暴力団組織
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 15:41 UTC 版)
口頭では「カシラ」と言う事が多い。 若頭は一般的に、組織上では組長に次ぐ地位として格別の権限を有する。また、次期組長の最有力候補と看做される場合が多い。かつては代貸という呼称がこの地位に対して用いられる事が多かったが、現在ではあまり見られない。義理事での親分(組長)の名代、他組織との外交、抗争事件の陣頭指揮等を行うため、その職務は激務と言われている。そのため、最終決定権は親分にありつつも、組織の実権をほぼ手中にし舵取りをしているのは若頭であると言っても過言ではない。とりわけ全国最大の暴力団である山口組の若頭人事は組織内外への影響力が大きいため、注目されやすい。このように重要な職務であるため、補佐官として若頭補佐を置く組織も多く、一般的には数名程度任命される。 なお、「若頭」の呼称はもともと関西独自のものであるため、的屋系や関東の組織では若頭に相当する地位に「理事長」や「幹事長」の役職を置く所もある。現在、関東二十日会に所属する組織に若頭の役職はないが、二次団体以降になると使用される組織も多く存在する。
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