Organization for the Advancement of Structured Information Standardsとは? わかりやすく解説

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オアシス【OASIS】

読み方:おあしす

《Organization for the Advancement of Structured Information Standards》ビジネス分野におけるXML関連技術国際的な標準化団体ビジネスでよく利用されるオフィスソフトのためのデータ形式ODF)や、ウェブサービスインターフェースWSDM)などの技術標準策定している。


OASIS

フルスペル:Organization for the Advancement of Structured Information Standards
読み方オアシス

OASISとは、XMLSGMLといった、XML関連するオープン標準技術普及促進活動を行う非営利団体の名称である。W3Cなどの国際標準化団体策定した標準仕様基づいて異なベンダー間における相互接続性を確保するためのガイドライン作成するのが主な活動となる。2001年5月には、国際連合下の標準化組織である UN/CEFACTと共にXML用いた企業電子商取引のための共通規格「ebXML」をまとめた。

OASISは1993年SGML Openとして発足したが、議論対象範囲SGML以外にXMLHTMLなどへと拡大する目的で、1998年現在の称へ改めたIBM社やMicrosoft社、NEC富士通をはじめ、世界中300にも上る企業や団体がOASISに加盟している。


参照リンク
OASIS
企業活動のほかの用語一覧
標準化団体:  JEDEC  LMSC  NIST  OASIS  OMA  PCMCIA  3GPP

OASIS (組織)

(Organization for the Advancement of Structured Information Standards から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/11 20:44 UTC 版)

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OASIS(Organization for the Advancement of Structured Information Standards、構造化情報標準促進協会)は、e-ビジネス標準の開発、統合および採用を推進する非営利国際コンソーシアム。有力なコンピュータと通信に関する標準化団体の1つ。

歴史

OASISは当初、主に研修活動を通じたSGMLの採用促進を目的としたSGMLツール業者の業界団体として1993年に「SGML Open」として結成された。一方、実体管理のためのCALS Table Model仕様や断片の交換や実態の管理についての仕様の更新を含む、いくらかの技術的な活動も続けられていた。

1998年、ハイテク産業のXMLへの移行に伴い、SGML Openは重心をSGMLからXMLに変え、XMLとあらゆる未来の構造化情報標準を包括できるよう、名前をOASIS Openに改めた。共同体の活動の焦点もまた、採用の促進(XMLがそれ自身多くの注目を得ていた)から技術仕様の開発へと移動した。2000年7月に、新しい専門委員会の活動は承認された。プロセスの採用とともに、専門委員会が作成・経営され、作業を進行する方法が常態となった。このプロセスが採用された時点では5つの専門委員会があり、2004年までに70近くになった。

1999年、OASISは、ビジネス標準を扱う国連の委員会であるUN/CEFACTから、電子ビジネスの新仕様を共同で開発するという提案を受けた。共同の発議はebXMLと呼ばれ、1999年11月の最初の会合から3年の間、開催された。ウィーンであった開催最後の会合では、残務を2つの組織の間で分割し、協調委員会を通じて作業の完成を調整することに、UN/CEFACTとOASISが同意した。2004年、OASISは完成したebXMLの仕様をISO TC154に提出し、ebXMLは「ISO15000」として承認された。

2007年現在OASISには、600以上の団体と個人会員を含め、世界100カ国から5,000人以上が参加している。主な参加団体は、BEAシステムズElectronic Data Systems・Primeton・IBMSAPサン・マイクロシステムズなどである。

仕様の標準化

OASISで検討されている仕様の対象分野は、Webサービスサービス指向アーキテクチャ (SOA)、電子商取引、ドキュメントを扱うアプリケーション、XML処理などがある。

OASIS標準

OASIS標準となった主な仕様は次のとおり。

そのほかの仕様

次の仕様も、過去にOASISで制定・検討された、または今後その見通しがある仕様である。

関連項目

  • World Wide Web Consortium(W3C) - OASIS同様に、XMLやWebサービス関連の技術を扱う標準化団体。W3Cは、XML自体やXSLTSOAPといった比較的基礎的な仕様の標準化にあたり、OASISは主にXMLをビジネスなどに応用した仕様を策定している。ただしこのような役割分担はおおまかなもので、必ずしも明確ではない。
  • オープン標準

外部リンク


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