SEE YA
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 08:21 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動『SEE YA』 | ||||
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CHAGE&ASKA の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ポップ ロック[1] ファンク[1] EDM[1] |
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時間 | ||||
レーベル | ポニーキャニオン AARD-VARK(1990年・1993年盤) 東芝EMI(1998年盤) ヤマハミュージックコミュニケーションズ(2001年盤・2009年盤) |
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プロデュース | CHAGE&ASKA GO YAMAZATO |
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チャート最高順位 | ||||
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ゴールドディスク | ||||
CHAGE&ASKA アルバム 年表 | ||||
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『SEE YA』収録のシングル | ||||
ミュージックビデオ | ||||
「DO YA DO」 - YouTube 「Primrose Hill」 - YouTube 「僕は僕なりの」 - YouTube 「モナリザの背中よりも」 - YouTube 「YELLOW MEN」 - YouTube 「太陽と埃の中で」 - YouTube |
『SEE YA』(スィー・ヤ)は、CHAGE&ASKA(現:CHAGE and ASKA)の13作目のオリジナル・アルバム。1990年8月29日に発売された。発売元はポニーキャニオン。
1993年12月17日はAPO-CDとして、1998年3月11日、2001年6月20日はCDとして、2009年10月21日はSHM-CDとして再発売された。
背景
当時、CHAGE&ASKAのイメージは「万里の河」のヒットによって、“大陸的なイメージ”と捉えられていた。そのためにASKAはイメージを払拭させるために過去のアルバムにてポップな楽曲を制作したが、メディアは大陸的や演歌フォークと紹介していた。ASKAは自ら身体を張ってイメージを変えるために制作拠点を日本ではなく、ロンドンに移して行うようにした。そして本作はロンドンに移してから最初に制作された作品である[1][3][4][注 2]。
タイトルの「SEE YA」とは、ロンドンで使用している言葉で「See you again」の略語である。「See you again」より親しみがあり、くだけた英語となる[1]。
制作
ASKAは1989年12月に渡英し、現地でミュージシャン、アレンジャー、スタジオの手配などレコーディングの準備を全て一人で取り仕切った。1989年までMULTI MAXで活動していたCHAGEは1990年4月に渡英し、本格的なレコーディングが2か月間行われた[1][6][7]。
本作の先行シングルを発売する際に「DO YA DO」と「太陽と埃の中で」が候補として挙げられていた。CHAGEとASKAはシングルらしさに目を向けるために「DO YA DO」を選択し、「太陽と埃の中で」はシングル化しなくても代表曲となっていくと判断した[1][注 3]。
批評
ASKAは上記で述べた通り、ロンドンに拠点を移して外出をせずに音楽制作を行っていただけだが、メディアは「ASKA、ロンドン音楽留学」と取り上げた。このことに関してはASKAは「メディアが勝手に宣伝してくれて、『洗練』のイメージを作り上げてくれた」と評価している[3]。
リリース・チャート成績
初回限定盤はスリーブ・ケース、ブックレット封入。本作のCDジャケットから“CHAGE AND ASKA”のロゴが使用されている[8]。
2009年10月21日には、紙ジャケット・シリーズの一環としてSHM-CD仕様でヤマハミュージックコミュニケーションズより再発売された。
ツアー
本作が発売される前である1990年8月17日から1991年1月末まで全国のホールや市民会館にて、本作を引っ提げて「CONCERT TOUR'90~'91『SEE YA!!』」が開催された[6]。
収録曲
- DO YA DO
- (作詞・作曲:飛鳥涼 編曲:飛鳥涼・Jess Bailey)
- 1990年6月27日に発売された25枚目シングル。
- 水の部屋
- すごくこまるんだ
- ROLLING DAYS
- (作詞:青木せい子 作曲:CHAGE 編曲:村上啓介)
- 歌詞を渡された際にASKAとのコーラスが浮かび、ふんだんにコーラスを入れて幅広い楽曲に仕上げている[10]。
- この曲に別の歌詞を付けた「月夜に機関銃」を西田ひかるに提供している。
- 1999年に台湾で発売されたベスト・アルバム『倆角形 Duet Angle 20th anniversary』CHAGE SIDEにも収録されている。
- Primrose Hill
- (作詞・作曲:CHAGE 編曲:村上啓介)
- タイトルは、CHAGEがロンドン滞在中に、実際に出掛けていた公園(プリムローズ・ヒル)のこと。ロンドンに滞在したという事実を、楽曲だけじゃなく言葉としても残したかったと述べている[10]。
