雨上がり決志隊とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 雨上がり決志隊の意味・解説 

雨上がり決死隊

(雨上がり決志隊 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/08 13:47 UTC 版)

雨上がり決死隊
メンバー 蛍原徹
宮迫博之
結成年 1989年4月26日
解散年 2021年8月17日
事務所 吉本興業
(2019年7月19日以降蛍原のみ)
活動時期 1989年 - 2019年
出身 NSC大阪校7期
出会い NSC
旧コンビ名 ホワイト&ホワイト(蛍原)
ぴいぷる(宮迫)
芸種 コント漫才
ネタ作成者 両者
過去の代表番組 アメトーーク!
ワンナイR&R
芸人報道
世界行ってみたらホントはこんなトコだった!?
雨上がり決死隊べしゃりブリンッ!
リンカーン
同期 極楽とんぼ
名倉潤ネプチューン
ベイブルース
トゥナイト
たかおみゆき
矢部美幸
安尾信乃助など
受賞歴
1992年 ABCお笑い新人グランプリ優秀新人賞
1992年 上方お笑い大賞銀賞
1993年 上方漫才大賞新人奨励賞
テンプレートを表示

雨上がり決死隊(あめあがりけっしたい)は、かつて吉本興業に所属していた日本お笑いコンビ。略称は「雨上がり」。

2019年7月19日、吉本が宮迫との契約を解消[1]したことで吉本に所属しているのは蛍原のみであったが、2021年8月17日の『アメトーーク 特別編 雨上がり決死隊解散報告会』(ABEMA)を以て正式に解散した[2][3][4]

メンバー

  • 蛍原 徹(ほとはら とおる、 (1968-01-08) 1968年1月8日(57歳) - )
  • 宮迫 博之(みやさこ ひろゆき、 (1970-03-31) 1970年3月31日(55歳) - )
    • 主にボケ担当、立ち位置は向かって左。時にはツッコミへ回り、トークでは元相方・蛍原とWツッコミのようになっていた。
    • 大阪府茨木市出身。不祥事により2019年6月24日から謹慎、7月19日から吉本から契約解消され、2020年1月29日からYouTuberとして活動再開。

略歴

  • 2人ともNSC大阪校7期出身、芸風は主にコントだった。その理由は同期のお笑いコンビ・ベイブルースの漫才が非常に上手く、漫才では勝てないと悟ったため。かつては漫才も時折行っていた。宮迫は授業料未納で除籍処分になりかけ、その話を後輩のナインティナインにすると2人も払わなくなり除籍処分にされた。
  • コンビ名の由来は、2人とも好きだったRCサクセションの曲『雨あがりの夜空に』から。正確には、NSC同期生で開催したライブのタイトルが「雨あがりの夜空に笑った」で、メンバー内で自分達のことを「雨上がり決死隊」と名付けていたことから、そのままコンビ名にした。
  • NHKの番組出演時には、「死」という文字を使用するのは放送上好ましくないというNHK側の意向により「雨上がり決隊」と暫定的にコンビ名を変えることで対処した[注 1]。なお、知人にお祝いの品を贈る際にもこの名前を使用している。また『踊る!さんま御殿!!』出演時には「雨上がり決し隊」の表記だったこともある。その後はNHKでも「雨上がり決死隊」で出演可能になり、NHKでも本来のコンビ名で出演していた。
  • 1989年4月(NSC卒業後)にコンビを結成したが、組む以前はそれぞれ別のコンビとして活動しており蛍原は『ホワイト&ホワイト』(コンビ名で毎回揉めており、蛍原は『メンズホワイト』説、元相方のコラアゲンはいごうまんは『ホワイト&ホワイト』説を唱えている。)、宮迫は『ぴいぷる』として活動していた。蛍原は他にもピン芸人「のっぺり星人」として舞台に立ったことがある。
  • NSC時代に、高校時代の同級生など元々友人関係から来たコンビを多く見てきた。そのため蛍原と宮迫はコンビを結成した当時、自分達も2人での思い出(=ネタ)を作らなければいけないと1年間芸人としての活動は少なくして一緒に過ごそうと決め、アルバイトも同じカラオケパブで始めた。蛍原は、パブのオーナーに「お前らなんか売れるか」と言われた際、悔しくて泣きながら走っているところを宮迫と同期に見つかり、慰められながらお好み焼きを食べたことがある。
  • NSC時代の同期生に、矢部浩之(ナインティナイン)の実兄・矢部美幸(現:ラフェイス代表取締役)がいる。当時の彼はコンビ『ちゃんねるず』として活動していた。
  • 1990年代前半は、若い女性達を中心に人気を博した吉本興業のお笑いユニット・吉本印天然素材のリーダー格として活躍。天然素材で共に活動していたナイナイはNSC9期生で、2年後輩になる。
  • 1992年1月、第13回ABCお笑い新人グランプリ優秀新人賞を受賞したが、最優秀新人賞はナイナイが受賞し東京進出を果たした。以後、東京進出までに時間を要することとなった。
  • お笑い新人グランプリ結果発表の際、発表の前に審査員が最優秀新人賞・ナイナイへの賞状を持って宮迫の前を通り、目撃してしまった宮迫は凄い顔をしたという。
  • 天然素材時代、同番組でMCを担当する。当時の雨上がりは天然素材の牽引役でありナイナイと人気を二分していた。ナイナイ・FUJIWARAチュパチャップスバッファロー吾郎らに対し、宮迫は「お前ら面白くないねん!! 俺らが1番面白いんや」と暴れるキャラでもあった。天然素材はアイドル芸人として売ろうとする会社の方針と対立したが、かえってお笑いを愛する芸人の集まりだった天然素材内部の結束力は高まり、宮迫は「天素が滑るな」と元メンバーを叱咤することもあった。
  • 名古屋では、CBCテレビの夕方のワイド番組『ミックスパイください』にレギュラーで出演。その姉妹番組である深夜番組『ミックスパイ+』にも出演し、番組の総合司会を任せられていたが、高視聴率を誇っていたミックスパイ本編とは逆にミックスパイ+は常に視聴率0%台を叩き出していた。その事実を知った宮迫は「こんな誰も見てないテレビに出ても仕方ない!」「やる気ないわ!」「帰る!」など生放送中に暴言を連発し、その日の番組は終了。程なく番組自体も放送終了した。しかしこの番組以降もCBCテレビの番組へことある毎に出演しており、『ノブナガ』のレギュラー→準レギュラー(準レギュラー時はフットボールアワーと2週ごとに交代で出演)として出演していた。
  • 1999年、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』に出演。ダウンタウン・山崎邦正(現・月亭方正)・ココリコを相手にキレる企画で再び注目を浴びる。その後『めちゃ×2イケてるッ!』に出演したことなどから再び人気になった。
  • 2000年、フジテレビの深夜番組『エブナイ』で木曜のレギュラーとして出演。番組での様々なキャラクターによるコントが視聴者にウケて、木曜の放送は『ワンナイ THURSDAY 〜ウケねらいな俺達〜』と改題された後に『ワンナイR&R』として独立。その後、プライムタイムへと進出した。これにより、ガレッジセール山口智充(途中から、平畠啓史とのDonDokoDonとしての出演)らと共にブレイクを果たした。
  • 2003年、初の全国ネットの冠番組アメトーーク!』を持つ。
  • 2018年、結成30年を迎えた。
  • 2019年、吉本が宮迫との契約を解消[5]。その後コンビ時代に出演していた番組は蛍原が引き続き出演している。
  • 2021年8月17日、コンビを解散することを発表し[6][7]、同日、YouTube吉本興業チャンネルの生配信において、アメトーーク特別編としてコンビ解散や今後のアメトーークについて語った[8]

