阪神間の路線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 15:22 UTC 版)
京浜間と同時に工事が進められていた京阪神地区も順調に建設が進み、明治7年(1874年)5月11日には大阪駅 - 神戸駅間が開通した。ただしこの時は仮開業として扱われ、開業式がおこなわれたのは明治10年(1877年)に京都駅まで延伸した時であった。 阪神間の特徴として、大きな河川を何本も横断している点がある。特に石屋川や芦屋川は天井川となっており、これを渡るには川の下にトンネルを掘る必要があった。日本最初の鉄道トンネルは石屋川トンネルで、お雇い外国人の指導によるレンガ造りであった。芦屋川トンネルは日本最初の複線規格で掘られた。また十三川(新淀川)・神崎川・武庫川には、イギリス人技士ジョン・イングランドが設計しイギリスで製作されたトラス橋が架けられた。明治9年(1876年)には京都駅(当初は、大宮通仮停車場)- 大阪駅間が開通し、京阪神が鉄道で結ばれた。
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