準結晶とは? わかりやすく解説

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準結晶

読み方:じゅんけっしょう
別名:パラクリスタルquasicrystal
英語:paracrystal

固体構成する原子配列が、「結晶のような周期的な規則性持たずまた、非晶質」(アモルファス)のように不規則的なわけでもない、ちょうど結晶非晶質中間にあたる構造をもった物質

準結晶は、原子並びに一定のパターン見られるが、そのパターン結晶のように周期的となっていない。準結晶の特徴として、表面硬度高く、また表面滑らかですべりが良いという利点がある。今日では医療用メスなどとして多く使用されている。

準結晶は、1982年イスラエル科学者ダニエル・シェヒトマンによって発見された。シェヒトマンはこの功績などにより、2011年ノーベル化学賞授賞している。

じゅん‐けっしょう〔‐ケツシヤウ〕【準結晶】

読み方:じゅんけっしょう

周期性はないが、高い秩序性原子配列有する固体物質結晶とも非晶質アモルファス)とも異な新たな秩序構造として知られ1984年発見された。また、二次元における平面充塡として、ペンローズタイル知られる


準結晶

【英】:quasicrystal

は、周期性はないが原子間の結合方位一定であり、長距離にわたる秩序存在する新し秩序構造。には原子間に秩序があるので、アモルファス(非晶質)とは全く異なる。は金属(アルミニウム)と2つ強磁性を示す遷移金属からなる合金多くいだされている。

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  • 準結晶

準結晶

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/18 00:31 UTC 版)

準結晶(じゅんけっしょう、: quasicrystal)とは結晶ともアモルファス(非晶質)とも異なる、第三の固体物質ともいうべき状態である。結晶を定義づける並進対称性は持たないが、原子配列に高い秩序性を有している。この研究に大きな貢献をしたダニエル・シェヒトマンに2011年のノーベル化学賞が授与された。




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