太の転校前に文緒のフェロモン体質にノックアウト。「同級生の母親を好きになる」という壮絶な初恋を経験してしまった。麻希に後押しされて告白しようとするも、様々な間の悪さからこれを断念する。その後は前述の通り、麻希と交際していくことになる。 アニメ版では登場せず、原作内で彼が担っていた役割は1-D男子クラス委員長やウィナーなどのアニメオリジナルキャラクターが分担して持ち回るように設定されている。 ウィナー・シンクレア 声 - 宮田幸季 アニメオリジナルキャラクター。果林のクラスに転入してきた美少年。 「運命の女性」こと果林に積極的にアタックを仕掛ける一方、時任麻希の事は「果林さんの友人君」と呼び、名前を覚えようとしない(実は知っている)。言葉遣いがかなり変で四字熟語を連呼するが使い方はほとんど間違っている。自称「吸血鬼ハンター」でライセンスらしき物も持っているが、血を見ると卒倒したりヘンリーに会っても彼の正体を見抜けなかったりとその実力は皆無。文化祭に現れたエルダが果林でないと見抜いた唯一の人物(まな板〈貧乳〉だから)。 幼き頃は引っ込み思案で吸血鬼ハンターになるのを拒んでいたが、偶然出会った果林に供血され積極的になる。ヴィクターに果林が吸血鬼(正確には増血鬼)と教えられるが、初恋の相手である果林を撃つ事ができなかった。最終回でも果林をあきらめていないが、麻希との仲も進展しているらしい。
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