出演

過去の出演番組

雨上がり決死隊としての出演を記載。個人での出演は蛍原徹宮迫博之を参照。

レギュラー

特番

クイズ番組

  • ネプリーグ(フジテレビ)
    • 2007年3月26日 芸人チーム
    • 2008年1月3日 吉本興業チーム
    • 2009年4月13日 芸人チーム

ラジオ番組

インターネット配信

  • 雨上がりコンプライアンス(2018年3月23日から2018年6月6日まで配信、大阪チャンネル

ドラマ

映画

広告

著書

  • 雨上がり決死隊の天使と悪魔(ぴあ)
  • 雨上がり文庫(小学館文庫)

その他

受賞歴

脚注

注釈

  1. ^ ただし蛍原単独で出演した第60回NHK紅白歌合戦Eテレ0655等は例外。

出典

  1. ^ “雨上がり決死隊宮迫とのマネジメント契約を吉本興業が本日付で解消”. お笑いナタリー. (2019年6月19日). https://natalie.mu/owarai/news/340356 2019年7月19日閲覧。 
  2. ^ 「雨上がり決死隊」解散 蛍原さん「価値観ズレ大きく」:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2021年8月17日閲覧。
  3. ^ 雨上がり決死隊 解散のご報告”. 吉本興業ホールディングス株式会社 (2021年8月17日). 2022年10月31日閲覧。
  4. ^ 雨上がり解散の裏に宮迫の「裏切り」と蛍原の心労 フジモン号泣「あなたのせいや!」”. 東スポWeb (2021年8月18日). 2021年8月18日閲覧。
  5. ^ 宮迫博之(雨上がり決死隊)、マネジメント契約解消のご報告”. 吉本興業 (2019年7月19日). 2019年7月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月19日閲覧。
  6. ^ 「雨上がり決死隊」が解散 関係者「コンビ継続難しい状況が続いていた」17日中にも発表”. スポーツニッポン新聞社 (2021年8月17日). 2021年8月17日閲覧。
  7. ^ 「雨上がり決死隊解散報告会」20時から配信 アメトークは継続”. 日刊スポーツ (2021年8月17日). 2021年8月17日閲覧。
  8. ^ 蛍原徹「4月に会って僕の方から切り出しました」解散報告番組で経緯語る - お笑い : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2021年8月17日閲覧。
  9. ^ 「アメトーーク! ~立ちトーーク~」 2019年6月20日(木)放送内容” (2021年12月31日). 2021年12月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月31日閲覧。
  10. ^ a b c d e f g h 雨上がり決死隊 - オリコンTV出演情報
  11. ^ a b 雨上がり決死隊 - オリコンCM出演情報

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「雨上がり決志隊」の関連用語

雨上がり決志隊のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



雨上がり決志隊のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの雨上がり決死隊 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS