阪神退団
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2015年レギュラーシーズンの終盤以降は、翌年の戦力構想から外れたことを伝える報道が相次いだ。マートン自身も、同年のクライマックスシリーズ・ファーストステージ第3戦の翌日(10月13日)に、阪神からの退団を示唆するコメントを残してアメリカ合衆国へ帰国。同年11月11日には、球団から戦力外通告を受けていたことを自身の日本語公式サイトで公表し、球団からも2016年にマートンと契約しないことが正式に発表された。12月2日に、NPBから自由契約選手として公示。6年間着用した背番号9は、同年のドラフト会議で1巡目指名を受け入団した、東京六大学野球リーグ戦の通算最多安打記録(131安打)を保持する髙山俊に引き継がれた。
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阪神退団
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2015年で阪神との2年契約が満了したことを受けて、メジャーリーグベースボール(MLB)の複数球団が呉を獲得する意向を表明。ところが、サムスン時代から呉と親交のある同球団投手の林昌勇がマカオでの違法賭博容疑で11月24日に韓国のソウル地方検察庁からの調査を受けたことを背景に、「呉が違法賭博に関与した」とされる疑惑が同国内で浮上した。 呉自身は、阪神球団からの事情聴取に対して、代理人経由で関与を否定。同球団では、当時難航していた交渉の継続を前提に、同年12月2日公示の保留選手名簿に呉を記載しないという措置を取った。その結果、自由契約選手としてNPBから公示。 呉の代理人は、複数のMLB球団との交渉が順調に進んでいることを背景に、呉の召喚直後の協議で阪神球団に対して残留交渉の打ち切りを球団へ通告したことを明言。呉自身も、12月上旬のウインターミーティングで、MLB球団との交渉を予定していた。しかし、12月7日には、前述した海外違法賭博に絡んで暴力団組織と関わっていた疑惑も浮上。同月9日には、以上の疑惑の被疑者として、ソウル中央地方検察庁へ召喚された。 阪神球団では、呉の召喚前日(12月8日)に開いた緊急会議で、推移を注視する方針をいったん固めていた。しかし、召喚直後に呉の代理人と協議した結果、韓国検察庁の正式な判断を待たず同月11日に呉との残留交渉を終了することを正式に発表した。発表に臨んだ阪神球団社長の四藤慶一郎は、その理由として、呉に法律違反が疑われる事態を重く見たことや(呉に代わる抑え候補の選定など)翌2016年の戦力編成を急いでいることを挙げた。 結局、ソウル中央地方裁判所は12月30日に、呉と林を単純賭博罪で略式起訴。2人とも賭博の常習性や暴力団組織の関与が確認できなかったことから、罰金700万ウォン(約73万7,000円)の納付を求める略式命令が出された。この命令を受けて、呉はファンに宛てて反省の意を示した手記を、弁護士経由で公表した。 KBOの賞罰委員会は、呉と林の略式起訴を受けて、2016年1月8日に2人とサムスン球団への懲戒処分を決定。2人がKBO所属の球団と契約した場合には、一・二軍を問わず、当該球団が契約の初年度にレギュラーシーズンの50%を消化するまで出場停止処分を科すことになった。 なお、阪神時代の2年間には、一軍公式戦で通算80セーブを挙げた。この記録は、自身と入れ替わる格好で入団したラファエル・ドリスが2019年4月24日の対DeNA戦(横浜)で更新するまで、阪神の外国人投手としての通算最多セーブ記録になっていた。
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