See_Yaとは? わかりやすく解説

SEE YA

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 08:21 UTC 版)

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CHAGE and ASKA > SEE YA
SEE YA
CHAGE&ASKAスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ポップ
ロック[1]
ファンク[1]
EDM[1]
時間
レーベル ポニーキャニオン AARD-VARK(1990年・1993年盤)
東芝EMI(1998年盤)
ヤマハミュージックコミュニケーションズ(2001年盤・2009年盤)
プロデュース CHAGE&ASKA
GO YAMAZATO
チャート最高順位
  • 週間4位(オリコン
  • 1990年度年間58位(オリコン)
  • 1991年度年間70位(オリコン)
ゴールドディスク
CHAGE&ASKA アルバム 年表
THE STORY of BALLAD
(1990年)
SEE YA
(1990年)
TREE
1991年
『SEE YA』収録のシングル
  1. DO YA DO
    リリース: 1990年6月27日
  2. 太陽と埃の中で
    リリース: 1991年1月30日
ミュージックビデオ
「DO YA DO」 - YouTube
「Primrose Hill」 - YouTube
「僕は僕なりの」 - YouTube
「モナリザの背中よりも」 - YouTube
「YELLOW MEN」 - YouTube
「太陽と埃の中で」 - YouTube
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SEE YA』(スィー・ヤ)は、CHAGE&ASKA(現:CHAGE and ASKA)の13作目のオリジナル・アルバム1990年8月29日に発売された。発売元はポニーキャニオン

1993年12月17日はAPO-CDとして、1998年3月11日2001年6月20日CDとして、2009年10月21日SHM-CDとして再発売された。

背景

当時、CHAGE&ASKAのイメージは「万里の河」のヒットによって、“大陸的なイメージ”と捉えられていた。そのためにASKAはイメージを払拭させるために過去のアルバムにてポップな楽曲を制作したが、メディアは大陸的や演歌フォークと紹介していた。ASKAは自ら身体を張ってイメージを変えるために制作拠点を日本ではなく、ロンドンに移して行うようにした。そして本作はロンドンに移してから最初に制作された作品である[1][3][4][注 2]

タイトルの「SEE YA」とは、ロンドンで使用している言葉で「See you again」の略語である。「See you again」より親しみがあり、くだけた英語となる[1]

制作

ASKAは1989年12月に渡英し、現地でミュージシャン、アレンジャー、スタジオの手配などレコーディングの準備を全て一人で取り仕切った。1989年までMULTI MAXで活動していたCHAGEは1990年4月に渡英し、本格的なレコーディングが2か月間行われた[1][6][7]

CHAGEの一部の楽曲は詞先で制作が行われた[1]

本作の先行シングルを発売する際に「DO YA DO」と「太陽と埃の中で」が候補として挙げられていた。CHAGEとASKAはシングルらしさに目を向けるために「DO YA DO」を選択し、「太陽と埃の中で」はシングル化しなくても代表曲となっていくと判断した[1][注 3]

批評

ASKAは上記で述べた通り、ロンドンに拠点を移して外出をせずに音楽制作を行っていただけだが、メディアは「ASKA、ロンドン音楽留学」と取り上げた。このことに関してはASKAは「メディアが勝手に宣伝してくれて、『洗練』のイメージを作り上げてくれた」と評価している[3]

リリース・チャート成績

初回限定盤はスリーブ・ケース、ブックレット封入。本作のCDジャケットから“CHAGE AND ASKA”のロゴが使用されている[8]

2009年10月21日には、紙ジャケット・シリーズの一環としてSHM-CD仕様でヤマハミュージックコミュニケーションズより再発売された。

オリコンによる累計売上枚数は51.4万枚を記録した[9]

ツアー

本作が発売される前である1990年8月17日から1991年1月末まで全国のホールや市民会館にて、本作を引っ提げて「CONCERT TOUR'90~'91『SEE YA!!』」が開催された[6]

