1988年以前消滅形式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 23:55 UTC 版)
1931年新造の200形から1946年新造の220形までは扉配置が左右対称ではなく点対称という特徴のあるデザインであった。扉を左右非対称に配置することで混雑の均等化を狙ったといわれている。また、1970年代後半頃までは新京成電鉄に移った車両が多かった。 なお、旧型車は形式が多種多岐にわたるが車体サイズや性能から便宜的に以下のように分類される。 (※:多段式制御装置を持つ形式) 開業当時の車両 1形:1912年の開業時から1927年の1200V昇圧時まで使用された。 20形関連 (15メートル級の木造車で、車体長は100形と同じ)20形:一部は200形と同様の非対称の半鋼製車体を新造し、また、一部は新京成に譲渡された。宗吾車両基地に本形式の台車が保存されている。 33形関連 (製造当初13メートル級の木造車)33形:全車が戦前に鋼体化され300形となった。 39形:40・43は戦前に鋼体化され300形となった。 45形・300形:新京成電鉄への移籍後に全金属車体に更新した。 100形関連 100形:昭和40から50年代に掛けて新京成電鉄に移籍し、主力として使用された。 126形:製造当時は制御車だった。新京成電鉄への移籍後に全金属車体に更新した。 200形(210/220形関連) (※:更新時に多段式制御装置を装備)200形:左右非対称ボディや関東では当時屈指の高速性能で有名な戦前の代表車両。京成での運行終了後は新京成電鉄に移籍し、1990年まで使用された。 500形・510形:製造当初は制御車であった。京成では1980年まで使用され、最後の吊り掛け駆動方式の営業車であった。 1100形:京成での新製車と新京成で他形式から編入された車両の2グループからなる。 1500形:2扉クロスシートで、製造当初は制御車であった。 2000形:17m戦災国電の復旧車。210形の制御車としても使用された。 220形:戦後初の新車。 600形:いわゆる運輸省規格型車両で、末尾2両のみ新京成電鉄に譲渡された。 1600形※:開運号。後に2両は試作アルミカーに改造、700形と同性能になった。 2100形・210形・2000形※:更新と同時に新性能化、1980年代に塗装変更され、1988年まで使用。 このほか、新京成独自の形式として2300形(200・500形の電装解除)、250形(新京成初の自社発注車、旧性能)があった。 700/750形※ (当初から多段式制御装置を持つ形式)700形・2200形:704-2203は京成初の新性能車で、末期は行商専用車として使用された。 750形・2250形:京成初の量産新性能車。更新されずに短命に終わった。 事業用車 モニ5形:木造電動貨車。 デキ1形:電気機関車。 このほかにもある。
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