NHKニュース速報
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「NHKニュース」の記事における「NHKニュース速報」の解説
総合テレビとBS1では定時ニュース番組を含む通常番組放送中に「NHKニュース速報」というニュース速報のテロップを出すことがある。ラジオ第1では番組を中断する形で放送する。主に重大な事件・事故の発生や進展、一審・控訴審・上告審の判決があった場合、死刑の執行、皇室、政治(重要法案の可決や衆議院解散、組閣など)、国際情勢に大きな動きがあった場合、都道府県知事・主要都市の市長・衆参両院議員の補欠選挙の開票で当選確実と判断した場合、プロ野球・サッカーJ1リーグのリーグ優勝や日本一が決定した時や大相撲で幕内初優勝の力士が出た時、またオリンピックにおいて日本人メダリストが誕生した時など注目度の高いスポーツニュース、その他国民的関心の高い内容などこれらを速報として放送する(中継中の事象についての速報であることも多い)。定期的なニュース速報では日銀関連の情報が放送される。また気象警報や警戒情報の気象情報(大雨による避難指示)、交通機関(鉄道・高速道路)の不通や復旧に関する交通情報も放送する。 緊急地震速報と震度3以上を観測した地震に関する情報は国内のテレビ全波でテロップを通じて速報する。緊急地震速報では自動で警戒アナウンスが流れるがスポーツ中継や生放送の場合は担当アナウンサーが改めて警戒アナウンスを行い、地震情報を伝える。なお、テレビの全国ニュース放送時に緊急地震速報が出された場合は震源域に近い地域の情報カメラ(ロボットカメラ)の映像を流すこともある。また、2006年度からはテレビの全国ニュース放送時(気象情報や首都圏のローカルニュース放送時も含む)に震度3以上の地震情報があった場合、画面上部の映像に被るのを避けるためにニュースセンターの副調整室から出される逆U字型画面の青色スペース部分に表示される。これ以外にも中継映像を含めた生番組では速報テロップが入った場合、被写体部分とかぶらないようカメラのレンズをずらすなどの対応をとることもある。 テレビでの「ニュース速報」は以前は民放と同様、2回繰り返しで出していたが現在は表示時間を1分程度と長めにして1回表示としている(交通情報・気象に関する警報でも同様。地震情報は数回繰り返して表示される)。マルチ編成時はメインチャンネル・サブチャンネルとも表示される。関東地方以外の総合テレビでは、地域独自編成(全国放送番組の時差放送も含む)が行われている場合、東京からの送出より数秒から1分ほど表示が遅れる(場合によっては地域独自編成でも関東地方とほぼ同じタイミングで表示されることもある)。総合テレビ、BS1が放送休止中で停波していない状態の灰色画面でも情報が入った場合、速報テロップは表示される。稀な例ではあるが、地方放送局がローカルに独自の速報を出すこともある。全国送出の速報テロップに加え地方放送局から出されるローカルでのテロップも表示される場合、横文字は画面下に、縦文字は画面左右のどちらかに表示される。速報の際には2回鳴るチャイム音(ピロピロピロリン~と鳴る)とともに「NHKニュース速報」ロゴが表示されるが、表示しないこともある。Eテレでも高校野球中継時や大相撲中継(代替放送時のみ)、オリンピックとパラリンピックは速報テロップが送出される。2012年12月12日の北朝鮮のミサイル発射に関するニュース速報ではBSプレミアムでも送出され、国内向けテレビ放送の全チャンネル一斉表示となった。2012年12月16日 - 17日未明の総合テレビにおける衆議院議員総選挙の開票速報では2回鳴るチャイム音のみ流れ、スタジオから詳しい情報が伝えられた。 なお、BS1・BSプレミアムでは、録画への対応などのために2016年2月からデータ放送による送出に切り替えた。このため、速報時のチャイム音も違うものに変更している。 ラジオ第1放送では、ローカル放送の場合、通常の番組の最中に主音量を落としてニュース内容をかぶせてしまう。全国放送で速報する場合は、生放送中では進行役が番組を中断(「ここでニュースが入りました」などコメント)してニューススタジオからニュースを伝えることが多い(番組によっては進行役のアナウンサーがそのまま担当する場合もある)。ラジオ第1放送と同時放送を行うNHKワールド・ラジオ日本でも全国向けの内容がそのまま放送される。FM放送でも大規模な地震があった場合は番組の途中でも地震関連のニュースが放送されることがある。なお、高校野球地方大会などローカルでのスポーツ中継を行っている場合は全国規模・地域規模を問わず送出元の地方局のスタジオからフォローされる形で伝えている。 NHKワールド・プレミアムではニュース速報および地震情報といった速報テロップは一切表示しない。また、地震情報の際に表示する逆U字型画面は青色スペース部分のみそのまま表示される。ただし、選挙開票速報放送時はNHKワールドでデジタル総合テレビ(関東広域放送)の放送映像を使用して当選確実者の速報テロップを流す関係上、ニュース速報(全国向け・首都圏向けに関係なく)のテロップもそのまま表示される(2012年の衆議院議員総選挙の開票速報では当選確実者と獲得議席数の速報テロップのみ表示)。これは東日本大震災の特設ニュースでも発生翌日の3月12日8:53以降、同様の対応をとった。
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