SKU
SKU
「SKU」とは、商品の在庫管理をする際に使用される最小単位のことを意味する表現。
「SKU」とは・「SKU」の意味
「SKU」とは商品の在庫管理をする際に使用される最小単位のことで、アパレルや食品、化粧品、ITなど業界を限定せず広く使われている。1つのアイテムを細かく分類し、これ以上分ける必要のない全く同じ商品を1とする単位。SKUによりある商品のどの種類が売れているかを効率的に把握することが可能となり、仕入れ作業においても適切な内容で行うことができるようになる。例えばアパレル業界で使用するならば、白と黒の2色、S・M・Lの3サイズで展開されている同じ型のシャツは、2色×3サイズ=6のSKUで管理する。在庫が100あるとすれば「6SKUで在庫が100」となり、1つのアイテムで在庫が100あると考えるよりも詳細に把握できている状態といえる。数え方は利用内容により設定する必要があり、事前にきちんと共有のルールを決めておかなければならない。自社でSKUごとに商品コードを設定する際には、共通商品コードである「JANコード(Japanese Article Numberコード)」と同じナンバーにならないよう注意が必要。JANコードは、国際的な共通商品コードの「EANコード(European Article Numberコード)」の日本国内での呼び名で、スーパーやコンビニなど広く利用されているPOSシステムで活用されている。国コード、メーカーコード、商品アイテムコード、チェックデジットで構成されており、商品アイテムコードはメーカーが任意でつけることができる。これを読み込むことでどの事業者のどの商品であるかを判別することが可能となるが決められた情報しかわからないため、自社のSKUごとに細分化した独自のSKUコードを作成するのが望ましい。自社で設定できるコードには「PLUコード(Price Look Up コード)」もあるが、こちらは価格情報と紐づけられたコードのことを指す。
ECビジネスでは豊富な種類を取り揃えていることを売りにしているサイトも多く、SKUでの管理がとくに重要視されている。大手の「AMazon」では独自の「AMazon出品者SKU」があり、出品登録の際に出品者側で設定することも可能。半角英数字40文字以内であれば自由に設定できるので、必要な内容を法則化して入力するなど自己管理しやすい使い方もできる。
SKUはITの分野においても広く使用され、同じ製品でも性能や機能、用途などが異なるものを識別することができる。「microsoft」のオペレーティングシステム「Windows Vista」および「Windows Server 2008」以降には「OperatingSystemSKU」のナンバーがある。「microsoft azure」のロードバランサーは「Basic Load Balancer」、「Standard Load Balancer」、「Gateway Load Balancer」の3つのSKUがあり、スケール、機能、価格の違いをわけている。「google」のクラウドサービスもSKUごとに機能や料金が異なる。
「SKU」の読み方
「SKU」は「Stock Keeping Unit(ストックキーピングユニット)」の略で、Sを「エス」Kを「ケー」Uを「ユー」と、ローマ字をそのまま発音する。「スキュー」と読まれることもある。Stock Keeping Unitは直訳すると「在庫保管単位」を指す。「SKU」の使い方・例文
「SKU」は下記のような使い方ができる。・SKUでは1つのアイテムをサイズや色、入数などで細分化する。
・SKUを導入してから、在庫管理の効率がばつぐんにアップした。
・商品をSKUで管理するようになってから、発注作業が楽になった。
・一つのアイテムに対する取り扱いカラーとサイズを増やしていきたいので、今後はSKUで管理しよう。
・SKUコードの設定はJANコードと同じにならないように気を付けて行ってね。
・違うサイズなのに同じSKUが設定されていたため、きちんと区別できず業務に支障がでた。
・CPUは性能の異なる多くの種類が販売されるがSKUで識別できる。
・SKUの管理に慣れるまでは大変だったが経験を積んでスキルアップできた。
・多くの企業でSKUを導入し業務の効率化を図っている。
・今後の事業拡大のため、上司にSKUを導入するメリットを説明している段階だ。
SKU
別名:ストック・キーピング・ユニット
一緒に販売される1つあるいは2つ以上の商品を表す在庫管理単位。例えば、ベッドをを扱う小売店では一つのベッド・フレームと四つのホイールを一緒にして1SKUと数える(たとえフレームとホイールとが別々のサプライヤーから出荷されたものであったとしても)ことをSKUという。なぜなら、フレームは決してホイールなしで売られることはないし、ホイールだけが売られることも決してないからである。逆に、フレームとボックス・スプリングとマットレスとは別々に売られているのであれば3SKUと数える。ファッション商品では、カラーやサイズを除外した一つのスタイル(マーク)を1SKUとすることが多い。カラー、サイズで分ける単位は絶対単位という。
SKU
ストック・キーピング・ユニット。単品で在庫管理する単位。カラー、サイズ別の絶対単品(集合単品)ではなくスタイルやパッケージで在庫管理する場合と色、柄、サイズ、フレイバー、パッケージなど絶対単品で在庫する場合とがある。どちらで管理するかを決定しなければならない。その在庫管理の単位をストック・キーピング・ユニットという。
ストック・キーピング・ユニット
SKU
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/01 03:01 UTC 版)
SKU
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/20 18:44 UTC 版)
SKUは最小管理単位 (Stock Keeping Unit) の略。 例えば、「ある店舗で扱っているシャツはデザイン・色はすべて共通だが、サイズがS、M、L、XLの4種類ある」、もしくは「サイズはMのみだが、色は赤、青、白、緑の4種類ある」場合にはどちらの場合も「1アイテム4SKUある」と数える。
※この「SKU」の解説は、「単品管理」の解説の一部です。
「SKU」を含む「単品管理」の記事については、「単品管理」の概要を参照ください。
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