1988年以前からの登場人物
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「ジンキシリーズの登場人物」の記事における「1988年以前からの登場人物」の解説
日野 白矢(ひの はくや) 搭乗機:モリビト1号 小河原現太の友人。現太から剣術も教わる。 現太と共に津崎家を訪れたその折、津崎静花と初めて出会う。高津重工の「才能機」の開発に参加し、ベネズエラに渡りテスト操主をしていたころ、静花と再会。やがて恋仲となる穏やかな日常を暮らしていたが、静花をベネズエラ軍のタカ派に人質にされ、軍部高官(後のシーンでは“大佐”と呼ばれている)に脅迫されやむなく初の戦闘用人機モリビト1号の操主となる。 市民デモ鎮圧のため出動させられ、モリビト1号をもって無辜の人々を傷付けてしまう白矢だったが、帰還した彼を待っていたものは軍人らにレイプされた静花の無残な姿だった。悲しみと憎しみのあまり彼は、静花の介護のため彼女を抱えていた高津重工の技術者らを犯人と誤解して全員を斬殺してしまう。さらに、その光景を見て錯乱する静花に拒否されたため、狂気に囚われ自らも静花に暴行を加えた。 完全に人機操主が陥るといわれる暗黒面に取り込まれた彼は、“大佐”が乗る車をモリビト1号で破壊して殺害。小川原現太のモリビト0号と対決。相打ちとなり互いに傷付き人機を降り、白矢は現太に斬り掛かったが、それを庇ったその妻・赤菜に阻まれ、結果彼女を手にかける。後に「黒将」を名乗る彼の終らない憎悪と、狂気の野望の始まりであった。テレビアニメ版では、赤菜に恋心を持っていて現太に嫉妬したことが原因で彼に斬りかかったが、庇った赤菜の死体を見てその場から逃げだした後、黒将としての自分が始まった。Re:VISION 青葉と両兵が駆るモリビト2号エクステンドに敗れたのち、黒将という「残滓」を残し、テーブルダスト=血塊と一体化して眠りについていた。 最終決戦で黒将としての意識と顕としての意思の間で苦しむ顕の前に現れ、現太、静花、ダビング、赤菜と共に顕を黒将に勝利させるべく語りかけた。 大池 赤菜(おおいけ あかな) 「人機」の生みの親。赤緒の容姿は彼女に瓜二つ。人機のコード(配線)につまづいて転びそうになるなどかなりの天然ドジっ娘らしく、そういったところも赤緒は似ている。 人機のテスト操主をしていた小河原現太と出会い、やがて彼の妻となる。現太との間にできた一子(小河原両兵)は結婚の前に儲けていた。 日野白矢から夫を庇い、命を散らす。Re:VISION 最終決戦で黒将としての意識と顕としての意思の間で苦しむ顕の前に現れる。 コール・ウインドゥ 黄坂ルイの実父。かつて13年前、回収隊ヘブンズのリーダーであった。 黒将と渡り合える程の実力を持っていた操主であったことと併せて、そのことがダビングにより語られる。また南の回想では失踪したことが表された。当時コールはヘヴンズ基地が襲撃され娘のルイが一人生き残った他全滅したことを目の当たりとし、失意の様子でルイを置いたまま立ち去っている。Re:VISION 搭乗機:トウジャCX、ポーンズ セシル配下の人機操主「ストーム」として登場。アーケイドとコンビを組む。 妻を殺した張本人である黒将に並々ならぬ憎しみを抱いており、最終決戦で黒将に打ち勝った顕でさえも直前まで黒将として対峙していたため顕を黒将とみなし襲いかかる。そして顕を守ろうと立ちはだかったルイさえも偽物と断じ、諸共に殺そうと刃を放つも、その刃がナナツーマイルドを切り裂く直前に放たれたルイの言葉を受けて我に返り、ようやく親子としての再会を果たした。その後シャンデリアを破壊しようとする顕を援護するためセシルと対峙。機体を大破させながらも顕のために奮闘した(以上、ルイENDの出来事)。 最終決戦後、ルイに「恥知らず」と罵られてしまい、苦笑していた。 立花 相指(たちばな そうし) エルニィ立花の祖父であり人機「トウジャ」を設計した人物。山野武利らアンヘルスタッフとも旧知の技術者。作中では既に他界している。リレイション ハマドのハイアルファー能力「メメント・マトリクス」により呼び起こされたエルニィの記憶、過去の世界にて登場。そこに飛ばされる蒼旗の意識と融合してしまう。蒼旗と共にエルニィを救いハマドの企みを退けた後、彼に意思を託し天寿を迎えた。
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