DEC時代とは? わかりやすく解説

DEC時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 14:14 UTC 版)

アラン・コトック」の記事における「DEC時代」の解説

1961年、コトックはDECPDP-4向けのFORTRANコンパイラ開発開始次にPDP-5命令セット設計に関わった。ゴードン・ベル率いチーム一員として、コトックは最初タイムシェアリングコンピュータPDP-6論理回路設計助手として働いたDECPDP-6開始した36ビットマシンは、LISP使用する人工知能研究によく用いられIBMメインフレーム対抗するものであった1965年西オーストラリア大学PDP-6アメリカボストンテレックス回線接続した。これは地球規模ネットワーク接続としては、世界初可能性がある。またDECPDP-6操作するコトックとゴードン・ベル写真撮影している(オーストラリアとの接続の話は、その写真解説参照)。 次に主任アーキテクトデザイナーとしてPDP-10、DECsystem-10、DECSYSTEM-20に関わった。コトックらはDECsystem-10がバッチ処理から、タイムシェアリングやシングルユーザーシステムへの移行促進した語っている。 またコトックは VAX 8600 のシステムアーキテクトでもあった。VAX 8600 は1984年登場時、DEC史上最高の性能誇っていた(当時一般的システム4.2倍の性能)。 そしてコトックはDEC34年働きストレージ通信ソフトウェア分野のシニアエンジニアとなった戦略グループ技術担当重役として、インターネットビジネス部門立ち上げ尽力しインターネットウェブ技術早い時期採用統合しようとした。 こうしてDECは、検索エンジンAltaVista、インターネットファイアウォール、ポータルサイトネット配信ネット上の選挙速報などを生み出している。こうした目的維持困難な時期になっても、DECインターネットウェブ関連開発リードし続けた。しかしコトックは、自身興味会社方向性違い感じ始める。DEC自社製品(ハードウェア)を売るための手段としてしか、インターネット見ていなかったのだ。例えウェブコンテンツ小額決済システムである Millicent (1セント未満価格コンテンツ売買するシステム)は、その機会逃してしまっている。 この時代のコトックの要職は、以下のものが挙げられる1962年1997年 - DEC企業コンサルティングエンジニア。 1994年1996年 - W3C諮問委員会DEC代表して参加1996年~1997年 - GC Tech Inc. 社のマーケティング担当副社長その他にCylink社の科学諮問委員会委員コンパック社のコンサルタントコンピュータ歴史博物館展示内容アドバイザなど。 Berlekampの提案で、1975年1976年の9ヶ月間は、カリフォルニア大学バークレー校論理回路設計教えている。 1978年にはクラーク大学経営管理修士号取得DECGC Tech初期W3Cメンバーであり、1995年ボストン開催されFourth International World Wide Web Conference(WWW4)のスポンサーでもあった。コトックはサンタクララ開催され1997年4月7日のWWW6で、Selection of Payment Vehicle for Internet Purchasesインターネットでの購入使用すべき支払い方法選択)という、BoF会議一種)を主催した1997年Electronic Payments Forum では Micropayment Systems(小額決済システム)についての講演行っている。

※この「DEC時代」の解説は、「アラン・コトック」の解説の一部です。
「DEC時代」を含む「アラン・コトック」の記事については、「アラン・コトック」の概要を参照ください。

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