収録曲

  1. DO YA DO
    (作詞・作曲:飛鳥涼 編曲:飛鳥涼・Jess Bailey)
    1990年6月27日に発売された25枚目シングル。
  2. 水の部屋
    (作詞・作曲:飛鳥涼 編曲:飛鳥涼・Jess Bailey)
    CHAGEとASKA出演の国内信販「KCカード」CMソング。
    ASKAが小学校の入学式の時の記憶を辿り、書き表した楽曲[10]
    1994年に発売された2枚組アルバム『Yin&Yang』にも収録されている。
  3. すごくこまるんだ
    (作詞:青木せい子 作曲:CHAGE 編曲:村上啓介
    この楽曲と次の曲「ROLLING DAYS」は青木せい子による詞が先に作られていて、詞に合わせて作曲された[10]
  4. ROLLING DAYS
    (作詞:青木せい子 作曲:CHAGE 編曲:村上啓介)
    歌詞を渡された際にASKAとのコーラスが浮かび、ふんだんにコーラスを入れて幅広い楽曲に仕上げている[10]
    この曲に別の歌詞を付けた「月夜に機関銃」を西田ひかるに提供している。
    1999年に台湾で発売されたベスト・アルバム倆角形 Duet Angle 20th anniversary』CHAGE SIDEにも収録されている。
  5. Primrose Hill
    (作詞・作曲:CHAGE 編曲:村上啓介)
    タイトルは、CHAGEがロンドン滞在中に、実際に出掛けていた公園(プリムローズ・ヒル)のこと。ロンドンに滞在したという事実を、楽曲だけじゃなく言葉としても残したかったと述べている[10]
    1994年にヨーロッパで発売されたベスト・アルバム『Singles - The European Collection』、同年に発売された2枚組アルバム『Yin&Yang』にも収録されている。
  6. 僕は僕なりの
    (作詞・作曲:飛鳥涼 編曲:Jess Bailey)
    ASKAが最後に完成させた楽曲。香港のホテルに閉じこもって、じっくり詞を書いている[10]
    1994年に発売された2枚組アルバム『Yin&Yang』にも収録されている。
  7. Reason
    (作詞:澤地隆 作曲:CHAGE 編曲:十川知司
    1990年の正月に作った楽曲。CHAGEの誕生日(1月6日)に完成させたという[10]
    1994年に発売された2枚組アルバム『Yin&Yang』、1998年に発売されたCHAGEのベスト・アルバム『恰克 CHAGE精選集』(中国で発売)、『CHAGE BEST SONGS/PROLOGUE』にも収録されている。
    後に時任三郎がカバーする。
  8. モナリザの背中よりも
    (作詞・作曲:飛鳥涼 編曲:飛鳥涼・Jess Bailey)
    国内信販「KCカード」CMソング。
    ASKAがレコーディングの思い出が深いという楽曲[10]。"モナリザの背中って誰も見たことがない"ってとこから発想を広げていった。また、"待ち合わせは唇"のフレーズも気に入っているという[10]
  9. ゼロの向こうのGOOD LUCK
    (作詞・作曲:飛鳥涼 編曲:飛鳥涼・Jess Bailey)
    この楽曲にはモデルがいて、そのモデルを題材にして書いたという[10]
  10. YELLOW MEN
    (作詞:澤地隆 作曲:CHAGE 編曲:村上啓介)
    シングル「DO YA DO」カップリング曲。
  11. 太陽と埃の中で
    (作詞・作曲:飛鳥涼 編曲:飛鳥涼・Jess Bailey)
    1991年1月30日に26枚目シングルとしてリカットされた。

参加ミュージシャン

LONDON SESSION

JAPAN SESSION

『SEE YA』(映像作品)

SEE YA
CHAGE&ASKAミュージック・ビデオ
リリース
ジャンル ポップ
レーベル ポニーキャニオン
AARD-VARK
ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス(DVD)
チャート最高順位
CHAGE&ASKA 映像作品 年表
CHAGE&ASUKA HISTORY II
〜PRIDE〜
(1990年)
SEE YA
(1990年)
太陽と埃の中で I

太陽と埃の中で II
1991年
ミュージックビデオ
「SEE YA」DVD プロモーション映像 - YouTube
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本作関連のミュージック・ビデオ集が1990年9月21日VHS、同年10月21日にLDポニーキャニオンから発売された(VHSとLDは廃盤)。

2020年5月27日DVDとして、ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングスから再発売された。

背景(MV)

MV集を単独で発売するのは、本作が初めてとなる。アルバム『SEE YA』収録曲のMVは、「太陽と埃の中で」を除きレコーディングで滞在していたロンドンで主に撮影された。また、CHAGEのバンド"MULTI MAX"のMVや徳永英明に提供した「心のボール」をセルフカバーしたMVも収録している[注 4]

収録曲

  1. DO YA DO
  2. YELLOW MEN
  3. モナリザの背中よりも
  4. Primrose Hill
  5. MULTI MAXのテーマ(MULTI MAX)
  6. SOME DAY(MULTI MAX)
  7. 心のボール
  8. 僕は僕なりの
  9. 太陽と埃の中で

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 2003年6月度までの旧基準。最低累計正味出荷枚数40万枚以上の作品に適用。
  2. ^ 1988年に発売されたアルバム『ENERGY』のレコーディングもロンドンで行う予定であったが、ツアーや楽曲提供などの多忙なスケジュールによって延期となった。そのため、ロンドンのミュージシャンやエンジニアに東京へ来てもらい、東京で『ENERGY』のレコーディングが行われた[5]
  3. ^ 「太陽と埃の中で」は1991年1月に本作からシングルカットされている。
  4. ^ CDによる音源は『THE STORY of BALLAD』に収録されている。