- 1994年にヨーロッパで発売されたベスト・アルバム『Singles - The European Collection』、同年に発売された2枚組アルバム『Yin&Yang』にも収録されている。
- 僕は僕なりの
- (作詞・作曲:飛鳥涼 編曲:Jess Bailey)
- ASKAが最後に完成させた楽曲。香港のホテルに閉じこもって、じっくり詞を書いている[10]。
- 1994年に発売された2枚組アルバム『Yin&Yang』にも収録されている。
- Reason
- (作詞:澤地隆 作曲:CHAGE 編曲:十川知司)
- 1990年の正月に作った楽曲。CHAGEの誕生日(1月6日)に完成させたという[10]。
- 1994年に発売された2枚組アルバム『Yin&Yang』、1998年に発売されたCHAGEのベスト・アルバム『恰克 CHAGE精選集』(中国で発売)、『CHAGE BEST SONGS/PROLOGUE』にも収録されている。
- 後に時任三郎がカバーする。
- モナリザの背中よりも
- ゼロの向こうのGOOD LUCK
- (作詞・作曲:飛鳥涼 編曲:飛鳥涼・Jess Bailey)
- この楽曲にはモデルがいて、そのモデルを題材にして書いたという[10]。
- YELLOW MEN
- (作詞:澤地隆 作曲:CHAGE 編曲:村上啓介)
- シングル「DO YA DO」カップリング曲。
- 太陽と埃の中で
- (作詞・作曲:飛鳥涼 編曲:飛鳥涼・Jess Bailey)
- 1991年1月30日に26枚目シングルとしてリカットされた。
参加ミュージシャン
LONDON SESSION
- All Keyboards & Synthesizer Sound Designer:Jess Bailey
- Drums:Neal Wilkinson
- Bass:Steve Pearce
- Electric Guitar:Ian Bairnson
JAPAN SESSION
- All Electric Guitars & Bass:村上啓介(M-5)
- Drums:江口信夫(M-7)
- Bass:美久月千晴(M-7)
- Keyboards:国吉良一(M-7)、十川知司(M-7)
- Acoustic Guitar:笛吹利明(M-7)
- Synthesizer Sound Designer:中山信彦、中村康就
『SEE YA』(映像作品)
『SEE YA』 | ||||
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CHAGE&ASKA の ミュージック・ビデオ | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ポップ | |||
レーベル | ポニーキャニオン AARD-VARK ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス(DVD) |
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チャート最高順位 | ||||
CHAGE&ASKA 映像作品 年表 | ||||
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ミュージックビデオ | ||||
「SEE YA」DVD プロモーション映像 - YouTube |
本作関連のミュージック・ビデオ集が1990年9月21日にVHS、同年10月21日にLDがポニーキャニオンから発売された(VHSとLDは廃盤)。
2020年5月27日にDVDとして、ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングスから再発売された。
背景(MV)
MV集を単独で発売するのは、本作が初めてとなる。アルバム『SEE YA』収録曲のMVは、「太陽と埃の中で」を除きレコーディングで滞在していたロンドンで主に撮影された。また、CHAGEのバンド"MULTI MAX"のMVや徳永英明に提供した「心のボール」をセルフカバーしたMVも収録している[注 4]。
収録曲
- DO YA DO
- YELLOW MEN
- モナリザの背中よりも
- Primrose Hill
- MULTI MAXのテーマ(MULTI MAX)
- SOME DAY(MULTI MAX)
- 心のボール
- 僕は僕なりの
- 太陽と埃の中で
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d e f g h CHAGE&ASKA 音楽の“本籍地”をロンドンに移し、過去を払拭させた『SEE YA』 WHAT's IN? tokyo 2019年3月8日配信, 2021年6月3日閲覧
- ^ 日本レコード協会 認定作品 1991年10月度認定作品の閲覧。 2018年1月2日閲覧
- ^ a b 『700番 第二巻|第三巻』(2017年)扶桑社 p110-111
- ^ CHAGE&ASKA/SEE YA [再発][CD][アルバム] CDJournal 2021年6月8日閲覧。
- ^ CHAGE&ASKA 倫敦に行かず、倫敦を“呼び寄せ”完成した『ENERGY』 WHAT's IN? tokyo 2019年2月15日配信, 2021年6月12日閲覧。
- ^ a b HISTORY CHAGE and ASKA Official Web Site 2021年5月25日閲覧
- ^ 日清カップヌードルのCMで使用されていたCHAGE & ASKAの曲 CDJournal 2003年1月23日配信, 2021年6月8日閲覧。
- ^ CHAGE and ASKA ディスコグラフィー CHAGE and ASKA official web site
