高崎 - 長野間の建設・開業とは? わかりやすく解説

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高崎 - 長野間の建設・開業

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 06:38 UTC 版)

北陸新幹線」の記事における「高崎 - 長野間の建設・開業」の解説

1989年平成元年1月17日申し入れ受けて公団1985年昭和60年12月25日認可申請した北陸新幹線 高崎 - 小松間の工事実施計画高崎 - 軽井沢間と軽井沢 - 小松間に分割し1989年6月23日高崎 - 軽井沢間の追加申請行い6月28日高崎 - 軽井沢間41.2 km工事実施計画フル規格)が認可された。その後8月2日軽井沢駅構内起工式が行われた。 「運輸省案」では軽井沢 - 長野間について、信越本線新幹線直通線(ミニ新幹線化する方式整備するとしていた。そのため、首都圏直通する列車廃止並行在来線問題回避できるとして、信越本線沿線北陸新幹線の駅設置計画がない長野県内小諸市御代田町ミニ新幹線早期着工主張した。しかし、1990年平成2年)の「整備新幹線着工等についての政府・与党申合わせ」において、北陸新幹線 軽井沢 - 長野間については、必要な調整行ったうえで、標準軌新線平成3年度において、所定認可の手続き経て、その建設着工すること。建設着工する区間並行在来線は、開業時JR経営から分離することを認可前に確認することが示された。その後、県による説得が行われ、御代田町第三セクター化受け入れ1991年平成3年6月には小諸市同意した。これにより軽井沢 - 長野間においても標準軌新線フル規格着工認可条件整った。なお、6月11日には長野市1998年オリンピック・パラリンピック開催地に決定している。同年8月22日軽井沢 - 長野間53.6 km工事実施計画フル規格)が認可され9月17日起工式が行われた。佐久市小諸市佐久仮称)駅の駅名をめぐって対立した詳細は「佐久平駅」を参照1997年平成9年10月1日高崎駅 - 長野駅間が開業した。これにより、東京駅 - 長野駅間の所要時間最短1時間19となった。しかし長野開業時点では、東京から富山金沢へは越後湯沢駅上越新幹線からほくほく線経由在来線特急「はくたか」乗り継ぐルート最速ルートであったこのためJR東日本東京から北陸方面への旅客の誤乗車を防ぐため、案内名称として長野行新幹線(後に「長野新幹線」と短縮)を用いていた。また、北陸新幹線開業備え東京駅JR東日本の新幹線ホーム1面2線から2面4線に増設された。 厳し財政状況のなかで建設開始されたことから、建設費縮減のため様々な新技術導入された。前述のとおり、勾配の上限を30 ‰に高めることで路線延長を約20 km短縮し建設費を約1,000億円圧縮することが可能となったまた、高崎起点3.3 kmの上新幹線との分岐点では国内最速分岐器である「38分岐器」を導入し160 km/h分岐器側の通過可能にした。これにより、上越新幹線軌道できるだけ長い区間共用することで、下り線高架橋2.2 km新設せずに済んだこの他橋梁においては新幹線初のPC斜張橋架線においては従来新幹線用いられていたヘビーコンパウント架線比べ経済的輸送量見合った高速シンプル架線CSシンプルカテナリ式)が初め採用された。 2014年度末に新規開業する長野駅 - 金沢駅間は保安装置デジタルATCであることから、2013年11月9日夜から10日早朝にかけて、高崎駅 - 長野新幹線運転所までの区間保安装置従来アナログATCからデジタルATC切り替えられた。これにより、JR東日本の新幹線の全区間デジタルATC化された。このATC更新により、2014年3月15日ダイヤ改正から東京駅 - 長野駅間で平均して下りで2分、上りで4分所時間短縮された。

※この「高崎 - 長野間の建設・開業」の解説は、「北陸新幹線」の解説の一部です。
「高崎 - 長野間の建設・開業」を含む「北陸新幹線」の記事については、「北陸新幹線」の概要を参照ください。

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