ピッチングとは? わかりやすく解説

ピッチング【pitching】

読み方:ぴっちんぐ

[名](スル)

船や飛行機上下揺れること。縦揺れ。「乱気流機体が—する」⇔ローリング

野球で、投手投球また、その技術

「ピッチング」に似た言葉

ピッチング

英語 pitching

車体左右軸まわりの揺れで、縦揺れともいう。うねり路、段差走行発生する前後懸架ばねによる左右軸まわりのねじり剛性と、ばね上ピッチ慣性モーメントとで構成される振動系の固有振動である。うねり路からの周波数がピッチングの固有振動数にほぼ一致すると、大きな振幅のピッチングとなる。また、段差乗り越えたあとに生ず振動にもピッチングが含まれる。ピッチングを抑制するためには、ショックアブソーバー減衰力大きくすることが有効であるが、突き上げなど、ほかの乗り心地への悪影響考慮しなければならない

参照 ばね上固有振動数ばね上共振ばね上ピッチ慣性モーメント
※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

ピッチング

【英】pitting

ころがり軸受軌道面転動面の表面小さな穴があくこと。腐食初期疲れなどが原因である。②歯車歯面穴があくこと。主に繰り返し接触荷重による材料疲れをいうが,それ以外原因よるものもいう。
その他、潤滑剤やメンテナンス用品、作業環境保護など工場・現場が必要としている商品や供給会社に関する情報については、「ジュンツウネット21」で見ることができます。 ⇒ 「ジュンツウネット21」

ピッチング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/03 15:33 UTC 版)

3次元の回転
エレベーターによる機体の仰角変化(ピッチング)。

ピッチング (pitching) とは、乗り物など前後左右上下が決まった物体が、左右を軸として(いわゆる「上下に」)回転すること。ピッチ (pitch) とも。なお、前後を軸にした回転がローリング (rolling) またはロール (roll)、上下を軸にした回転がヨーイング (yawing) またはヨー (yaw) である。

主に、航空機船舶について言うことが多いが、自動車でも用いられる。

航空機の機動としてのピッチング

ここでは、航空機の、能動的な(機動としての)ピッチングについて述べる。

航空機の機動(マニューバ)では、ピッチングは操縦桿の操作で機首を上げ下げすることである。機首を上げることをピッチアップ、機首を下げることをピッチダウンと言う。機首が上がれば機体は上昇し、下がれば下降する。

ただし、機体の速度に対して機首の上がり具合が大きければ、機首の上がり具合に比例して機体が上昇せず、進行方向に対して機首が上向きの角度を持つ。この角度を迎角という。逆に進行方向に対して機首が下向きの角度を持つ場合もあり、これを伏角という。航空機は主翼が一定の仰角を持つ事により揚力を生じるので(伏角を持つ場合は負の揚力を生じる)、ピッチングの操作は航空機の操縦において重要な意味を持つ。航空機が水平飛行する場合には機体の重量と釣り合うだけの揚力が必要なので、水平飛行している航空機も若干ながら機首が上を向いている事になる(もっとも空気抵抗の問題があるので、実際には機体は水平であっても主翼のみ若干の仰角を持つ。あるいは水平であっても若干の仰角を取ったのと同等の効果を持つように主翼の翼型を設計する)。

  • 旋回は主に、機体を旋回する方向にロールさせて傾け、ピッチアップを行うことによってなされる。これにより旋回時に生じる遠心力に対して揚力でバランスを取る。これとは逆に機体を旋回方向と逆にロールさせて傾け、ピッチダウンによって負の揚力でバランスを取る事も可能であるが、このような旋回は流体力学上効率が悪いため、滅多に行われない。
  • 急激なピッチアップを行うと、仰角が非常に大きくなり失速の原因となるほか、激しいG負荷によるパイロットブラックアウトの危険性などから、慎重性を必要とする機動である。
  • 急激なピッチダウンは失速の原因となるほか、激しい-G負荷によるパイロットレッドアウトの危険性が考慮される。

ピッチ方向の安定

航空機の場合は、機体自体にある程度の安定性を持たせる設計にするのが普通である。機体の安定性を放棄する、いわゆるCCV設計が採用されたのは近年の事であり、戦闘機に限られる。

固定翼機のピッチ(機首)の上下方向のバランスの取り方には、以下の方法がある。

  1. 主翼を重心より後方に配置し、さらに後方の水平尾翼が下向きの揚力を生んでバランスを取る(通常の尾翼形式)。
  2. 主翼の大部分はプラスの揚力を発生するが、主翼の後部(後縁部、あるいは後退翼なら外側)が下向きの揚力を生む(無尾翼機)。
  3. 重心の前後にある2枚の主翼の揚力でバランスをとる(タンデム翼機)。
  4. 主翼を重心より後方に配置し、それより前方の水平尾翼(カナード)が上向きの揚力を生んでバランスを取る(エンテ型飛行機)。
  5. 主翼が重心の前に位置し、水平尾翼もまた上向きの揚力を生む。(揚力尾翼機)。

上記の方法のうち一般的なのは1.である。これは、風見安定を得るために、風圧を受ける中心(力点)が重心より後ろにあることが必要だからである。1.であれば主翼・尾翼ともに重心より後ろになる。2.においても主翼は重心より後ろに配置する(その状態でバランスを取るように主翼の翼型を設計する)。3.4.の場合もトータルでの風圧中心は重心よりも後ろになるように設計する。ただし5.の方式の場合は、風圧中心はどうしても重心より前になり、不安定になるので、一般的な方法ではない。

航空機事故

関連項目


ピッチング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/12 03:55 UTC 版)

プロ野球 ファミスタクライマックス」の記事における「ピッチング」の解説

投手ごと「球速」「スタミナ「変化」球威」「決め球」というステータスがあり、球速速ければ速いほど打者速く球が到達スタミナはその投手がいかに長く投げられるか。変化変化量大きさ球威は球の重さである。 スタミナ投げれば投げるほど減少し、0に近づく球速変化量が下がる。 球威大きければ大きいほど打たれても飛距離出づらくなる。 変化球基本リターンズ変わらず十字キー又はスライドパットで好きなコース投げ込むスライダー方向シュート方向下方向変化するスライダー・シュート方向へは変化の値が大きければ大きいほど変化するうになる下方向は値が大きければ大きいほどキレが増す。 決め球はその名の通りその投手決め球の事。速球から変化球さらには魔球登場する決め球スタミナ消費量通常の球より高いが、配球加える事で非常に相手有効な投球出来るだろう。

※この「ピッチング」の解説は、「プロ野球 ファミスタクライマックス」の解説の一部です。
「ピッチング」を含む「プロ野球 ファミスタクライマックス」の記事については、「プロ野球 ファミスタクライマックス」の概要を参照ください。

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