- ^ CHAGE&ASKA、解散報道を事務所が否定 オリコン 2015年11月8日閲覧
- ^ a b c d e f g h i 『SEE YA』 CHAGE and ASKA Official Web Site 各曲の項目を参照。
- ^ オリコン週間 DVDランキング2020年6月8日付 11〜20位 オリコン 2020年6月4日閲覧
外部リンク
- SEE YA - CHAGE and ASKA Official Web Site
- SEE YA【廃盤】 - CHAGE and ASKA Official Web Site
- SEE YA【DVD】 - CHAGE and ASKA Official Web Site
SeeYa
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SeeYa | |
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出身地 | ![]() |
ジャンル | K-POP、R&B、Dance |
活動期間 | 2006年 - 2011年 |
事務所 | GM企画 (2006年) MnetMedia (2007年 - 2009年) コアコンテンツメディア (2006年)- |
メンバー | キム・ヨンジ イ・ボラム |
旧メンバー | ナム・ギュリ (2006年 - 2009年 . 2011年 ) イ・スミ (2009年 - 2010年 ) |
SeeYa | |
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各種表記 | |
ハングル: | 씨야 |
発音: | シーヤ |
ローマ字: | SeeYa |
SeeYa(シーヤ、씨야)は、韓国の元女性アイドルグループ。2006年にメジャーデビューし、2011年に解散した。
SeeYaというグループ名の意味は「See You Always」の「いつでもファンの前で歌を歌う」という意味と「See You Again」の「もう一度会おう」という意味が込められている。
来歴
- GMエンタテインメント・ポイボス(Poibos)が共同開催したオーディションで、ナム・ギュリ、キム・ヨンジ、イ・ボラムの3名が選出。ポイボス所属の人気男性グループSG Wannabeのメンバーから、1年間の歌唱・ダンストレーニングを受け、2006年2月にアルバム『女人の香り』(여인의 향기)でデビューした。「女性版SG Wannabe」とも呼ばれる。
- インターネットコミュニティで火が付き、デビューから数ヶ月という短期間で高い人気を獲得した。
- 2011年1月解散。ラストアルバムには脱退したオリジナルメンバーのナム・ギュリも参加した。
メンバー
元メンバー
- ナム・ギュリ(남규리、南奎里、本名:남미정、ナム・ミジョン、1985年4月26日(38歳) - ): 容貌が同国の女優・ソン・ヘギョに似ているとして韓国のインターネットコミュニティで話題になった。2009年4月脱退。
- イ・スミ(이수미、李受美、1989年3月3日(34歳) - ): 2009年8月加入、2010年7月脱退。同年9月より「男女共学」のメンバー(リーダー)として活動している。
ディスコグラフィー
アルバム
- 1集 「The First Mind」(2006年2月24日)
- 2集 「Lovely Sweet Heart」(2007年5月25日)
- 2.5集 「California Dream」(2008年1月2日)
- 3集 「Brilliant Change」(2008年9月26日)
- 4集 「Rebloom」(2009年10月26日)
- 5集 「See you again」(2011年1月20日)
その他
コラボレーション曲
- 「To My Lover」(2006年9月12日):SeeYa (ヨンジ) & Brown Eyed Girls (Jea)
- 「永遠の愛/女性時代」(2009年5月6日) :T-ARA(ジヨン)&ダビチ
- 「ワンダーウーマン」(2010年1月7日):ウンジョン、ヒョミン(T-ARA) & ダビチ
受賞歴
年度 | 受賞歴 |
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2006 |
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2007 |
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2008 |
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アクシデント
- 2006年8月20日、SBSで放送された歌番組『SBS人気歌謡』放送中、バックダンサーの一人が突然倒れ、痙攣(けいれん)するアクシデントが起きたが演奏は続行され、2番サビのところでSBSのスタッフが急遽ステージ外に運び出すという事態になった。歌が中断されなかった理由については、歌に口を合わせるリップシンク(いわゆる口パク)を実施していたからという理由が有力説である。この放送後、YouTubeなどの動画サイトに問題のシーンがアップされ、韓国や隣国の日本などでも非難の声が上がった。放送後にSBSが会見を開き、「ダンサーに持病があったが、現在は回復している」と説明し謝罪した[1]。
脚注・出典
- ^ 『SBS人気歌謡』、生放送中にダンサーが倒れる事故 中央日報 2006年8月21日
「SEE YA」の例文・使い方・用例・文例
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