#港区会デビューの登場人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 09:16 UTC 版)
「ゴミ屋敷とトイプードルと私」の記事における「#港区会デビューの登場人物」の解説
中山美咲(なかやま みさき) / 中山泉(なかやま いずみ) サヤと同じ日に営業部に配属された派遣社員。後者は派遣契約時に名乗った偽名。 他の営業部の女性社員と比べるとややぽっちゃりして地味な雰囲気だが清楚な容姿をしており、温厚な性格で品が良く、仕事がかなり出来る優秀な女性。 しかしサヤからは見下されており、事あるごとに目の敵にされている。サヤに騙されて残業を押し付けられた一件で徳井と知り合い、彼から好意を抱かれるが、ある日徳井から告白された帰りに、何者かに会社の階段から突き落とされて左腕に全治2週間の大ケガを負う。 実は超一流企業・中山物産の社長令嬢で人気フォトスタグラマー・misakiの正体。近々結婚して会社を継ぐ予定で、それまでに色々な経験をするため、取引先である電報堂に派遣社員として入社した。フォロワーとの交流女子会に向かうためにリムジンを降りた路上でサヤと遭遇し、掌を返してすり寄るサヤに対し「派遣をやって良い勉強になった。あなたのような可哀想な人を知る事もできたし」と皮肉交じりに哀れみ、自分はmisakiと同じだから親友になれると訴えるサヤを「私と同じになるには、生まれ直さなきゃ無理」と突き放した。自分を階段から突き落とした犯人が詩織だと気づいており、営業部の社員を中山物産にヘッドハンティングした上で詩織との会話を録音させた。派遣契約終了で退社の挨拶をする際に録音内容を社員の前で流し、その場で自身の正体を明かして詩織に脅し交じりに謝罪を求めた。misaki(みさき) サヤが憧れている人気フォトスタグラマー。 裕福な家庭に生まれた港区在住のお嬢様で、大企業に勤めるキャリアウーマン。フォロワーは1万人超。セレブな生活をSNSに投稿しているが、顔出しはしていない。 林田詩織(はやしだ しおり) 営業部の女ボス。美人で仕事をバリバリこなすキャリアウーマン。サヤからは「詩織さん」、同僚からは「しおりん」と呼ばれている。 異業種交流会と称してサヤを港区会に誘い、「みんなやっている」とそそのかしてパパ活を促した。常にサヤを気遣い、優しい先輩として接する。その一方、停職処分中にストーカー被害に遭うサヤの見舞いに行った際は、SNSを辞めさせるどころか助長させる言葉をかけたりと不可解な言動をする。 実はサヤを陥れた全ての黒幕であり、中山を階段から突き落とした犯人。徳井にずっと想いを寄せていたが、何の苦労もしていないサヤが徳井と交際しているのを恨んでおり、港区会に差し出す生贄にするためにサヤを港区会に誘い入れた。中山に対しては、徳井から告白された嫉妬と生意気という理由で階段から突き落とし、日頃から中山を目の敵にしていたサヤに濡れ衣を着せようとした。中山を突き落とした事を化粧直しをしながら嬉々として同僚に話すが録音されており、中山の派遣契約終了の挨拶時に全社員の前で録音を流され、彼女から脅し交じりに謝罪を求められ、土下座をした。 部長 営業部の部長。登場人物の中では良識的。残業中の社員に差し入れをするなど面倒見が良い。サヤが嘘をついて中山に残業を押し付けた事が発覚した際は厳しく叱りつけた。また、サヤが中山を突き落とした犯人だと疑われた際には「決め付けるんじゃない」と庇った。中山の正体と事情を知っている唯一の人物で、彼女の入社に協力している。中山が社員達に自身の正体を明かした際には、隠す必要が無くなったためか「美咲お嬢様」と呼んでいる。 児玉(こだま) 港区会メンバーの1人で、大手アパレルブランド・ZUZUCITYの社長。サヤと仲良くなり、港区のマンションを買ってあげる事を約束にサヤと肉体関係を重ねる。年商5千億円の大金持ちだったが、事業に失敗して転落し、家族からも見放される。六本木のボロアパートをサヤに紹介し、彼女のヒモになった。ストーカー「88」の正体。88 停職処分になったサヤに付きまとうストーカー。SNSのアカウントはピエロのアイコンをしている。「ナデナデしてあげるよ」等の気味悪いメッセージを送ったり、ゴミを漁ってサヤが食べているカップ麺や生理用品を箱で送りつけたりした。その正体は児玉で、ピエロのアイコンは児玉が着ているトレーナーの柄だった。 専務 港区会メンバーの1人で、化粧品会社・R化粧品の専務。サヤの枕営業に乗り、自社の新商品のPR広告の仕事をあげると口約束するが、実際は体目当てでその気はなく、契約を無かった事にする。契約破棄に怒ったサヤが会社に突撃してきた時には態度を非難し、港区会の仲間でいたければ自分達に気に入られるようにしろ、と冷たく言い放つ。 サヤの両親 仙台在住。サヤの回想で登場。 父親はサヤが小学6年生の時に痴漢で逮捕され、無口になる。それ以降西村家は暗い家庭となり、母親は世間体を気にして極度に人目を恐れ、サヤに目立たないよう強要。サヤが高校(しかも進学校)に合格して玄関先で報告した時も娘の合格を喜ぶどころか「高校なんてどこでもいい。犯罪者の娘だってバレてもいいの?」と脅し交じりに咎めた。現在は疎遠になっており、サヤがキラキラを求める目立ちたがりな性格になった原因でもある。
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