出典

  1. ^ a b c d e f g h CHAGE&ASKA 音楽の“本籍地”をロンドンに移し、過去を払拭させた『SEE YA』 WHAT's IN? tokyo 2019年3月8日配信, 2021年6月3日閲覧
  2. ^ 日本レコード協会 認定作品 1991年10月度認定作品の閲覧。 2018年1月2日閲覧
  3. ^ a b 『700番 第二巻|第三巻』(2017年)扶桑社 p110-111
  4. ^ CHAGE&ASKA/SEE YA [再発][CD][アルバム] CDJournal 2021年6月8日閲覧。
  5. ^ CHAGE&ASKA 倫敦に行かず、倫敦を“呼び寄せ”完成した『ENERGY』 WHAT's IN? tokyo 2019年2月15日配信, 2021年6月12日閲覧。
  6. ^ a b HISTORY CHAGE and ASKA Official Web Site 2021年5月25日閲覧
  7. ^ 日清カップヌードルのCMで使用されていたCHAGE & ASKAの曲 CDJournal 2003年1月23日配信, 2021年6月8日閲覧。
  8. ^ CHAGE and ASKA ディスコグラフィー CHAGE and ASKA official web site
  9. ^ CHAGE&ASKA、解散報道を事務所が否定 オリコン 2015年11月8日閲覧
  10. ^ a b c d e f g h i 『SEE YA』 CHAGE and ASKA Official Web Site 各曲の項目を参照。
  11. ^ オリコン週間 DVDランキング2020年6月8日付 11〜20位 オリコン 2020年6月4日閲覧

外部リンク


SeeYa

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/10 13:04 UTC 版)

SeeYa
出身地 韓国
ジャンル K-POPR&BDance
活動期間 2006年 - 2011年
事務所 GM企画
2006年)
MnetMedia
2007年 - 2009年
コアコンテンツメディア
2006年)-
メンバー キム・ヨンジ
イ・ボラム
旧メンバー ナム・ギュリ
2006年 - 2009年 . 2011年 )
イ・スミ
2009年 - 2010年 )
SeeYa
各種表記
ハングル 씨야
発音: シーヤ
ローマ字 SeeYa
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SeeYa(シーヤ、씨야)は、韓国の元女性アイドルグループ。2006年にメジャーデビューし、2011年に解散した。
SeeYaというグループ名の意味は「See You Always」の「いつでもファンの前で歌を歌う」という意味と「See You Again」の「もう一度会おう」という意味が込められている。

来歴

  • GMエンタテインメントポイボス(Poibos)が共同開催したオーディションで、ナム・ギュリキム・ヨンジイ・ボラムの3名が選出。ポイボス所属の人気男性グループSG Wannabeのメンバーから、1年間の歌唱・ダンストレーニングを受け、2006年2月にアルバム『女人の香り』(여인의 향기)でデビューした。「女性版SG Wannabe」とも呼ばれる。
  • インターネットコミュニティで火が付き、デビューから数ヶ月という短期間で高い人気を獲得した。
  • 2011年1月解散。ラストアルバムには脱退したオリジナルメンバーのナム・ギュリも参加した。

メンバー

元メンバー

ディスコグラフィー

アルバム

その他

  • 狂った愛の歌:ドラマ「透明人間チェ・チャンス」サウンドトラック(2006年7月14日

コラボレーション曲

受賞歴

年度 受賞歴
2006
  • 第13回大韓民国芸能芸術賞受賞 - 女性歌手グループ部門
  • 第3回アジアソングフェスティバル - 新人歌手賞
  • 2006 Mnet Km Music Festival (MKMF) - 最優秀 O.S.T. 賞
  • 第16回ソウル歌謡大賞 - 新人歌手賞
  • 第21回ゴールデンディスク賞 - 新人歌手賞
  • SBSミュージックアワード - 女性新人歌手賞
2007
  • 2007 Mnet Km Music Festival (MKMF) - 女性グループ賞
  • 第22回ゴールデンディスク賞 - デジタル音源 - 本賞
2008
  • 第17回ソウル歌謡大賞 - 本賞

アクシデント

  • 2006年8月20日SBSで放送された歌番組『SBS人気歌謡』放送中、バックダンサーの一人が突然倒れ、痙攣(けいれん)するアクシデントが起きたが演奏は続行され、2番サビのところでSBSのスタッフが急遽ステージ外に運び出すという事態になった。歌が中断されなかった理由については、歌に口を合わせるリップシンク(いわゆる口パク)を実施していたからという理由が有力説である。この放送後、YouTubeなどの動画サイトに問題のシーンがアップされ、韓国や隣国の日本などでも非難の声が上がった。放送後にSBSが会見を開き、「ダンサーに持病があったが、現在は回復している」と説明し謝罪した[1]

脚注・出典


「SEE YA」の例文・使い方・用例・文例

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